前回の記事でもお伝えしたとおり、Sherrill Treeの2012カタログがでました。今回はその内容(主に新製品)をぶらぶらと見ていこう!という趣旨です。(ダウンロード方法などは前回の記事を参考にしてください。)
表紙
いきなりドアップ!腐った木を切ったんでしょうか?木屑に元気がないですよね。ヘルメットはバーテックスの前モデルかーとかどうでもいい事に目がいきます。向こうの人はサングラスタイプの安全メガネが似合っていいですよねー。やっぱ眉毛が隠れないと。メガネに「Free Shipping」や「Silky」のロゴが写り込んでいるのが、実にいやらしいと思いました。写真撮ったのはここの会社の人だそうです(←リンク先、結構面白い!)場所はオーストラリア、シドニー、表紙から次の次のページに書いてあります。
クライミングロープ
新製品が多いように見えて、本当の新製品はSAMSONのVortexだけという。既存ロープの色違いが増えましたね。New England Ropeのエスカレーターは取り扱わないんかな?メトリウスのロープフックがちょっと欲しい気がしたんですが、別にスリングでいいかと思い直しました。まあこれ、あると便利そうですよね。
Snakebiteの下にある新製品、「KMⅢ」はロープアクセス業界・レスキュー業界では定番ロープのひとつでして、個人的にはさして目新しいものじゃありません。んで、これは普通のカーンマントルロープなのでDdRTに使うのは宜しくありません (Snakebite、KMⅢとも)。SRTとかダブルロープフットロック用です。アクセスライン用ってこと。
スプリットテイル
Bee-Lineのブラックモデルが出たんですね。うーん…普通のBee-Lineを使っているとこんな感じに汚れますよね(笑)。もっとどぎつい色にしてくれらたらいいのに。23ページ上にある「Climing Method」のイラスト、いいですねえ。非常にわかりやすい。
フリクションセーバー
ハウススリーブが売り出されましたね。あ、こんな構造になってたんだ。P28のインストール方法も納得(そっか、そこで強く引き込むんか!) この他にも素敵なイラストが多いです。シェリルのカタログは勉強になるなあ。
スローライン
あんまりスローラインって冒険する気になれないんですよね。Zing-itかNeon3(本名:Target Line)で良いような。あ、でもNight Line っていいかも。普通のスローラインは目立ちすぎて、状況によっては残置するのが気まずい場合ありますよね。
ハーネス
新製品はバッキンガム「EDGE」と「PUMA」、New Trive「Pro Gear 2」の3種類っすかね。ハーネスは特に個人的趣味嗜好の範疇が大きいので、あまり言わないでおきます。個人的にはセンターアタッチメントポイントのあるハーネスがもっと出てきて欲しい!最近は特に必要性を感じなくなってきてるんですが、それでも欲しい!
ランヤード
新製品のトイフェルベルガー「CElanyard」(68p)。最近これを愛用しています。色々と遊べるのでめちゃ楽しいです。フリクションコードが痛み出してきたのでスペアが欲しいんですが、緑色のオーシャンポリエステルって売ってないんですよ。と思ってたら…23ページにあった! やったー。
69ページ下のマイクロループ、これ良さそう。と思ったんですけど、私は作業中にランヤードの接続箇所をサイドD環からヒッチクライマーに変えることが多いので(CElanyaedならではの作戦)、やっぱ駄目だわと考え直しました。サイドD環につけっぱなす人なら、これ案外いいかもですよ。
アセンダーとディセンダー
SRT用のアンカースリングが発売(p80)。このリングがいい仕事するんですよねえ。たぶんスリングの接触を嫌がってのことだと考えています。あと、傍にあるイラストが面白い。そこをダブルフィッシャーマンズノットしちゃうのか。色々と突っ込みたい気持ちもありますが、こう書かなきゃしょうがない気持ちも非常によく理解できます。わからないなら頑張って結び目をほどけって事なんでしょう。私もその考え方に賛成です。
あとはロープレンチですね。セッティング例の写真が載っていますが、個人的にロープレンチとV.T.の組み合わせは宜しくない気がしています。登攀時にね、すっぽ抜ける危険性が高い気がするんです。
カラビナ
最近、DMMのウルトラOを使うことが非常に多いです。するとどれも同じ色なので混乱しちゃうんですよね。シェリルには金色のDMMカラビナが売っていまして、そんな理由で欲しいです。イギリスのTreeWorkerにも色違いがあるんですけどね。
新製品は…DMMの「BOA SG」。ゲートってカラビナで一番弱い部分なんですが、そこを強化した製品みたいですね。 あとはRock Exoticaの「Pirate」にワイヤートラップがついたバージョン。トラップの機構がどんな感じなのかが気になります。横滑りに弱そうに見えるんですが。ちなみにロックエキゾチカのカラビナってゲートオープン動作が逆なんですよね(押すんじゃなくて引く)。不思議だわ。
スパー
ここにひっそりと書いてあるブーツ用のドライヤー(p111)。これが結構欲しいです。チェンソーブーツや登山靴って簡単には濡れないんですが、一度濡れると乾きにくいんですよね。これで内部から乾燥させてあげたらすごく良さげ!日本でも売っていないかチェックしてみよっと。
その他
あとはまあ去年と同じか、小物系なので割愛します。p144の「GTM-PRO」(ヘッジトリマーを支える器具)をちょっと使ってみたいんですが、林業屋には宝の持ち腐れかな。その横のページにある「The Mingo® Firewood Marker」も面白そうなので使ってみたいです。
最後に
今年はあまり目玉製品がないように感じました。まあSherrillのカタログを見飽きたってのもあるでしょうけど。それでもちょっとしたイラストとかTipsはやっぱ勉強になりますね。ただTipsを読むならPDFより製本のほうが断然読みやすいです。今回の記事もほとんど写真しか見てないですしね。いちいちPDFで拡大してられないっす(描画が重いし)。10ドル出して買おうっかなー。
カタログを通して感じたんですが、年々木登り業界にもSRTが進出してきていますね。ロープレンチの影響もあるんでしょうか。まあ個人的にはわざわざSRTでやらなくても、DdRTで充分ですけどね。
あと、欧州系ギアメーカーの木登り業界へのアプローチがすごく目立ってきてます。DMMとか、EDELRIDとか。PETZLもそうですよね。その辺の状況を間近に見るなら、欧州系のショップ(ドイツのFreeWorkerとか)を調べるほうが楽しいです。CMCとかSMCなどの米国レスキュー系メーカーがアーボリカルチャー業界に乗り込んできたら、米国ショップを見るのも面白くなるんですけどどうなんでしょ。Sterling社とRock Exotica社は結構ノリノリなんですけどねえ。
さあ次の楽しみはWesSpurのカタログっすね!もうすぐ出ると思うんだけどなー。
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