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2010年1月11日 (月)

スラックテンダーの話

皆さん、あけましておめでとうございます!新年早々インフルエンザに罹ってしまい、更新が遅くなりました。インフルエンザってしんどいもんですねー。タミフル様のおかげで元気になりましたので、今年一発目の更新です。

今回はスラックテンダーの話です。

とはいえ、スラックテンダー。特に語る事もないです。しかもあまり語る自信がありません。世のクライマー達はもっと効率の良いスラックテンダー技術を知っている気がしてならないのです。独学の限界です。

基本的な話をしたいと思います。

まずはこの写真を見てください。いたって普通の登攀システムです。スプリットテイルでブレイクスヒッチを作成しています。で、オレンジ色のプーリーが見えますよね?これがスラックテンダー用のマイクロプーリーになります。このプーリーでブレイクスヒッチを押し上げる訳です。

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R0015012_s

プーリーより下のロープをぐいっと前方方向に押すと…こうなります。おわかりいただけるでしょうか?ブレイクスヒッチのアッパーコイルにプーリーがあたっています。この状態だとロープをいくらでもたぐる事が可能になります。プーリーがブレイクスヒッチのストッパーの役割をします。

R0015009_s

これがスラックテンダーです!つまりプーリーでフリクションノットを動かしちゃおうっていう事です。

これの利点は片手でロープをたぐれるっていう点です。もしスラックテンダーがない場合、両手を使わないとロープはたぐれません。

あと器材の引き上げ時に、ヒッチとプーリー間のロープを地面に垂らして、そのロープに器材を結んでもらうと楽チンです。簡易的に2倍力システムになりますし、グラウンドワーカーにロープをたぐってもらう事が可能です。

欠点もあります。このセッティングだと、ロープを前方に押さないとスラックテンダーが働きません。シビアなリムウォークを行っている時に、これが結構なデメリットになります。(この問題を回避する方法は色々ありますが)

あと、前にも言った通り、スラックが大発生します。例えば上記の写真ですとブレイクスヒッチのラインがたるんでいますよね。この弛みがスラックです。もしこの状態で手を離すとズルッと体が倒れて、結構な恐怖を味わえるでしょう。


さて、このスラック問題を解決する為の方法はこれです。ワーキングエンド側にロープクランプを設置して、そこからプーリーを装着するんです。(スラックテンダーと関係ない話ですが、写真ではブレイクスヒッチのストッパーノットを作っていません。が、絶対作るように!!)

R0015016_s

今回初めて実験しましたが、これ滅茶苦茶扱いにくかったです(笑)。

相当なチカラで引きこまないとブレイクスヒッチが動いてくれません。単純にブレイクスを効かせすぎていただけかもわかりませんが(今回、11㎜ロープに13㎜のスプリットテイルを使用した)

あと、通常のスラックテンダーみたいにロープを前方に押した場合、全くスラックテンダーの役割を果たしません。ロープがグニャってなるだけでした。

とりあえず今回のセッティングでは、リムウォークには使えないという印象を受けました。

登攀だと、フットアッセンダーに立ちこむと同時にスラックテンダーが働き、オートマチックな登攀が可能でした。今回はそれほど登攀の実験はできなかったので、また実験したら報告します。

とか何とかいいながら、あまり興味がないのも事実です。ヒッチクライマー使いにはあまり関係ないんですよね、この手のスラックテンダーって…

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