« ロープ登攀⑥ 吉井フリップ的DdRTの巻 | トップページ | 必要なモノリスト »

2009年12月25日 (金)

クライミングロープについて(4/04追記あり)

1/18追記。ストップの最大使用ロープ径は12mmでした。)

私が持っているクライミングロープはSamson「Velocty」Yale「Blaze」です。左のロープがベロシティー、右がブレイズです。どちらも長さは120feet(約36m)です。150feetにすれば良かったかな?とたまに思いますが、いまのところ何とかなっています。

R0014922_s

両者を比べると…そこまで差を感じません。ブレイズの方が、スルッと滑る感じはするので、ブラインドテストしたらわかると思います。フットロックを使うならベロシティー、メカニカルでいくならどっちでも、って感じでしょうか。

という訳で、特に使い分けはしていないのですが、ベロシティは片方のロープエンドがタイトアイ加工してあるのを購入したので、最近はこちらが主力になってます。これを買う前はロープにアイ加工するのは否定的でした。どうしてもアイのある方ばかり使ってしまって、ロープの疲労度にムラができてしまいそうだからです。でも使ってみると…いやー便利ですね(笑)!アイ加工いいもんです。

R0014923_s

ロープバックも使っていまして、WesSpurのSサイズとSherrillのMサイズロープバック(カモ柄)です。どちらも使い勝手は良いです。ロープをいれるとウェススパーは2/3ほど、シェリルのほうは半分ほど埋まります。この余っているスペースにヘルメットとかをポイポイいれて現場移動しています。

R0014925_s

個人的にはロープバックは必要だと思っています。地面にロープをばらまけていると、どうしても切り落とした枝がからんだりして嫌いです。うっかりロープ踏んじゃいそうになりますし。なによりロープバックを使うと地面がすっきりするから大好きです。


ロープの購入基準について

私がロープを買ううえで重要視しているのはロープ径です。絶対11mmを買うようにしています。何故かというと、ペツルのストップやグリグリの最大使用径が11mmまでだからです。それに軽いですし。(1/18追記すいません、ストップの最大使用ロープ径は12mmでした!!。

こういう道具は使わん!!となればいろいろ選択肢は広がるんですが、11mmのアーボリストロープを探すとほんと少ないんですよね。上記の二つの他にはNewEnglandの「FLY」くらいじゃないでしょうか?

いや、TCJさんの通販サイトに「カメレオンロープ」ってのがありますね。でも、ワーク用として考えると、あの色が気に食いません。ロープには出来るだけ目立ってほしい!  お客さんにもロープの存在がわかりやすいし、作業している人間としてもロープの確認がしやすいですから。視認性に関しては、プロとレクリエーションじゃ目指すものが真逆の立場になるんですかね。レクリエーションでもロープは目立った方が安全だと思うんですが

(10/4/04追記:↑カメレオンロープの実物を見ました。葉っぱの色とはいい感じに溶け込みつつ、樹幹との色とは全く違うので際立ってました。充分目立ちます。あのロープは素適です!)

普通のセミスタティックなら他にもいろいろあります。エーデルリッドの「セーフティースーパー」とか「パワースタティック」とか。でも50m単位でしか売ってません。50mはちょっと長すぎるような…買ってから40mをクライミングロープに、10mをロングランヤードとして使うならいい感じですね。他にもエーデルワイスとかべアールなんかもセミスタティックロープを取り扱っています。

ちなみに、アーボリストロープを製造しているロープメーカーは、ヨット関連発祥のメーカーが多いです。なのでポリエステル素材を使ったロープが多いです。ベロシティーはポリエステル素材を使用しているのがカタログから確認できました。たぶんブレイズもそうだと思います。それに対してエーデルリッドなど、クライミング系が発祥のロープメーカーはナイロン素材をよく使っています。

この素材の差がどういう結果を生むのか、私はまだ知りません。強いていえば、手触りがポリエステル系がつるつる、ナイロン系はさらさら、っていう事くらいしかわかりません。どちらも熱による性能劣化温度は、ほぼ一緒の176℃だそうですサムソンのカタログより)。この辺についてもっと調べたら面白いかもしれませんね。(追記 ロープの素材について調べました。こちらの記事をどうぞ。またロープの構造についてはこちら。)

ロープの選び方は、クライマーそれぞれの考え方や個性があらわれるところなので、安心できる木登り道具ショップで、気に入ったアーボリスト用クライミングロープを買えばそれほど問題ないと思います。まさかホームセンターのクレモナロープとかで木登りしようなんて人はいないでしょうし、リギングロープで木登りしようという人もいないでしょう。クライミングロープには正真正銘まさに命を預けるんですから。


最後にアーボリストロープの大手三社のリンクを張っておきます。
Samson(サムソン) http://www.samsonrope.com/
Yale Codage(イェール) http://www.yalecordage.com/
New England Ropes(ニューイングランドロープhttp://www.neropes.com/

サムソンのカタログは、おもしろいです!写真いっぱいで、登攀システムやリギングシステムの基礎がわかりやすいです。
Home→左カラム一番上Arborist→左カラム中ほどArboristCatarog
 

|

« ロープ登攀⑥ 吉井フリップ的DdRTの巻 | トップページ | 必要なモノリスト »

道具あれこれ」カテゴリの記事

コメント

今回も目に鱗の情報ありがたいです!
私が買ったロープYaleのブルームーンってロープです。径が11.7mmという中途な径ですね(なぜ11.7mmという理由は分かりませんけどね。)フリップさんの11mmを選ぶ理由等をもう少し早く見ておけばとちょと後悔していますcoldsweats02まぁ青色が目立ってかっこいいと思っているので良しとします!
初心者なりに海外のサイトを翻訳しながら色々見ていますが、フリップさんのブログの方が頭に入りやすくて嬉しいです!
これからも色々と参考にさせていただきまーすsign03

投稿: 兼六園 | 2009年12月26日 (土) 14時21分

兼六園さん、どうもっ!

ブルームーンを買われたんですか~。あの11.7mmって競技用なんですかね?Poizon IVYも11.7mmですが、どうも競技用途みたいですし。
Yaleの商品コメントを読む限り、11mmの軽量性と13mmのグリップ感を兼ね合わせるように設計しているみたいですね。
でもあれ、ほんとかっこいいですよね。ロープ径を無視したらBlazeじゃなくて私もブルームーン買います(笑)

ある程度の基礎知識がわかってきたら海外サイトのイラスト見ているだけでも色々な情報が読み取れるようになってきますんで、その足掛かりにここを使っていただければ、と思います。「TreeClimber's Companion」とかのテキストを、どっかが日本語訳して発行してくれたら一番うれしいんですけどねー。

投稿: フリップ | 2009年12月28日 (月) 12時20分

フリップさん。

今更のコメントで恐縮です。
そろそろDdRT用にロープを購入しようかと。
なんせ、手持ちのザイルは固くてブレイクスヒッチが上手くいかないんですわ。

値段を見たらBlazeかな。と考えてますが、TheFlyあたりはどうでしょうか?

ご存じでしたらご教授くださいませ。

投稿: カトさん | 2010年5月16日 (日) 22時03分

カトさんこんばんわー!11mmラインでお考えなんですねー。

極個人的な意見なんですが、私の中では
Velocity>Blaze>>TheFLY  
といった感じです。

ちょっくら理由をあげますと…
VElocity
・こいつとICETale(プルージックコード)の組み合わせが私の体重にぴったりフィット。
・ほどよく手に馴染む。
・タイトアイが笑っちゃうくらい便利。
・何となくサムソン社が好き(笑)。
・値段が高いんだから良い品なんだろうという自己満足。

Blaze
・Velocityと比べると微妙に扱いにくい。(つるつるしてる)
・視認性は抜群。オレンジ色が映えまくります。
・WesSpurでアイ加工の注文欄がないからちょっとめんどくさい。
・タイトアイ加工品を買っておけば良かった…という後悔。

FLY
・WesSpurの画像を見る限りアイが大きそう。
・たぶん私のリングセーバーの小リングは通らないっぽい雰囲気。(フリクションセーバー・プルージックの小リングって隙間がほとんどないんです、Velocityのタイトアイはぎりぎり)
・カーンマントル構造ってのが吉と出るか凶と出るか…

といった感じです。ご覧の通り、特に深い理由はありません(汗)。
上記は末端アイ加工する事を前提とした意見です。
アイ加工をしないなら、これらはそこまで差はないと思っています。

Blazeいいっすよ!決して悪いロープではないです。かわいい奴です。
これは私の勝手な予想ですが、TCJさんで売っているカメレオンロープってBlazeの色違い別注品だと思うんですよね。どちらも同じYale社ですし。
で、そこの商品説明を見ると「FLYよりいいぜ!」っていう感じを醸し出していますしねー。

ちなみにBlazeとVelocityですが、重さの差を感じたことはありません。

投稿: フリップ | 2010年5月17日 (月) 01時04分

フリップさん

早々の返信どうもです。

Velocity「Hot」もしくは、Blazeあたりを候補に考えようかと思います。

ロープマン使いとしては、やはり11mmですよね。

現場が一段落したら、WesSpur買いですね。

投稿: カトさん | 2010年5月17日 (月) 22時18分

いえいえー、何だか参考しにくいコメントだったでしょうが、少しでもお役に立てたなら私としてもうれしい限りです。

うぅそれにしても買い物いいっすねー。おいらもしてえっす(泣)
チェーンソーブーツとか…GRCSとか…MS200Tとか…オスプレーのザックとか…。物欲止まらないですsun

投稿: フリップ | 2010年5月17日 (月) 22時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1257204/32737373

この記事へのトラックバック一覧です: クライミングロープについて(4/04追記あり):

« ロープ登攀⑥ 吉井フリップ的DdRTの巻 | トップページ | 必要なモノリスト »