« 雑感 4/01 | トップページ | スローラインのコツを探る »

2010年4月 6日 (火)

さらにRIGをちょっと使ってみた

昨日から関西の某県某市にて特殊伐採をしているのですが、その現場でRIGを使っています。

使い心地は今のところ最高です。もうSTOPには戻れないですね。下降はスムーズ、ハンドル操作だけでハードロック可能、ヨーヨーシステムも快適、と三拍子揃った逸品だと感じました。

【本日の写真収穫】
さてさて、それではちょっくら写真をみてください。(注:RIGを通過したラインが通過する前のラインの後ろを通っちゃっていますが、実際はその前を通します。)

これがハードロックモードです。ハンドルが5時方向を向いていますよね。この状態だと完全に下降をストップします。登攀方向にもロープは流れません。
R0016032_s

で、ハンドルを起こして1時方向にするとビレイモード。この状態でもSTOPみたいにずるずる下降していくことはありませんでした。で、ヨーヨーシステムで登攀する場合はこのモードで行うことになります。ロープの繰り上げ感覚はSTOPと違って非常にスムーズです。グリグリと同程度かより快適なんじゃないでしょうか。
R0016033_s

【干渉問題(そんなに気にする事じゃないです)】
ここで少し問題なのが、このハンドルとヨーヨーシステムのプーリーがちょっくら干渉するんですね。なんか狭苦しく感じるのがおわかりいただけるでしょうか。
R0016031_s

とか言っておきながらの話なんですが、昨日試した時は干渉が非常に気になったんですが、今日は全然気になりませんでした。昨日はリボルバー(プーリー付カラビナ。RIGの上に見える銀色のカラビナ)の位置がなんだか一日中おかしかったので、そのせいだったのかもしれません。

この干渉問題はあまり気にしないでいいと思います。

【SRTの可能性】
この現場はSRTばっかりで作業することに挑戦しているのですが、普通にできています。リムウォークも可能です。しかしながら、シビアなリムウォークになるとやはりDdRTの方がいいかなと感じました。

というのもDdRT(というかフリクションヒッチ)は片手で操作できるっていう強みがあります。

リムウォークの場合、片手で枝をつかみながらヒッチを下げていく(ラインを延長する)必要がでる場合があります。例えば斜め上方向に伸びた枝をリムウォークする場合とか。その時にフリクションヒッチだと簡単に操作が可能です。

しかしRIGの場合、ロープを持つ右腕とハンドル操作をする左腕で両手を使ってしまうので、枝を持ちながら操作する事は不可能なんですよね。(ロープを持たなければやれない事はないですが、非常に危険です。使用方法から思いっきり逸脱した行為になります。)

ただ、驚天動地のすごいアイデアでこの問題さえクリアできればもうDdRTをする必要がなくなるんじゃないかな?と思います。メカニカルな器材である以上、片手操作を可能にする事は安全面において非常に難しいでしょうが…。

|

« 雑感 4/01 | トップページ | スローラインのコツを探る »

道具あれこれ」カテゴリの記事

コメント

投稿: 通りすがり | 2010年4月 7日 (水) 09時16分

あと、SRTの進化系でDdRTに一番近いのを見つけたので貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=XyXwrXgN0qw

投稿: 通りすがり | 2010年4月 7日 (水) 12時48分

通りすがりさんこんにちは!

これは面白いですねー!ハンドアッセンダーの代わりにシャントを用いているんですね。英語が何を言っているか私にはわからないんですが、これ、もしかしてランニングエンド側のロープを手で持つ代わりにシャントがブロックしてくれている感じなんですかね?もしそうだとしたら…これは!!!!!もしそうでなくてもアッセンダーの代わりにシャントを用いるっていう考えは非常にいい事ですね。早速シャント買って実験してみます!

二つ目の動画もめちゃめちゃ面白いですね!DdRT(と書いてくださりありがとうございます)の考えをSRTに取り入れたって感じでしょうか。この発想は私には全くなかったです。自分とエイト環+リボルバーの間のみDdRTにしてクライミングヒッチ(おそらくV.T.)を使用可能にしているって事なんでしょうか?実際にやってみないと動画を見ただけでは理解しきれませんでした。
でも、最初のフットロック登攀時はV.T.のみでぶらさがっていますよね。これは許されない事だと思っているんですが、クライミングヒッチをそのままSRTに採用する危険って結局どうなんでしょね?その辺もまだよくわかっていません。

何はともあれ、どちらもひじょーに面白いテクニックですね!教えていただき本当に本当にありがとうございます!

お聞きしたいんですが、この前安全帯について貴重な情報をくださった方と同じ方でしょうか?

投稿: フリップ | 2010年4月 7日 (水) 18時54分

 そうですよ。<安全帯^^

 SRTだと自重によりクライミングヒッチが締りすぎるので、フィギア8+リボルバーで緩和させていますね。その事により、SRT上をクライミングヒッチでコントロール出来ているんだと思います。
 MovieはVTの様に見えますがdistelでも可能かと思います。また、このシステムは改良が必要らしいので何らかの欠点が存在するのかもしれませんが、SRT至上主義の方が生み出したものみたいです。その方曰く、DdRTは過去の技術であり、今後はSRTがメインストリームに変わって行くだろうと。ボトムアンカーにしてもレスキューに適しているとの事で。

 まぁ、僕はバランスが大切だと考えています。

投稿: 通りすがり | 2010年4月 7日 (水) 20時23分

おおう、そうでしたか!安全帯の時もそして今回も、いつも素敵な情報をありがとうございます!教えていただいたアイデアで当分楽しく妄想できそうです(笑)

そうですか、やはりまだこのシステムは完成形ではないんですねー。個人的にはエイト環とリボルバーの連携部分が気持ち悪く感じるので、このまま現場で使う気はおきないです。が、非常に可能性を感じます。シャントの方もさっき注文しちゃいました。

私としては登攀の容易さ、リダイレクトの効きやすさ等がSRTの醍醐味だと思っています。DdRTのフリクションヒッチ主義が正直信じきれないっていうのもあります。でもSRTのボトムアンカー式はラインを無防備にさらけ出している感じがして、これまた苦手なんですよねー。

完璧なシステムなんてないのだから個人個人が安全で信頼できるシステムをそれぞれ選択・構築し、その長所短所を吟味していくべきなんでしょうね。

いやーやっぱりツリークライミングは面白いっすね!

投稿: フリップ | 2010年4月 7日 (水) 21時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1257204/34109340

この記事へのトラックバック一覧です: さらにRIGをちょっと使ってみた:

« 雑感 4/01 | トップページ | スローラインのコツを探る »