2014年6月15日 (日)

ブログ引っ越しまーす

お久しぶりです。フリップです。暑くなりましたね。毎日とろけちゃいそうですが、ガリガリ君がうまい!

そんな訳でブログを引っ越すことにしました。新しいブログはこちらです!

ツリースリーブログ http://thetreethree.com/

どうぞこれからも宜しくおねがいします。

そうそう、新しいブログはレンタルサーバーを借りてまして、うっかりお金を払い忘れると止まってしまう可能性ありです。そして色々と改良中にデータがぶっ飛んでしまう可能性もあります。連絡がつかねーぞって時はこちらのブログにコメントしていただけると対応します。

あと、今後ともこちらのブログ記事にコメントしていただいてOKです。随時対応します!

そうそう引っ越しの理由ですが、ココログが勝手に張る広告が鬱陶しすぎるからです。すっきりしたブログがいいんだい!あと引っ越したらちょっとはブログ更新する気が起きるかもなーという適当な気分です。

そうだ、これにて吉井フリップという名前もやめます。なんか全国の吉井さんに悪い気がしてたので。これからは……ホセ・カルロスにします。自称メキシコ人の陽気な奴だそうです。

ではではー。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年3月 5日 (水)

4月にケンパーマーの講演会があるんだぜい!

いやー気付けば3月ですね。暖かくなってきた……と思いきや寒っ!早く春になってほしいですね。春になったら居酒屋で若竹煮が食べたい。家でコシアブラのてんぷら食べたい。待ち遠しいなあ。

さてさて、なんと、なんと!今年の4月にケン・パーマーの講演会が開催されるそうです!すごい!なんということでしょう!

===========
ケン・パーマー氏来日記念講演オープンセミナー

日時:平成26年4月26日(土) 13時~17時
場所:大阪府民の森むろいけ園地 I&I LAND アイアイホール
申込締切:平成26年3月31日(月)
参加費:2,000円
===========

主催は関西が誇るアーボリストの小林仁さんが代表を務めるアーボジャパンさんです。小林さんはイギリスが誇るキューガーデンでアーボリストの研修を受けたという凄まじい経歴をお持ちのナイスガイです。

講演会の詳細などもリンク先で確認できるのでチェックしてくださいね。申し込みはFAXかメールだそうです。

実はこの講演会は土曜日なんですが、同じ週の月~金まで講習会も開催されています。ケン・パーマーさんが主催するArborMasterトレーニングコースがなんと日本で受けられるという講習会です。出来杉計画さんが記事にしておられましたので(リンクはこちら)、ご存じのかたもいらっしゃるかと思います。でも……この講習会は残念ながら2月いっぱいで受け付けを終了しています。

でもすごいですよねえ。私が木登り始めたときはネットで調べても情報なんてごくわずかしかなくて(出来杉さんと木挽き屋さんくらい)、リギングを勉強する為にケン・パーマーさんの「The Art and Science of Practical Rigging」のDVDとテキストを買ったもんですよ。DVD見ても英語がさっぱりわからなくて泣いたのを今でもありありと思い出します(でもベラネックさんよりは聞きとりやすい!)。頑張って勉強したもんなあ。

そのケン・パーマーと日本で会えるんですよ。しかも関西で。しかも通訳付き(笑)。行かないなんて選択肢は存在しない!行くしかねえべ!と言う訳で私は参加します。

今回ご紹介したオープンセミナーは参加費2000円と気軽に行けるお値段ですし、ほんとおすすめです。本場のアーボリカルチャーを肌で感じられる絶好の機会だと思います。皆さんもいっしょにいかがでしょうか。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年1月 9日 (木)

Distelのスパー、「Gecko」について調べてみた

今回はDistelのスパー、「Gecko」について書いてみます。

私は今までずっと藤井電工の「FG-2」を使っていまして、そんなに不満もないんですが(下バンドが短くてツェルマットに装着しにくいのは参った)、そろそろちゃんとしたスパーが欲しいなあと考えていました。そして買うならDistelのスパーがいい!だって仕事道具に人一倍こだわりのある友人のハリー君が不満を言わずに使っているから!

そんなこんなでDistelのスパーですが「Gecko」って名称で発売されています。たまーにGeckoとは書いていないお店もあります。ドイツ人のUli Distelさんが開発したそうですよ。ちなみに有名なクライミングヒッチである「ディステル」も考案したのも実はこの人。なんという有能っぷり!

ラインナップが色々ありまして、下記それぞれの組み合わせがあります。でもお店によって取り扱っている種類が限られるので要注意。全種類を揃えてるお店はかなり限られてきます。
素材 : アルミ or カーボンファイバー
ギャフ : アメリカンショート or アメリカンロング or ヨーロピアン
足側のストラップ : ベルクロ or 革バンド

素材
アルミ製とカーボンファイバー(CF)製の2種類。アルミ製だとひとつ1.9kgくらい、CF製だとひとつ1.3kgです。これは片足分の重量なのでペアだと2倍になります。両者で1kgくらいの差がでてきます。アルミ製でも充分軽いですが、CF製のウルトラライトっぷりはすごいですね。

アルミ製はサイズを可変(40㎝~51㎝)できるんですが、CF製はサイズ固定です。Sサイズ(42㎝)から2㎝刻みでM、L、XLまであります。測り方は「靴を履いて、土踏まずから膝までの長さを測ればOK!簡単だね!」って書いてありますが、「ほんまかいな、膝って言うてもどこの部分やねん。アホみたいに高い商品で、しかもこちとら海外通販やから失敗できんのやぞ。」と私なんぞは考えてしまいます。でも軽いですし、CFの何とも言えないカッコよさは超魅力的ですね。

値段はアルミ製がだいたい3~4万円くらい、CF製は4万5千~5万5千円くらいします。アメリカより欧州のほうが安い傾向です。

私もCF製を買おうかと真剣に悩んだんですが、海外BBSにて、「CF製のものはコンクリートや固いものの上を歩いちゃいけないよ」って書いてあるのを発見しました(こちら)。私はスパーをつけたままあちこち歩く癖があるので、今回は泣く泣く見送りました(お金もなかった)。

ギャフ
爪の形にはアメリカンショートとアメリカンロング、そしてヨーロピアンの3種類があります。ロングとヨーロピアンはガード部分がオレンジ色で、ショートは黒色です(アルミ製の場合。CF製はすべて無着色)。基本的にショートを買っておけば間違いないと考えています。爪単体でも売っているので、対応しきれない樹木があればロングを別途購入すればいいかと。

普段からロングを使っている人から「ギャフが刺さりすぎて幹から抜けなくなり、本気で困った」という体験談をよく聞きます。これを個人的に「ギャフ抜けないプロブレム」と呼んでいまして、その状況を思い浮かべるとちょっと笑えますが、レスキューが必要になる可能性もあるかなり危険な状態だとも言えます。

ヨーロピアンは一度試したことあるんですが、個人的に使いにくかったです。爪が横に向いているので、幹と靴の間に隙間ができます。私は爪を刺しつつ、かかとの内側親指の付け根あたりを幹に当ててバランスを取るんですが、靴が幹に当たらないのでふらふらして怖かったです。慣れの問題でしょうけど。

足側(下側)のストラップ
どのモデルでも上側ストラップはベルクロなんですが、下側ストラップはベルクロと革バンドの2種類があります。

ほとんどのお店で革バンドしか取扱いがなく、ベルクロを置いているお店はアメリカ以外で探す必要があります。例えばドイツのFreeWorkerとか、イギリスのClarkForest、オーストラリアのAtraes、などなど。Honeyは品切れ中なのか革バンドしかありません(執筆現在)。

両者でストラップの留め具が違うため、互換性はないそうです。一応Honeyで革バンド用の留め具スペアが売っていますが、交換は結構大変だそうです。

前述の海外BBSによると、「ベルクロはおがくずがつくものの、寒い日でも装着しやすく、ぴったりフィットする。対して革バンドはゆるいかキツイかのどちらかだ」とのこと。おがくずがつくデメリットをどう捉えるか、そして取扱店の少なさが問題ですね。私はベルクロ一択です。

【注文してやったぜ】
そんなこんなで私は「アルミ製、アメリカンショート、ベルクロ」のやつをFreeWorkerで注文中です。手続きが難航しててまだ発送には至ってません。それにしてもCF製が欲しかった……絶対かっこいいですからね、あれ。

そうそう、Geckoの耐荷重は総重量104kgがMAXだそうです(アルミ製もCF製も)。総重量ってのはクライマーの体重+装備一式の重量です。重量級のクライマーの方はお気を付けくださいませ。

余談になりますが、これからスパーを購入予定の方はなるべくスチール製のものは避けたほうがいいかと思います。あれは本気で重いです!アルミ製やカーボンファイバー製、チタン製のものを選ぶと幸せになれます。スチール製選ぶなら藤井電工のFG-2のほうが賢明なような気もします。まあFG-2は「これで樹木に登るなよ!」というありがたい注意書きがありますので、表だってお勧めするのも良くないでしょうけどね。

では今から頑張ってFreeWorkerの担当者とメールしてきまーす。英語ほんとやだ。ドイツ語じゃないだけマシだけど。ではでは。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2014年1月 8日 (水)

わいのハーネス2013

新年明けましておめでとうございます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。年始の忙しさに慌てふためいておいででしょうか。はたまたコタツのなかでミカンを食べておいででしょうか。私は寒さが身に染みるので早く春になってほしいです。

さて、今回は2013年バージョンのハーネスまわりを紹介したいと思います。ぶっちゃけ自分の思い出を残すためです。参考にならないと思いますが、良ければ読んでみてください。ちなみに最低限の装備しか身に着けていない状態です。

Dsc_0473_s

ハーネスはセコイアSRT。ブリッジの長さは30㎝で、リング用にDMMのスイベル「アクシスS」を装着しています。

センターアタッチメントポイントにはWesSpurで買ったステンレス製の8mmデルタリンクを2つ装着。上側のデルタリンクにはペツルのジェーンをつけています。チェストアッセンダーは使うときだけこっちに装着してます。写真は外した状態です。ジェーンも使う時だけ装着にしたいんですけど、8mmのデルタリンクに通すのがすっごい大変なんですよ!20分くらい格闘しないと通せません。

下側のデルタリンクは下降器セット用です。写真にはありませんが、下降器はペツルのRIGを愛用中。これまた写真にはありませんが、チェストハーネスはマウンテンダックスのものを使っています。

ゴム手袋はTOWAの「パワーグラブZERO」。一番使いやすいです。ラブです。

チェンソーパンツはファナーの「グラディエイター・ベンチレーションモデル タイプA」。そろそろ洗い替えが欲しいです。そういや私は作業ズボン(登山用ズボン)の上にチェンソーパンツを履きます。普通は素足orタイツに直穿きらしいですけど、私は重ね着しても違和感ないです。

靴はスカルパの「Darma」。ドイツのFreeworkerで「treetecⅡ」っていう名前で売っています。その他、登山靴(Tecnicaのフルレザー登山靴)とかチェンソーブーツ(アクアフェル)を使うときもあります。

Dsc_0474_s

手鋸はシルキーの「ズバット300」。何故330を使わないのか、自分でも不思議です。深い理由はありません。状況に応じて同じくシルキーの「スゴイ」を使う時もあります。

セコイアのノコギリ取り付け穴に頑丈なキーリングをつけて、コングのマイクロカラビナでノコギリをクリップしています。このカラビナ便利なんですけど、あまり売っていないのがたまに傷。そうそう、ノコギリを足に装着しなくなりました。夏に換気を阻害するので嫌だったんですよね。あとスパーと干渉してめんどくさい。

写真だと全然見えませんが、ポーチの右端の下にペツルのキャリツールLを忍ばせています。遅まきながらキャリツールの便利さがやっとわかりました。主にチェンソーをぶら下げるのに使っています。

後ろDsc_0475_s_2

ポーチはシルバーブルの「Hip Pack Sサイズ」です。この時はエイト環とファーストエイドキットを突っ込んでいたのかな。他にもカメラとかスリングを忍ばせたりします。8月くらいまでハーネスの後左側にセットしてランヤードの余りを収納していたんですが、なんとなく後ろ右側に移動しました。気軽に収納できるってのは何かと便利なんですけど、パック下に隠れるギアループが使いにくくなります。あと大きすぎて鬱陶しいときもあります。ちなみにインシュロック(結束バンド)2本でハーネスに固定しています(写真で白い何かが見えてるでしょ)。まだ切れたことはありません。インシュロック最強便利説を唱えたい。

ポーチにぶらさがっているオレンジ色の物体はホイッスルです。キツネ型のやつ。登山用品店とかレスキュージャパンで売っています。ひもが伸びるタイプのキーホルダーにつけているのでいつでも吹けます。吹いたことないけど。

ジェーンの末端につけたオレンジ色のカラビナも見えていますね。クライミングテクノロジーの「エアリアルレスキュー」っていうカラビナです。スクリューロックですけどね。超軽いんです(たった42g)。2013年モデルはこの色なんですけど、もう売り切れかな。2月くらいになったら2014モデルがイタリアからやってくるそうです。

Dsc_0476_s

ランヤードのロープはサムソンの「Vortex」3m。今まで使ってきた中で一番扱いやすいです。太いロープは正義ですな。うんうん。

アジャスターはARTの「ポジショナー」。いやー便利です!あれこれ使ってきましたがこれが一番しっくりきました。

ランヤード用のカラビナは、先端がDMMの「シャドウ」、アジャスター側はDMMの「ウルトラO」です。どちらもランヤード用と視認しやすいようにシェリルオリジナルの金色モデルにしています。

ランヤード逆側の末端はコングの安全環なしオーバルカラビナ(青色のやつ)。地面を歩くときにランヤードを引きずらないようにセットしているだけで、樹上では外してしまいます。

オーバルカラビナとかぶってわかりにくいですが、ここにもクライミングテクノロジーの「エアリアルレスキュー」が。青色のこれは2012年モデルです。とある登山用品店で投げ売りされていました。もっと買ってくれば良かった……。

腕に隠れて見えませんがこっち側にもキャリツールをつけています。Sサイズ。チェンソーを一時的に確保したいときとか、何やかんやと使用しています。

メインシステムP1070989_s

クライミングロープはニューイングランドロープの「タキオン」。正確にはシェリルの別注モデル「Lava」です。ロープ自体は扱いやすくて助かっていますが、アイ加工するとフリクションセーバーの小リングが通りにくくなってしまい、えらく困っています。地面からのインストールの成功率が格段に下がりました。最初はホースセーバーを使うことでお茶を濁しています。

フリクションシステムはARTの「ロックジャック」!あくまで個人的な意見ですが、一番便利だと思います。スパイダージャックとかZIGZAGなんて目じゃねえぜ。ロックジャッカーがもっと増えたらいいのに。

カラビナはどちらもDMMの「ウルトラO」です。上下を色違いにしています。ロックジャック使うなら色違いにするのをお勧めします。そしてアンカー側には反転防止用にコーナートラップ(赤色のやつ)を仕掛けています。

写真にはありませんが、フリクションセーバーはART「ロープガイド」、リングセーバー、革製のホースセーバー、これらを状況に応じて使い分けています。ロープガイドの使用率が最近高いです。

これまた写真にはありませんが、フットアッセンダーはペツルの「パンタンR」を使っています。前モデル、金色のでかいほうです。

まとめ

まあこんな感じです。ロックジャックを使いだしてからというものの、「もーDdRTでいいじゃん」という気分になっています。それくらい便利です。リムウォーク中に片手でひょいひょいとロープの弛みをとれるのがもう最高!フリクションヒッチもたまに使うとめっちゃ面白いですけどね。

SRTを使うのはほんとたまーに。使ったとしても登攀だけでした。去年はロープレンチとかヒッチハイカーにぴったりの樹木に出会えなかったというのも大きな理由です。

そんなこんなで、参考になるかどうかわかんない記事ですみません。個人的には構成がだいぶ煮詰まってきたなーと感じます。余分な道具をもっと削っていきたいです。

それでは今年も安全でおもろい木登りを!

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2013年12月18日 (水)

バッキンガム「OX BLOCK」が面白そう!

バッキンガム社が最近発売した「OX BLOCK」がなかなか面白そうです。今のところWesSpurSherrillで取り扱っているのを確認しています。

説明書はこちら(pdf)。動画もありまっせー。基本的に電柱屋さんが使うことを想定した装具みたいですね。さすがバッキンガム。

スペックはどうでしょ。説明書から引用すると……

----------
強度 スイベル‐滑車 MBS 4.5kN WLL 1.1kN
    スイベル‐バー MBS 2.7kN WLL 0.68kN

最大ロープ径 5/8インチ (16mm)
重量 950g

減衰効率の平均値 (1/2インチ Duraplex←たぶんサムソンのロープを使用した場合)
一巻き 1:4
二巻き 1:10
-----------

プーリーにカラビナをくっつけたような形をしていまして、右上のボタンを押すとサイドプレートが開くようになっています(ロックエキゾチカのオムニブロックと同じ構造)。で、プーリーを通したロープをカラビナのスパインにくるくると巻きつけて、吊り荷の荷重を減衰します。または、カラビナにプーリーをセットすることで倍力システムの片側として使うこともできます。

まあ動画を見たら一目瞭然なので是非ご覧ください。おおざっぱに言うと「ポータラップXSにプーリーがくっついた」ような感じです。残念ながらOXブロックは衝撃荷重をかけるのはNGでしょうけどね。

ちょっとした枝をクライマーだけで吊り下ろすときに使えそうな気がします。ポータラップXSよりは使いやすいと思いたい。もしくはレスキュー時。レスキューとOXブロックの相性は結構いいと思うんですよね。どうでしょ。要救助者を下降途中で介抱しなくていいなら、使用感として悪くないはず。他にもアイデア次第で面白いことができそう。

あとの問題は値段ですね。確か400ドルくらいします。ちょっと面白そうだなあっていう動機だけで買うには高くて手がでないっす。個人的には200ドルくらいなら真剣に検討していいんだけどなあ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年12月 9日 (月)

Petzlのセコイアがバージョンアップ!

ふと気付けばペツルの2014カタログがダウンロード可能になっていました。こちらからどうぞ!

ざっと見たところ、今年は面白いモノが色々あってワクワクしているんですが、今回の記事は新型セコイアについて(想像力を膨らませながら)勝手にチェックしてみようと思います。

とりあえず新型セコイアの情報はこちらから確認できます。そんでもってペツルの公式動画です。

SEQUOIA [EN] Harnesses for arborists from Petzl professional on Vimeo.

動画を見ると、やっぱフランスだなーって感じがしました。あの国のひとってダブルブリッジで使う習慣が強いイメージがあります。

まあいいや。それでは見ていきましょー。

その1 セコイアスイングがなくなった
無印セコイアとセコイアSRTの二種類のみのラインナップになります。さよならスイング。そのかわりセコイア専用のブランコが新登場します。ブリッジ両端のリングと連結して装着するみたいですね。いいアイデアだと思います。

その2 ブリッジがロープに変更
現行のセコイアのアタッチメントブリッジは細いウェビングスリングを3重くらいに縫製したものだったんですが、新型からロープタイプに変更になりました。現行のものも個人的に悪くなかったんですが、ロープのほうが汎用性が広がるので歓迎です。でもロープ末端の縫製部分が邪魔しそうな気もします。ここはブリッジのスペアを買えば現行のセコイアに換装できるので私もゲットしたいです。

その3 ギアループの形状が変更&背面にファーストエイドキットが装着可
ギアループの形状がちょっと変わりました。新しく縦型のギアループが追加されましたね。更に背面にショックコードでファーストエイドキットが装着できるようになりました!これは嬉しいです。今まで苦労してたんで……。そのかわり、ノコギリ取り付け用穴が無くなったみたいですね。あれ好きだったんだけどなあ。

その4 サイドD環が可動式になった
現行のサイドD環は前を向くだけだったんですが、可動式になりました。ランヤードでポジショニングするときにサイドD環の向きが追従してくれるので楽になると思います。個人的に一番興味のある変更点です。私の初代セコイアSRTはたぶんサイドD環が固定されているせいでぶっこわれましたからね。

その5 ウェストとリングの接続ウェビングがバックル式アジャスタブルになった
現行はデイジーチェーンみたいに連続した3つの接続ポイントがあって、どれかをチョイスするという方式でした。私は真ん中のポイントを使っているんですが、そうするとウェビングの先っぽがリングの内側にきてすごく邪魔だったんです。新型からはそういうことはないですね。でもそしたら今度は余ったウェビングが邪魔そうな気もしています。

その6 ウェスト部分のパッドが進化した
現行のものはパッドはありません。外側の強度で腰のサポートにしている感じです。特に不満はなかったんですが、パッドがついたらもっと楽になるんだろうなあ。どうでもいいですが、パッドの形状がツリーモーションのコンフォータブルパッドによく似ているなあと思いました、はい。

その7 レッグループが左右にずらせるようになった
いまいち利便性がピンとこないんですが、ロープに吊られるときの快適性が増すのかな?

その8 ショルダーストラップが新しく追加(セコイアSRT専用)
ハーネスがずり落ちるのを防止するためのショルダーストラップが新しく発売されます。フルボディーハーネス化するのが目的ではなく、あくまでずり落ち防止用、荷重分散目的でしょう(たぶん)。専用のアタッチメントポイント(後ろ側にふたつ)が必要みたいなので、現行のセコイアSRTには装着できないかもしれません。

その9 ゲート付きリングが遂に購入可能に!
セコイアのブリッジを接続しているゲート付きリングが単体で発売されるようです。いろいろと使えそうな気もしますが、強度がわからないので何とも。これでハーネスの魔改造とかしたらダメですよ!

(まとめ、というか)
今年新発売のAVAOの特徴を受け継ぎつつ、アーボリスト向けに考えられた素敵なハーネスだと思います。個人的には可動式D環とパッドの感触を特に味わってみたいです。発売予定は2014年の2月!まいったなあ。

いやー実は来年早々にツリーモーション買う気まんまんでいたんですよね。でもこれも気になってきたぞ。でもいま使っているセコイアSRTもまだまだ使えるのに、またしてもセコイアSRTを買うのは我ながらちょっといかんぞ。とか言ってるうちにポンドが大暴騰するし、ほんと困ったもんです。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2013年10月 4日 (金)

雑感1004 小ネタいろいろ

その1 PINKラブ
限定色のヒッチクライマー&ウルトラOセットが発売らしいです。なんとピンク!超かわいい!! 欲しい!!! けどヒッチクライマー2つ持っているからもういらねえ(泣)ウルトラOだけ売ってくれないかなあ…。ちなみにラピッドじゃない普通のヒッチクライマーだそうです。ちなみに乳がん啓発キャンペーンのピンクリボンとのコラボです。
http://honeybros.com/Item/DMM_Limited_Edition_Pink_Set
http://www.treestuff.com/store/catalog.asp?item=3619#detail

その2 ついに見つけた!
海外のクライマーとかを見ていると、たまーにハーネスのギアラックにランヤード用のひっかけをつけている人がいます。あれいいなーとずっと思っていたら、ついにTree Stuffで見つけた(只今注文して到着待ち)!ドイツ製らしいから、もしかしたらFreeWorkerでも売っているのかな?
http://www.treestuff.com/store/catalog.asp?category_id=21&item=3543

その3 ついに見つけた!油圧式!!
ついに見つけました、油圧式のクサビ(笑)!いやーこれ欲しいっす。40N(約40kgf)で15トンの吊り上げ力らしいです。すごいなあ、無駄にすごいなあ。チルホールでいいじゃんと思いながらも使ってみたい。でもなー、重量が10kgってのがなあ……。
http://www.grube.de/nordforest-hydraulischer-faellkeil-20-080.html

その4 あああ欲しいなあ
ハスクバーナのT540XPが欲しくて欲しくてたまりません。や、別にT435でもいいや。あー欲しいなあ。今は共立製のハンド(2701T)を使っているんですが、日本製のチェンソーってチェンブレーキが遠いんですよねえ。なもんでブレーキかけるよりエンジン切るほうが手軽になっちゃう。海外製のなら手首を返したらブレーキかかるのに。でもスチールのMS201Tとかハスクの338XPTは左手で握るアルミハンドルの横っ面が真っ直ぐなんですわ。日本製のやつとT540XP,T435は後方に傾斜してるでしょ。わいはこれがいいんですわ!だからハスクジャパンさん、T435かT540XPを売り出しておくれ!
http://www.husqvarna.com/ie/products/professional-chainsaws/t540-xp/
http://www.husqvarna.com/ie/products/professional-chainsaws/t435/

その5 捻るのかあ
ヒッチを結ぶときにロープを捻ってフリクション感を変えるという裏ワザです。私はロックジャッカーなので試す機会があまりないのですが、暇な人は一度やってみてはいかがでしょう。ちなみにどんな不具合があっても私は知りません。
http://www.youtube.com/watch?v=tUaF2FmPAEk

その6 ヒッチハイカーの今後を予測する
ヒッチハイカー、すごくいいです。ベリグッドです。以前ブログで「重さが気になる」と書きましたが、セットしちゃえば気になりません。持ってもそんなに重いとも思いません。そして一番の懸念だった「ヒッチを結ばないといけない」こと。ドッグボーンの両端にフリクションコードをノットで結ぶんですが、これ、慣れると超便利です。だってね、コードにアイを作らなくていいですし、なんといってもコード長を微妙に変えられる!だから自分のスイートスポットを見つけたときの感動はすごいです。ドッグボーンタイプのDdRT用ギアを発売してほしいと切実に願うくらい。だから次バージョンでドッグボーンがなくなることはないと思います。

私が改良してほしいところは……ヒッチハイカーにDdRT用のアタッチメントポイントを作ってほしい!これはヒッチハイカーユーザー全員が感じていると思います。だってあれ、DdRT用ギアとしてもかなり優秀ですから。ほんともったいない。あーもったいない。期待してるぜRopeTekさん!

その7 クラテクのヘルメット
イタリアが誇るクライミングギアメーカー、Climbing Technogy がアーボリスト用ヘルメットを売り出してたんですね(X ARBOR HELMET)。あらかっこいい。おっしゃれー。誰かチャレンジしてみませんか?私はKASKもすごくいいから買い替える気はないですけどね。でもKASKのスーパープラズマはPLになってから妙に臭くなりやすくなった気がする……自分の加齢臭か?
http://www.treestuff.com/store/catalog.asp?category_id=273&item=2140#detail

その8 ヘルメットの匂いのとり方
1、臭くなる前に洗う。これ一番大事。
2、臭くなったらとりあえず洗う。洗わないと話がすすまない。
3、インナーパッドはスチームアイロンをかける。超くさい湯気がたつので、換気推奨。
4、あご紐は強度が関係するのでアイロンNG。殺菌がキモ。夏は庭でとってきたドクダミとヘルメットをビニール袋に密封して放置。これはまじで効きました。ドクダミないなら樟脳でもいけるかと。きこりやっているなら天然樟脳使うよねー。
http://www.hyuganokaori.net/

終わり
ため込んでた面白話を全部使っちゃいました。ひとつひとつのネタでそれぞれ記事を書けば良かったなあ。……ま、まあいいや!それにしても秋はサンマがうまいですなあ。ではではまたー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年10月 1日 (火)

オイラーのベルト理論から、ポータラップの巻き数による摩擦力の増大を考える

なんていう大層なタイトルの記事で久しぶりの更新です。私は力学が超苦手&無知識なのでタイトル倒れになる可能性大ですが、やれるだけやってみましょう!倒れるなら前のめりに倒れてやるぜい!ちょっとくらいイラストいれようと思ったんだけど、めんどくさいから文字の洪水でいくぜい!

リギングでポータラップを使いだすと、「何回巻けばいいんだ?」と悩んだことがある人はたくさんいらっしゃるかと思います。かくいう私もいつも悩みます。

巻き数を増やせば増やすほど、大きい吊り荷を小さい力で保持できることは経験的に理解していただけるかと思います。かといって、びびって増やしすぎてもロープが流れずにロックしちゃって、ロープとアンカーを一気に痛めるのでつらいもんです。最適な巻き数を選ばないといろいろと(安全的にも財布的にも)大変です。

そこで最適な巻き数の検討が理論的にできないものか、というのが今回の主旨ですわ。

【オイラーのベルト理論】
吊り荷をぶらさげたロープを円柱(以下、わかりやすいようにドラムと呼称)に巻き付ける場合、巻き数を増やすと摩擦力が増大して、ロープを掴んでいるAくんはあまり力をいれなくて済みます。A君がロープを保持する力は理論的には計算で導き出せます。

それがオイラーのベルト理論というものでして、式はこんな感じになります。

保持する力=吊り荷の荷重×1/{e^(摩擦係数×ロープがドラムに接触している角度ラジアン}
e=自然対数の底(2.71828182845904…)

【重要なのはたった3つ】
こういう式を見ると体が拒否反応を起こしますよね。私はそうです!みんなもそうでしょ?まあぐっとこらえてください。重要なパラメータはたった3つ。ここが変動すると結果が変わってきます。

・吊り荷の荷重
・摩擦係数
・巻き数

特に重要なのは下のふたつ。上記の数式を見てわかるとおり、摩擦係数と巻き数はeを累乗する数値なので、ここが変動すると、その結果も指数関数的に変わります。

【摩擦係数は滑りやすさの数値だよ。気難しい人だよ】
摩擦係数ってのは、要は「AとBの間でどれだけの摩擦が発生するか?」を数値化したものです。摩擦係数が大きいほど滑りにくいです。そして静摩擦係数と動摩擦係数があります。

ただ、この摩擦係数は非常にやっかいな代物でして、定数のはずなんですけど実際には一定の値をとってくれず、平気で数%~数10%くらいの変動をするそうです。またロープの汚れや濡れ具合、気候によっても変化します。だからいくらベルト理論を用いて計算しても、実験を繰り返さないと机上の空論になっちゃうんですが、それでも、だいたいの傾向を掴む参考になるはずです。

こことかここを参考にして、ナイロンと金属との静摩擦係数は0.3、動摩擦係数は0.25くらいじゃねーかと仮定します。ポリエステルと金属との摩擦係数もだいたい同じはず。リギングロープにコーティングがしてある場合、摩擦係数はもうちょい下がるでしょう。

【巻き数はラジアンという単位に換算するんだよ、ややこしいね】
巻き数はラジアンという単位で計算します。あまり聞き覚えない単位でしょうけど、例えば90度の角度だと1/2πラジアン、180度はπラジアン、360度だと2πラジアンです。πはわかりますよね、円周率(3.14…)です。

ロープを屈折させる場所がたくさんある場合、摩擦係数が一緒ならそれぞれの角度を足した総和を使います。

【ベルト理論に距離は関係ない!】
注意してほしいのは、ベルト理論において巻いた距離は関係ない!ということです。カラビナに1巻きしても、ポータラップのXLサイズに1巻きしても、吊り荷を保持する力は一緒です。あくまでロープとドラムが接触している角度だけが問題になります。

注:ただ、実際には大きい径のものに巻いたほうが絶対に有利です。動的な状況(ポータラップで制動確保するとか)だと、墜落エネルギーは熱エネルギーに変換されます。カラビナでもポータラップでも、そこで発生する熱エネルギーは同じ量になるので、ひと巻きあたりのロープを多くできるドラム径の大きいもののほうが、単位面積当たりの熱が分散して好都合のはずです。放熱性能も向上するはずです。

また、ロープのベンドレシオを考えるといかがでしょうか。間違いなく大きいドラム径のほうが有利です。なもんで、ロワーリングデバイスを購入するときは、なるべく大きい径のものを買うほうがロープに優しいです!

個人的な経験では、ドラムが大きいほどスムーズな制動がしやすい気がします。1巻きあたりのロープを多く使うほど時間的な余裕ができるんだろうか?摩擦係数が安定するんだろうか?勝手な推測なのでよくわかりません。あと本文とは全く関係ない話ですけど、個人的にはポータラップよりGRCSのボラードのほうが使いやすいです。となると…STEINのRCシリーズ最強か?

【ドラム巻きはロープを動きにくくするんだわ。】
そしてもうひとつ注意点があります。ドラム巻きにするとロープは動きにくくなります!吊り荷を保持するにあたってドラム巻きはなんとなく倍力システムのように働きますが、これは「吊り荷の荷重>保持力」の場合にそう感じるだけでして、もし吊り荷を持ち上げる(吊り荷の荷重<保持力)場合、ドラム巻きは抵抗力になります。ドラム巻きにロープを動きやすくする機能は全くありません。(キャプスタンウィンチはロープじゃなくてドラム自体を回転させるので別の話になります。)

【ちょっと計算結果を眺めましょうよ】
それでは実際に計算した結果です。吊り荷を100kgとして、摩擦係数を0.25と仮定した場合、ベルト理論的にはロープをドラムに1巻き(360度)すると約20.7kgの力で保持できます。2巻き(720度)だと約4.3kg、3巻き(1080度)だと約0.9kgの力です。

一覧にしてみると…(摩擦係数0.25と仮定)
1巻き…20.7kgの力で保持できる (1:5)
2巻き…4.3kgの力で保持できる (1:23)
3巻き…0.9kgの力で保持できる (1:111)

巻き数が増えるに従って、摩擦力が一気に増大していく様子がわかると思います。すごいなあ。巻き数を半周分増やすだけでも結構変わってきますね。特に2巻きと3巻きの差が大きいから、2.5巻きとかを積極的に使っていったほうがいいかも?

ちなみに摩擦係数をちょいといじっても結果は大きく変わります。

摩擦係数0.3と仮定した場合…
1巻き…15.1kgの力で保持できる  (1:6.6)
2巻き…2.3kgの力で保持できる (1:43.5)
3巻き…0.35kgの力で保持できる (1:286)

摩擦係数をたった0.05増やしただけで結果がこれほど変わってきます。だから計算結果の数値を覚えてもあまり意味はありません。よくわかっていない人に巻き数による摩擦力の変化をドラマチックに教えるときには有効かもしれませんけどね。

まーなんせ巻き数の変化でどれくらい摩擦力が増大するか、なんとなく感じていただけたと思います。

【100kgの吊り荷に最適な巻き数は?】
100kgの吊り荷を巻きドラムで持つ場合、1巻き(20kg)だと体重をかけないとしんどいような。そして3巻き(1kg)だとロック気味になって保持する手を緩めても落ちてきてくれない可能性があります。2巻き(4kg)、もしくは2.5巻きくらいがちょうどいいかもしれない……とわたしは推測しました。最初はそれくらいでやってみて、適時調整を加えていったらいいんじゃないかな?

【まとめ:机上の空論も使い方を間違えなければ頼もしい味方だよ】
若かりし頃、音響屋を目指して講習を受けていた時代、講師のひとにこんなことを言われました。「間違ってもいいんだけどさ。何となく間違えるんじゃなくて、頭を使って自分で仮説を立ててから間違えた方が絶対いいよ。そうすれば反省できるやろ?」 いやー名言ですな。いまでも心に残っています。

今回の計算結果、しょせん机上の空論ですから狂いはあるでしょうし、その他の力学を考慮する必要があるんでしょうけど、何の見当もなくやっていくより経験値を蓄えやすいはずです。エクセルで計算式をちょいちょいと作ってみて、色々と試してみてください。そして失敗しても許される状況で、理屈と現実の整合をとってみてください。

あと、ロープを引っ張る力と自分の感覚をすり合わせておいた方がいいです。ロープを20kgの力で保持するのがどんな感じなのか、わかりますか?私もまだわかってませんから、これからです。

今回は静的な状況だけを対象にしています。でもポータラップとかのロワーリングデバイスの本領は、動的な状況でロープを流すときに発揮されますよね。これは次回以降に記事にしたいと思います。いやごめんなさい嘘をつきました。たぶんしません(笑)。

最後になりましたが、実はオイラーのベルト理論とポータラップの相性はいまいちだと思います(笑)。ボラードタイプ(STEINのRCシリーズとか)のほうがベルト理論と相性がいいはず。ポータラップみたいなフローティングタイプはその他の力学が絡んでくる隙間が大きいような、そんな気分になっています。

【おまけ:ポータラップの巻き数の数え方はややこしい】
ポータラップは最初のセットアップ時に1巻きしています。これを1巻きに数えるか、ノーカウントでいくか、地上班とクライマーで話を合わせておいたほうがいいです。私は地上班のメンバーが結構ころころ変わるので、この問題に結構気をつかっています。2巻きだと思ってたら3巻きになってしまっている可能性がありまっせ。(そしてその差は非常にでかい)

【おまけその2:あそこのホームページは金字塔だわ。ほんとすごい】
今回の記事を書くにあたって、ぼっちさんのホームページをすごく参考にさせていただきました。紹介するのは2回目かな?リギング作業時の制動確保を理屈的に捉えたい人にとって、これ以上ないくらい勉強になるかと思います。本気ですごいです。こんな素晴らしいテキストを日本語で読める奇跡に感謝感激!ぼっちさん、ありがとうございます!
http://www.k5.dion.ne.jp/~botch/index.html (ふろくに制動確保理論がのっています。その他のテキストも超おすすめ!理論派の人の文章は面白いなあ!)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2013年6月21日 (金)

ツリーチェアって面白そうじゃない??

空梅雨がうってかわって、ここのところ雨が続いていますが、皆さんお元気でしょうか。私は料理作りと資料作りに精を出しております。勝手な願望ですが、できたら週1でコンスタントに雨降ってくれたらいいのになあー。

さてさて、本日調べものをいろいろしていたところ、面白そうなものを発見しました。ツリースタンドっていうのかな?これを見ていただければ一目瞭然だと思います。

http://www.sportsmansguide.com/net/cb/api-crusader-aluminum-deluxe-climber-tree-stand-realtree-ap.aspx?a=992251

ぜひ動画もご覧ください。のぼったろう式やないか!と私は結構笑いました。

私、以前から「木に椅子をくくりつけて、そこで読書とかしたら面白いんじゃね?」と考えていまして、自作しようと思っていたんですよね。まさか既に商品化されているとは!

個人的には上記の椅子はでかすぎるし、クライミングはロープでやるつもりなので、もっと小さいこっちが欲しい。自己確保はDdRTをつけっぱなしにしておいたらいいし。これにサイドテーブルをつけて、珈琲飲みながら樹上を楽しむというのはどうだろう。贅沢なひと時を味わえそう。

http://www.sportsmansguide.com/net/cb/famous-maker-treelax-lounger.aspx?a=969620

これらの椅子はハンティング用らしいですが、この業界もいろいろと流用できて面白そうなモノが転がってそうですね。いやそれはあかんやろ的なモノも転がってそうですけど、それがまた面白い。久々にいい刺激を受けました。道具はやっぱいいですね。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2013年6月 6日 (木)

新型スローウェイト Darbyshire “Throw Pod”

こんばんわ、フリップです。ご無沙汰しております。どうでもいいですけど最近料理に目覚めました。こんなに面白いものだったとは!初心者の私にはクックパッドはまだ早いので、NHKきょうのお料理のサイトにお世話になっております。

というどうでもいい話は置いといて、スローウェイトのニューカマーが現れました。Darbyshire “Throw Pod”です。いまのところ取扱い店はハニーブラザースだけかも(こちら)。 (追記:メールにて「Tree Stuffでも売っているよー」と教えていただきました。情報ありがとうございます!)

ではその雄姿をYouTubeでどうぞー。

いやー、すごく良さそう!細い枝の股をあれだけちゅるちゅる乗り越えてくれたら感動ものですなあ。

形状的には変態ウェイトとして名高い(かどうかは知らないけど)、Rope Armor に似ていますね!もしくはバッキンガムのウェイト(これ)。たぶん投げやすいと思います。

最大の欠点は、お値段が張りすぎることだと思います。ハニー価格で39ポンド(8oz)。昨今の円高のせいで更に手が遠のいちゃいます。あと、クライミングラインを直接取り付けられないのもちょっとやだ。以前に動画で紹介してる方法をやってて、樹上でカラビナに小枝が入っちゃってどうにもならなくなった痛い過去があります。この方法はもういやだ。

ほんといいウェイトだと思いますよ。実は去年に実物を見たことがあるんですが、一緒に見てた友人のハリー君が「あれめっちゃ良さそう!すっげー欲しい」とずっと言ってたくらいですから。(私と違って)本当にいいものを狙い澄ましてゲットするのが得意な彼が言うんだから間違いない!買っていまいちだったとしてもハリー君に文句言ってくださいね。

という感じで、人のせいにしたところで今回はここまでー。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

«ZIGZAG、リコールですたい