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2010年7月 9日 (金)

雑感0709:HSEについて、などなど

いやー暑い日が続きますね。おかげさまで私は毎日ノックダウン状態です。仕事して家に帰って風呂入ってビール飲んでバタンキューです。

ところで、イギリス安全労働省(HSE)のサイトを見たことがあるでしょうか?
HSE→http://www.hse.gov.uk/

ここ、凄い情報の宝庫ですよ。凄まじすぎてどこから手をつけるべきか迷います。とりあえず、右上の検索フォームで「arboriculture」と入力してみたり、左中下あたりのインダストリーのプルダウンメニューで「Tree Work」を選択してみてください。わんさか資料がでてきます。事故例とかもあります。貴重ですよね。

今私が気になっているのは、リギングの基本をまとめたこちらの資料。良い事が書いてあるのは間違いないのですが、なんと370ページもあります。ある意味恐怖です。
http://www.hse.gov.uk/research/rrhtm/rr668.htm

とりあえず、私は絶賛夏バテ中なので英語と格闘する元気がありません(汗)。前回記事のプルージックコードのアイスプライス問題や、パオロさん(Paolo Bavaresco)が書いたクライミングヒッチの強度テスト資料などなど、「しっかり調べたいけど英語が邪魔する」系の資料が溜まってきております。ハーネスが「馬具」と翻訳されるたびにやる気が減少していきます。英語の文章がコンマで延々続くと頭痛がしてきます。

そういやパオロさんはこの強度テストの結果として「摩擦熱が加わると耐熱高性能コードはメインロープに熱を伝える。コードは大丈夫でもメインロープが溶解する事がわかった」みたいな事をどこかのBBSで言っていたような?(この情報はほんとにうろ覚えなので絶対信用しないでください。)うーんやっぱり気になる。頑張ろうと思います。

他にも書きたい記事がわんさかとありますが、のんびりとお待ちいただけると幸いです。カラビナの事とか、SRTとDdRTの違いとか、セコイアSRTの素晴らしさとか…このブログを始めた当初は「すぐにネタ切れするんじゃね?」と思っていましたが、いやー何とかなるもんですね。うれしい事です。

あと、コメントやメールをくださる方、いつも本当にありがとうございます。最近自分の書いたコメントを見て「なんてアホっぽいんだ…」と驚愕したので、今後コメントを書く時のノリを変えます!とりあえずビックリマークの乱用を止めるところからスタートする所存であります。クールにいってみようと思います。たぶん無理です。

そうそう、先日WesSpurでお買いものをしたんですが、商品が足りていない&違うものが届く、ということがありました。メールで連絡したら丁寧な対応をしてくれて、すぐに送ってくれました(もちろん送料無料)。こういう事態が絶対イヤな方は注意してください。私としては、新人がはいって、そいつがポカをやらかしているのかなー?などと勝手な想像を膨らませて楽しめたので問題なしです。英文考えるのがちょい面倒でしたが。

そんな感じです。最後にカナダの災害事故防止の啓発CMの動画でもリンクしておきます。ショッキングな内容ですが、事態の大小はあってもよくある事です。そして恐ろしいです。私は死にたくないですし、ケガもしたくないです。

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雑感」カテゴリの記事

コメント

フリップさん、今回は随分とまた内省モードで(sad)・・・と思ってたら、最後はやはりいつものフリップさんらしいブログに落ち着いたんで、何故か安心したりしますたwink
 英語はやはり苦手ですよね。 それも私の年代になると難しい話しは日本語でだって苦手にcatfaceなってきたりしてます。
 これまでに勉強したツモリでいたアーボマスターやベラネックさんのDVDも、この頃の梅雨模様の退屈しのぎに振り返って観察し直してみると 気がついていなかった点を改めて発見したり、批判とまでは行かないまでも微妙なモノがアタマをもたげてきたりすることがあります。
 ケーススタディってのは、そうしたムラっとしたものが現実の形となって現れてきた話なんでしょうね、きっと。

 今回紹介していただいた記事の分量、以前でき杉さんのブログで知った無節材生産についての論文(森林総研の竹内さんの博士論文)114ページ! のサンバイ、さんばい、三倍!の量なんですね(gawk) いやぁ 参ったっす。

 こういう資料に挑戦するってのは流石、若い方のエネルギーって事ですね。 こういう言い方をしておいてナンですけど、もし読み合わせされるんでしたら、私も混ぜてくださいませんか。
 なんせまだ人生折り返して4年、右膝靭帯はもうアキラメですけれど、まだまだ毎週ヤマで遊んでいますんで結構現役っぽい意見を吐けるかも bleah

投稿: 月光仮免 | 2010年7月11日 (日) 17時18分

月光仮免さん、どもです!

いやー夏バテに加えて、久し振りに記事を書くと思うように筆が進まなかったので、えいやっと書いたらこんなのになっちゃいました(笑)。

いい資料って読み返すたびに新しい発見があって楽しいですよね。かく言う私はあのDVD達のヒアリングが全くできません。内容の1/10もわかってない気がしてすごく悔しいです。せめて英語字幕があれば…!

リギング資料はたぶん1年がかりくらいの作業になるかと思います。370ページ…「え、ほんとにやるの?!」とわが事ながらドキドキしますね-。こないだのヒッチ資料(たった4ページ)の翻訳でも一週間くらいかかったんで(汗)。内容の理解もさることながら、理解できても日本語にしにくい英文特有の文章があるから困るんですよねー。

内容チェックの申し出、ありがとうございます。ほんと助かります。ある程度の文章量ができたらお送りしたいと思います。…いつになるか我ながら見当がつきませんが(汗)。気長にお付き合いいただけるとありがたいです。どうぞ宜しくお願い致します!

(…今回ちょっとクールっぽくコメントを書けた気がします(笑))

投稿: フリップ | 2010年7月12日 (月) 23時28分

いやぁ~面白い資料ですね、これってhappy01
 ざっと斜め読みしてみたんですが、アーボマスターの訓練資料と同シェリルツリー協調ソフト(RiggingSoftwarev1)資料、それにアーボリカルチャ必須の支障木アセスメント評価が一体になったような内容に用具の一覧が添付されている感じでしたっす。

 ただ、前にも言ったかと思うんですが、肝心のロープ屋さんが必ずしも十分なデータを提供できていない(ヒステリシス特性なども)という現実があるんで 細かい数式などを使った理論的なアプローチには限界を感じもしますね catface

 基本的にこの資料の知識を踏まえてリギングソフトで検討して作業ができればと思うんですが、実務ではチェックリスト一つ満足にチェックしている時間が無い・・・って所があるように思います。
 しかし、こういう知識が普及すれば、労災認定などでこの種のチェックリストがちゃんと運用できていたか などという外部検証が行われ思わぬ方面から作業現場が変わってゆくかもしれません。 まあ、作業単価がちゃんと評価されないとそれも侭ならないことではありますが。

 pdfファイルは適当に分割して内容をhtmlに書き出し、オンライン辞書を働かせたブラウザで読んでいけば大分楽になるって、知ってますよね happy02

投稿: 月光仮免 | 2010年7月13日 (火) 20時53分

ね、これ面白いですよねー!リギングの基礎知識がすごく丁寧に書いてある気がしています。かなりの大作ですよね。アメリカと比べてイギリスの方がこういったテキスト資料が大量にあるような。
アメリカから遅れて普及した分、研究(?)が盛んなのかなーと勝手に考えたりしています。テキストですべてがわかるとは到底思えませんが、個人的には有難いです。

今後日本国内においてツリーワークの安全作業指針ができた場合、この資料の内容を知っておくと対応しやすいと思うんですよね。「自分のスタイルに変なクセがつく前に、スタンダードに慣れておこう」みたいに考えています。

pdfの内容をhtmlに書きだす…そ、そんな方法があったのか…!今までテキストファイルにしてから一文ずつコピペしてやっていました。すんごく面倒だったんですよね(汗)。
ありがとうございます。この方法、早速いただきます!

投稿: フリップ | 2010年7月14日 (水) 18時05分

フリップさん、夏バテはいかがですか?
月光仮面さん、初めまして。
上伊那のヨシミです。どうぞよろしく!

このHSEの資料、随分と充実していますね(驚)。
手元にある資料と重複している部分も沢山ありましたが、体系化してこれほどまでにひとまとめにしてあるものは初めてです。

Tree Inspectionのなかの腐朽診断法などについては、日本の街路樹診断協会から詳しいテキストや資料が出されていますので、参考にされると良いかと思います。
また、アーバーマスタートレーニングと同社の提携会社であるサムソン社が協同して、ロープの破断テストをした内容は、確かサムソンのHPでも紹介されていました。またリギングシステムに関する資料はアーボリストニュースなどで紹介されたものが多く、イギリスで紹介されている資料ですが、そのほとんどがアメリカで発表されたものだと思います。
なお、ロープの強度テスト等の内容に関しては、各メーカーのHPで結構紹介している場合がありますので、ご確認されると良いと思います。

私がアメリカで受講したアーバーマスタートレーニングの研修会の中では、ノットやヒッチによるロープの強度低下に関しては、約40%程度の低減としてとらえるように指導を受けました。また、ダイナミックローディングに関しては、計算上の数字よりも高めに換算して、システムデザインするように言われた覚えがあります。基本的には、リギングはスタティックリギングを推奨しており、私もこの方法が一番安全でクールだと思っています。

今回の資料全てを翻訳するつもりはありませんが、重要だと思われる部分については、私の方でも精力的に訳していこうと思っています。情報交換をさせていただければ幸甚です!

投稿: ヨシミ | 2010年7月14日 (水) 23時04分

ヨシミさん、ちはーっす!長雨のおかげで体調は何とかなりましたが、財布が夏バテになりそうです。

アーボリストニュースって確かISAの機関誌ですよね?言われてみればそんな気がすごくしてきました。HSEが太っ腹すぎるんですかねー。ここに書いてある情報を知っておけば、理論的な基礎はわかるんじゃないかと考えています。他の資料を探る手間が省きたいだけなんですが(笑)。この資料を私のリギング作業感の基盤にしたいと考えています。

街路樹診断協会が出版しているマテック博士の本は数冊持っています。マテック博士のシリーズはほんと素晴らしいと思います。シュトゥプシの大ファンになっちゃいました。

他にも色々と情報をありがとうございます!私は英文を読んでいても重要な点がピンとわからないので、1ページ目からやっていくと思います(汗)。訳文がある程度できたら、ヨシミさんにも読み合わせをお願いできればと思います。どうぞ宜しくお願い致します!

投稿: フリップ | 2010年7月15日 (木) 21時41分

ヨシミさん、初めましてです(happy01
 私の場合はいつも細かいところは樹種ごとにリギングソフトに依存してロープが耐えられる荷重(径x切り出し長)を判定しています。
 まあ自分の脳味噌では、初めての現場で精緻な数式を駆使するのは無理(crying)ってことを自覚しているワケですが。

 最初のころ幾度か、切り出す大枝の重心点の予測に失敗することがありました。 実際は予測に失敗しても別ロープでバランスを回復できるようにセットしておいたワケですが、意外と先荷重になっていることに驚いた記憶があります。

 ようやく安物の1トン用クレーンスケールを入手したので、処理が終った短幹を再度吊り上げて重さを確認し直すことも良い勉強になってきていると感じます。

 いい歳こいてまだ色々ジタバタやってますが、どうやったら楽で安全な作業が可能になるかという工夫につないでいきたいと思っています。
 フリップさんは技術的にレスキューから入ったとのことで視点が斬新ですね。
 勉強の仲間に入れていただければ幸甚この上なし です。
 よろしく~ lovely

投稿: 月光仮免 | 2010年7月16日 (金) 06時55分

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