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2010年1月28日 (木)

フリクションセーバーいろいろ(4/24追記あり)

(4/24追記:この記事を書いた当時から考えが変わってきたので記述を結構変えました。特にハウススリープ。かなり使い勝手がいいんじゃね?と思い始めています。)

--元記事ここから‐‐
前回にお伝えした通り、今回はいろいろなフリクションセーバーを見ていきます。

ちなみにフリクションセーバーですが、ツリーセーバーと言ったり、カンビウム・セーバー(cambium saver)と言ったりします。カンビウムとは樹木の形成層の事です。もしセーバーを使わないとかなりの傷を負わせてしまいます。ツリークライミング時には必ず使用するようにすべきです。

・ホースタイプリンク
上記リンク先の製品はレザーでできたタイプ。海外の通販サイトではこれをCambium Saverとよく言っています。私も持っていますが使った事がありません(汗)。導入方法は簡単です。TCJさんの通販サイト「過去のグッズ」内の[レザーフリクションセーバー]のイメージ2で確認できます。

こいつの欠点はフリクションが効きまく事。たぶんナチュラルクロッチと大して変わらないでしょう。

アウトドアショップKさんで売っているハウススリープタイプもあります。こちらの方がレザータイプより間違いなく使いやすいと思います。SRTのトップアンカーにフリクションセーバーを導入するならハウススリーブが一番簡単で便利です。

・2リングタイプリンク
私が普段フリクションセーバーって書くのはこれの事です。リングセーバーとも言います。

スリングの両端に大小のリングがついています。回収時は「大リングは通るけど小リングは通らない」ようにロープ末端を細工します。ロープにノットを作るなりスクリューリンクをかますなどして、うまい事回収する訳です。私はボールタイプ(こちら)を前に買いました。正直なところホームセンターのスクリューリンクで充分いけます。

バッキンガムのリングセーバーにはリング部の素材がアルミ製とスチール製の2種があります。実際のところ私は違いがよくわかっていません。バッキンガムによるとアルミの方が放熱性と軽量性を備えていて、スチール製は強度があるらしいです。私が持っているのはアルミ製です。

TCJさんのとこで売っているアスピリン社のやつはスリングが柔らかい素材でできている上に大リングを小リングが通るのでなかなか使い勝手が良さそうです。

遠隔導入方法は前回お伝えした通り「Tree Climber's Companion」にのってます。ペツルの「ツリースビー」の取扱説明書にも書いてあるのでよかったら見てください(こちらpdf)。バッキンガムのサイトにも説明がありますがちょいわかりにくいです。(Friction Saver Guide pdf)。

個人的にこの手のフリクションセーバーは、「フリクションセーバー・プルージック」も一緒に導入した方が良いと思います。これはフリクションセーバーの長さを可変できるようにするものです。幹にぴったり巻きやすくなって非常に便利です。当ブログでも紹介しています(こちら)。

私がお勧めするのはシェリルのこれ。はじめからプルージック付きでお値打ち価格です。バッキンガムの方がスリングがしっかりしてそうで安心感ありますが、結構いい値段になっちゃうのがネックです。

フリクションはそれほど感じません。間違いなくナチュラルクロッチより楽です。

・ART 「Rope Guide」リンク
我が愛しのロープガイド。ARTのサイト内紹介ページはこちら。当ブログのこちらの記事でも紹介しています。アジャスタブルフリクションセーバーにプーリーがついて、更にショックアブソーバー付というファンキーなやつです。

アジャスターから伸びている二本のスリングがありますよね。プーリーがついている短い方がメインで、プーリーを大リングの中に通して使用します。ロープはそのプーリーと長い方のスリングの先についているローラーみたいな金具を通します。

長い方のスリングはショックアブソーバーになってまして、万が一の墜落時にも衝撃荷重を軽減してくれます。この機能がついているフリクションセーバーはロープガイドくらいしかしりません。

また金具はフリクションセーバーの小リングと同じ要領で回収時に使用します。とは言え、なんだかとてもややこしいようですが。「プーリーが大リングをうまく抜けてくれるのか?」と疑問です。その為、ARTでは「ダブル・スナッパー」を一緒に使用したら撤収が楽でおススメだよーと言っていますが、これはこれでよくわからない。ARTの製品は実際に触ってみないとわからない事が多いです。

フリクションはプーリーのおかげで大幅に低減します。また本体スリングも3mあるうえにアジャスターがついているので、「頭上の枝にこれをひっかけてから目の前でDdRTを組み、その後アジャスターを動かせば…」楽しいことができそうです。

ただし遠隔導入は不可能です。一度樹上に登ってセットする必要があります。これをどう見るか…難しいところです。

・バッキンガム 「BuckBlocks」リンク
シェリルではMagblock って名前ですね。バッキンガムの本家ページはこちら。バッキンガムにしては気合の入った説明書pdfもどうぞ。ちなみにリギング用のものもあります。

これって要はスリング+プーリー2個です。付加要素としてふたつのプーリーがマグネットでくっつくようになっています。しかしながら値段を考えると私なら間違いなくロープガイドを買うよなぁと考えてしまい調べる気になりません(汗)。たぶんこのマグネットがいい味を出すんでしょうね。…ん?リギング用はもしかするとすごく便利かもしれませんよ、これ!

フリクションは大幅に低減するでしょうし、また撤収方法も普通のフリクションセーバーと同じなのでそこにも価値を見出せます。決して悪いものではないです。

【最後に】
だいたい普通に購入できるのはこの4種類だと思います。2リングタイプが一番選択肢が豊富でしょう。

何にせよ、DdRTで木登りをするなら何かしらのフリクションセーバーは必須です。少なくともハウススリーブはギアバッグに入れておくようにしましょう。

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