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2010年8月 8日 (日)

ブランメル・スプライス(0811追記あり)

全くもってスプライスの事はよくわかってないんですが、今回は「Brummel Splice」(以下:ブランメル・スプライス)についてちょろっと書いてみようと思います。

【ブランメル・スプライスはこれだ!】
まずは実例を出します。このコードはウェススパーで購入したテネックスのプルージックコードです。リギングの倍力システムに導入してやろうと考えて購入したもの。これがブランメル・スプライスです。
Dsc00787_s

アイの拡大写真。
Dsc00785_s

よくわからんでしょうから、アイの折り返し部分から色を変えてみました。これなら何となくイメージがつかめるかと思います。うりゃっ!
Dsc00785_s2

横から見た図。わかりやすいなー(自画自賛)。
Dsc00786_s2

【簡単な構造の解説】
黄色い側は青い側の内部に吸い込まれています。ここまで見た上でニューイングランドさんのサイトにある「How to ブランメル・スプライス」(リンク)を読むと、だいたいの構造は掴めると思います。

【色々種類があるらしい…】
ネットで色々検索してみると、一言でブランメル・スプライスと言っても種類があるらしいです。ロックとアンロック、メビウス・ブランメルとかマクドナルド・ブランメルとか。

残念ながら私にはさっぱりわかりません。でも上写真やニューイングランドで取り上げられている方法が、一番有名且つベターな方法みたいです。ヨットマンがよく使うみたいで、そちら系のサイトがばんばんヒットします。

【強度は?】
強度は非常にあるらしいです強度低下は少ないです。そしてスプライス方法も簡単。これだけ聞くとすげー!と思いますが、天の邪鬼な私はどこかに弱点があるはずだと信じて疑いません。でもスプライスの事はわからないので、実際どうなのかよくわかりません。たぶん、ホロウブレイドじゃないと編めないんかなー?という気がしています。

強度の話はTreeToolsのブログで取り上げられています。これはロッキング・ブランメルvsタイプ1・スプライスの強度比較の実験結果です。(こちら)。はたまた、Tree Worldのこちらのスレッドも参考になるかもです(こちら)。

【何が言いたいかといいますと…】
さっきから「わからんわからん」と逃げ回っておりますが、結局私が何を言いたいか。

上記「TreeWorld」のリンク先スレッドをご覧になりましたでしょうか。そうです、ウェススパーで買えるウルトラテック(コア剥き出しのやつ)はブランメル・スプライスがされているらしいのです!えーほんとにー?や、さすがに外皮を剥いて確かめる勇気は私にはないので勘弁して下さい(汗)。でもまあ本当なんでしょう。たぶん。

つまり、「コア剥き出しのアイはブランメル・スプライスでつくられている」と言いたいのです。

【次回予告】
で、TreeToolsのこちらの記事をご覧ください(リンク)。「コア剥き出しアイのコードは結局どうなの?」という話題について、Treetoolsさんの意見が書かれています。

この記事内容について次回書きたいと思います。(この記事内容は既に「なんちゃって」翻訳済みですので、もし翻訳文を一足先に読んでみたいと言う方はメールにてご連絡ください。でも翻訳があってるかどうかは定かではありません。)


【補足】
私は今のところ自分でスプライスをする気は全くありません。だって…もしスプライスに失敗してたら大損害です。人が死ぬか、保全対象物が壊れるか。あれは素人が簡単に手を出すもんじゃないですよ。スプライスに熟練した経験者に見てもらいながらしっかりと練習すべきだと、独学じゃ到底無理だなーと思う次第です。なんとなく、でやったら泣きを見る事間違いなしです。

大丈夫!スプライスができなくてもリギングは可能です!必須技能ではないと思います。お金はぶっ飛んでいきますけど、買える安心は買ったらいいじゃありませんか。
…でもスプライスをマスターしたらロープ長を自分で決められるので、自由度が飛躍的にあがりますけどね(泣)。テネックスくらい練習しよっかなー…ルーピースリングが大量にほしいんですよねぇ。

【追記:0811】
当記事について、非常に有用かつ貴重なコメントをたくさんいただいております。感謝感激です。是非、コメント欄をご覧ください。私の意見も、この記事を書いた当初より変化があります。

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基礎きそ ノット・ヒッチ」カテゴリの記事

コメント

フリップさん、お久しぶりです。上伊那のヨシミです。
しばらく見ないうちに、随分と豊富な話題を提供されていますね。すばらしい。尊敬の念に堪えません。ところでRR668の翻訳進んでいますか?私の方は読む方だけはだいたい終わりました。
さて、今回もまたアイスプライスの話題ですね。ブランメルスプライスは非常に簡単でかつ強度低減(strength loss)が少ないので、お手頃スプライスといえます。スプライス歴5年の私としましては、まさしくこの方法はお手の物。
スプライスはロープ構造によって、それぞれ最適の方法があり、ロープメーカーからその適合方法がロープ毎に紹介されています。
ブランメルスプライスはフリップさんがご指摘するようにホローブレイド用のスプライスです。ホローと言えばテンネックスですね。
ウルトラテックやビーライン、HRC等は全てダブルブレイド構造ですが、コア(芯)はホローブレイドと同じ12ストランドホローブレイドですから、ブランメルスプライスによってスプライスしています(確認済み)。何故かウェスパーではオーシャンだけがclass1。
TreeToolsのブログにもあるようにclass1スプライスは非常に手間がかかります。また、柔軟性が無くなりフリクションヒッチに影響が出ることは先回のコメントでもご紹介しています。販売用として用いるにも、コストパフォーマンスを考えれば自ずとブランメルの方が効率的と言えるでしょう。
アイスプライスの利点は、強度低減がノットに比べ格段に低いことです。私は独学でスプライスを習得しましたが、確かな知識と熟練を必要としますので、甚だ勝手な言い分ですが、素人が安易にスプライス加工をしない方が良いと考えています。フリップさんの言うように買える安全は買う方が安いでしょう。
…まずい!コメントが長くなり過ぎました。スミマセン!ではまた。

投稿: ヨシミ | 2010年8月 8日 (日) 21時16分

おはようございます、フリップさん、ヨシミさん。
  私が知っている範囲のスプライシングって、せいぜい頑張ってブライアン・トスさんのDVDまでですから余り偉そうな事は言えないんですが・・・
 んー、今回の記事についてはちょっと意見が別れてしまうみたいですね。

 無論、こういう話には必ず大きな前提が附くもんだろうと思います。

 通常(?)のカウヒッチ用(アンカー設定用)ルーピーやフーピーについてなら、私はしっかりとスプライスの研修をしておいて自分の状況に応じたギア作成が出来るようになっておく必要性は高いように思います。
 最初は製品を購入して思い切り荷重をかけてアイの抜け出しの程度を確認し、自作のアイで同じ事をやって同じような結果が得られるようになったら その後は状況に応じたギアの作成を自分でやるほうがいいんぢゃないかな? って私は思ってたりします。

 荷重条件にも依りますが、やたらに痛みが激しいスリングですから手軽に自作できないと財政上厳しくなってしまうし(--;


 これに対し、フリップさんが今回取り上げたオートブレーキ用とかフレンチ用のプルーシックコードなど、カラビナと組み合わせる目的のコードでのアイにはそもそも疑問がついて回ります。
  自作でアイを小さく作るって、かなり難しいテクだってことに気がつくと思いますが、実際に市販されているこの種のコードではアイがきつすぎてビナを通すのに苦労することもあるのではないかと思います。

 アイをつかってビナ付けするというのは良いことばかりではなくて、固定された輪(アイ)径とビナ径の間に余裕がありすぎると、組上げたシステムに緩みが出てきて不安定になりかねない。 だからアイでなくてフィッシャーマンで締上げて使うような方法がベターだと思う というGFベラネックさんのDVD解説もありますね。

 ホローブレードのアイスプライスでは基本の2回編み+末端托し込みから3回編みこみ(末端抜け出し抑制効果狙い)などの遊びを通してテネックスの特性を肌で感じるという過程も よい訓練になるんぢゃないかと思ったりします。

 ヨシミさん、すでにアレ読み切りとのこと、流石ですね。
どんな所に新鮮味があったか、よければ話を聞かせてくださいませんか。
 私のほうはこの連日の暑さで精神までぐんにゃりとしてしまってました。 還暦のころまではそれほど感じていなかったんですが、最近になって突然にガックリし始まってます。
 周りに迷惑を架けないよう、特に慎重にしなければ と自ら戒めることしきりです。

投稿: 月光仮免 | 2010年8月 9日 (月) 05時32分

ヨシミさん、月光仮免さん、ちはーっす!非常に内容の濃いコメントをいただき、ほんと感謝感激しています。

結局のところ、私がスプライス恐怖症なのは「ギアを自作する事になる」点なんですよね。スプライスに失敗している事に気付かずアイがすっぽ抜けたらドエライ事になります。この恐怖感。

この恐怖感を理解できない方はスプライスをすべき段階ではないですし、恐怖感に苛まれる私のような方には「や、スプライスは必須技能ではないです。お金でなんとかなります!」と伝えたい訳です。

そして恐怖感を涙を流しながら乗り越えた先にある魅惑のパラダイスが自作スプライスなんだと思うんですよねー。

ヨシミさんの「安易に手をだすべきではない」という意見、月光仮免さんの「スプライスを研修すべき」という意見、どちらの意見も心底納得できるんです。うむむ。

…あ、今更わかっちゃいました。私の言いたい事はこれです。

「リギング用スリングのスプライスは練習した方がいい。財布にも優しいし、非常に有効的。でも確実な技術が伴うまではその自作スリングを実際の現場で絶対使わない。自作スプライスのリスクは非常に高い。強度実験と練習を延々繰り返すべき。」

「プルージックコードやクライミングロープのスプライスは手を出さないのも作戦のうち。テネックスよりも修行の道は遠く険しい。剱岳も真っ青なくらい。」

うん、こんな感じです。何が何でもスプライスは怖い!ではなく、練習と実戦使用の間にある深い谷を意識する事にします。こうやって書くと我ながら「よーし雨の日にテネックスの練習くらいはしてみよう!」という気になってきました。

ヨシミさんのおっしゃるとおりブランメルスプライスは「強度が高い」んではなく「強度低下が少ない」ですね。あとで本文を訂正しようと思います。WesSpurだとオーシャンだけはclass1との事、すごくいい事を聞きました(笑)。
例のPDFはまだ全く手をつけられていません。最近やっとヒッチ強度のPDFを翻訳し終えて、盆明けまでは英語を見たくないです(泣)。

月光仮免さん、今年の暑さは間違いなく異常ですよねー。私もこないだ危うく熱中症にかかる寸前までいきました。お互い無理せずいきましょう!

投稿: フリップ | 2010年8月 9日 (月) 22時04分

フリップさん、月光仮面さん、こんばんは。
お二人とも今年の夏の暑さにバテ気味のようですね。体調を崩さないようお気を付けください。

スプライスを自身ですべきか否か。私個人の意見としては是ですね。もちろんこれはみんなができるようになれば良いということではありません。スプライスの構造や仕様を良く理解し、根気よく着実に仕上げられる人であれば問題ないということです。
フリップさんの恐怖感も十分に理解できますが、私はノットとスプライスを比べれば、よっぽどノットの方が恐ろしく感じます。これはノットによる強度低減が半端ではないことを実体験として経験しているからです。スプライスは寸法さえ正確に守っていれば、構造上、例え中途半端に仕上がっていても、完全に抜けてしまうことは先ずあり得ないと思っています。そういった意味からもノットに比べればずっと安心です。ただし、これも私個人の感覚と意見ですから、あしからず。
RR668にも紹介されていましたが、ブロックやポータラップの結束にカウヒッチやティンバーヒッチを用いるよりも、フーピーやルーピーを用いる方が強度低減が少ないとしています。市販品は結構な値段がしますし、長さなどが自由にならないことを考慮すれば、自分で作成できれば経済的なだけでなく、非常に好都合だと思います。
スプライスの中には非常に複雑なものもありますが、ブランメルスプライスのようにとても簡単に作成できるものもあります。確実にできる方法はマスターし、できないものは購入していく。それで良いのではないでしょうか。
なお、私は身内には、クライミングやリギングのイロハも理解していない内からスプライスをしたがるのは、歩けない赤ん坊がランニングシューズを欲しがるものだと揶揄しています。

月光仮面さん。RR668の中で「おーっ!」と思うほど新鮮な内容はありませんでした。ほとんどが知っている内容であったこともありますが、豊富な内容であっても、「そんなこと知らなかった」、と思う部分はありませんでした。ただ他に類を見ないほど充実した資料ですから、価値は十分あると思います。是非日本にも日本の実情に合わせた安全指針や基準を、こうした資料として広く公表して欲しいと熱望します。

なかなかクライミングメソッドや安全、装具について議論する場がありませんので、こうした議論はとても有意義に感じます。このような場を提供してくれるフリップさんには本当に感謝しています。どうもありがとう!これからもよろしくお願いします。

投稿: ヨシミ | 2010年8月10日 (火) 22時50分

月光仮免さん。スミマセン。失礼いたしました。
仮免を仮面と表記しています。お許しください。
フリップさん、コメントの表記訂正、お許しを!

投稿: ヨシミ | 2010年8月10日 (火) 22時54分

フリップさん、ヨシミさん、月光仮免さん、私も話に参加してもいいですか? 
私はスプライス派です。
そんな派閥はありませんが...始めはもの凄く不安で自分で作ったものを信用できませんでした。しかし自分に合った長さを自作する事で、格段に使い勝手や操作性が良くなりもうやめられません。
信用の出来なさは、見方を変えるとノットのドレッシングと一緒だと思います。
形骸的に縛り方を理解してもノットはドレッシングが出来ていないと機能しませんし、スプライシングもまた然りで、ドレッシングできていれば強度低下の分スプライスに軍配が上がるように思っています。
以前にノットで作るアンカーとノーノットアンカーを比較して
某DVD等で信じられない程いい加減なドレッシングのノットで登っている方がよっぽど怖いです。
末端セール?で短いロープを手に入れたり、廃棄するロープを使ってトレーニングを繰り返していますが、なかなか納得出来ないし、同じ種類のロープでもロットによってなんか不安があったりと、モノには出来てません。
なのでスプライスサイコーって思いながら、このブランメルスプライスやテンネクスでルーピーなどホローブレード以外は未だ自分自身を信用できていません...。

投稿: satoc | 2010年8月11日 (水) 12時09分

ヨシミさん、丁重なご挨拶ありがとうございます。
 成功事例ばかりがアタリマエになるにつれ、ついつい慢心しがち・・・な軽薄人間であることを自覚して、いつも新米でベーシックで仮免の時代の自分を思い出せ という意味で仮免を名乗っています coldsweats01 上には上が居る。 フリップさんのブログを介してヨシミさんと会話ができるようになり、実に光栄です。

 satocさん、子供達に樹を好きになってもらう事から始めたいという気持ちを込めて色々な団体が色々な樹のぼりイベントを開催していますね。
 同じ木登り仲間のなかでもsatocさんのブログに溢れている自然観にはとりわけ大きな敬意を払って拝見しています。
 これからもあちこちでお目にかかれるものと期待していますが、よろしくお願いします。

 んでもって、ですね・・・

 ダブルブレードのアイ・スプライスを幾本も作りましてその度に1kGの玄翁で仕上げのアイ締め上げバンチング(?)をし続けた結果・・・ 住宅地でのスプライシングってのはかなり近所迷惑だったcryingことにハタ!と気がつきました。
 去年あたりからはちょっと自粛モード(coldsweats01)に入ってるんですが、この年末あたりからまたメートル径級のシラカシの除伐が入りそうなので うまくいけばスプリットテールやらの準備をすることになるかも。
 仕舞い込んだ指貫の親玉の、帆針を親指の付け根で押し込む手袋をまたひっぱりだして・・・ 懲りないオトコの編み物note 楽しい秋になりそうですlovely

フリップさんの熱意溢れるブログで実力のある皆様と接点をもつ事ができそうです。
 フリップさん。 本当に有難う。
 おっと、オイラのブログもそろそろ更新しないとsweat01

投稿: 月光仮免 | 2010年8月11日 (水) 17時52分

皆さんこんちはー!
ううう、やっぱり自作スリングは使い勝手がいいですか…。そりゃそうですよね(笑)。

これはスプライス未経験である私の意見なんですが、リギング用スリングはノットよりもスプライスで間違いないでしょう。出来る限り強度低下を抑えたいですし。

しかし、フリクションヒッチやクライミングラインにアイを作りたい場合はノットもいいのでは?と思うんです。
クライミングラインにおいて、パオロさんの実験によればそのノット部がシステム内の最弱ポイントになりますが、カラビナ以上の強度を誇る場合が多いです。
フリクションヒッチにおいては、コードの柔軟性を維持するという点で支持できます。また前述のパオロさんの実験においても強度的に充分許容できる結果をだしています。

じゃあどっちを選ぶかとなれば、ぶっちゃけ私もスプライスを選びます。書いておいてこんな事言うのもなんですが、パオロさんの実験がどうも確信できないんですよね(汗)。この実験結果をどのように捉えるか、かなり頭を悩ませているところです。
(コメントを読まれている皆様におかれましては、「こんな意見もあるよ」程度にお読みください。ノットと比較してスプライスの方が強度低下が少ないのは、間違いなく事実です。)

ヨシミさん、あの資料にカウヒッチよりルーピーのほうが強度低下が少ないって記載があるんですか!てっきりカウヒッチやティンバーヒッチの方が強度低下は少ないと思っていたのでびっくりです。俄然、資料の翻訳にやる気が出てきました。

satocさん、確かにノットもTDS次第で信用性が変わりますね。うっかりこの事を失念しておりました。ありがとうございます。私もロープの端切れセールを活用してスプライスの練習していきまっす!

月光仮免さん、お名前にそんな意味があったとは知りませんでした。私も初心を忘れずに作業していこうと思います。慣れてくると、「なんとかなるっしょ」とアクマが囁くのが聞こえてくるんです(涙)。メートル級のシラカシっすか!うちの地方じゃメートル超えの樹木自体が極少数なので、そういった樹木が存在することが羨ましいです。巨木って見てるだけでホッとします。

投稿: フリップ | 2010年8月11日 (水) 18時30分

>このコードはウェススパーで購入したテネックスのプルージックコードです。

画像から察するとMERRILL'S TREE GEAR,IIc品で、コードはTenex-TECを使っている様ですね。
スプライスは、Locked Brummell Splicingの様で、これなら構造的にすっぽ抜ける事も無いでしょうし、安心ですね。
Tenex-TECによるE2Eコードを使ってみた感想は如何でしょうか?他の高機能コード品と比べると耐熱性は劣りますが、その点を考慮して使えば問題なさそうだけど。

ちまたには、Tenexで作られたE2Eコードもあるみたですね。
私はTenex-TECとTenexの用途分けがイマイチ理解できていません。「リギングのスリングにも使われてるぜ」っていう売り文句の通り、Tenex-TECの方が若干耐荷重性あるのは分かりますが、あの構造違いから、他に何か特徴の差異(長所・短所)は有るのでしょうかね。

投稿: S | 2011年2月 8日 (火) 20時32分

>Sさん
またまたこんちはー!

Tenex-Tecのコードですが、実はあれ、クライミング用途ではなくてリギング用に購入したんです。フィドルブロックをこれで留めてやろうと考えていまして。
しかし肝心のフィドルブロックをまだ購入していないので、コードは新品のままでギアバックに眠っていまして(泣)。
お役に立てず申し訳ないです。
ちなみに何故私がこれをクライミング用途に使わないかと言いますと、道具フェチのハートをくすぐらないからってだけです。
Tenex-TecのE2Eコードでクライミングヒッチを刻んでいる知り合いもいますし、私も耐熱性に留意さえすれば別に問題ないと思っています。


>ちまたには、Tenexで作られたE2Eコードもあるみたいですね。

調べてみたんですが、Sherrillで売っているのは単なるTenexのコードですね。
http://www.sherrilltree.com/Professional-Gear/Spliced-Rope-Tails/Split-Tail-HollowBraid-1331
http://www.sherrilltree.com/Professional-Gear/Spliced-Rope-Tails/Eye-Eye-Prusik-Cord_2
でもこれは、シェリルで取り扱っている10mmのTenexが元々シングルタイプだから、ってのが理由な気もします。

TenexとTenex-Tecの違いですが、私もいまいちよくわかっていません。ってかTenex-Tecしか買った事がないです。
サムソンのサイトで両者の特徴を見比べたんですが、要はリギング系にはTenex-Tecを使っとけって事なのかなーという感触を受けました。単純にTenexはTenex-Tecの安価バージョンって事なのかもですね。
詳しくはきちんと調べてから記事にしたいと思います!い、いつになるやら明言できませんが(汗) 

投稿: フリップ | 2011年2月 8日 (火) 22時08分

>Tenex-TecのE2Eコードでクライミングヒッチを刻んでいる知り合いもいますし

おお、実績有りですか。また何か分かれば教えて下さい。

>単純にTenexはTenex-Tecの安価バージョンって事なのかもですね。

その通りかもしれませんね。両者で多少の使用感の違いは有るにせよ、Tenex-Tec選択で良いのかも。

投稿: S | 2011年2月 9日 (水) 00時45分

>両者で多少の使用感の違いは有るにせよ、Tenex-Tec選択で良いのかも。

ええ、恐らくそういう事でいいんだと思っています。サムソンのカテゴリー内でも、Tenexはリギングアクセサリーの項目ですしねー。
強度的なものも含めて、ロープとしての信頼性はTenex-Tecの方が全面的に高い印象を受けますし、わざわざTenexを使うメリットってないような気がします。
シェリルが3/8inch径のみTenexを売っているのは、「そもそも3/8inchのリギングラインなんてアクセサリー的な使用にしか使えないし、それなら安価な方を売ろう」って事なのかなーと考えています。

投稿: フリップ | 2011年2月10日 (木) 19時37分

ん~ 略語が氾濫すると会話がオタクっぽくなってきそうで心配なんですがaries
 Tenex は12本のストランドがそれぞれ単独の縒り芯で構成されているのに対し、Tenex-TECはその名のとおり(Two Ended Carrier)2本の縒り芯コードを1ストランドとして12本のホローブレードに組んだものですね。
 私は作業中によく樹上のカウヒッチにギャフを蹴り込むことがあるんで、少しでもリスクを分散させる意味でTenex-TEC万能と思ってますが、ここのコメントをみてちょっと心配になってきたので catface とりあえず問い合わせメールを入れてみました。
 きっと答える人によって理由とか意見とかが分かれるんぢゃないかと思ってますが smile

投稿: 月光仮免 | 2011年2月18日 (金) 14時05分

をっと、また忘れてました。

 以前、アイステールで作ったプルーシックをワイヤコアのランヤードにつかっていたんですが、プルーシックがへばり付くという使い勝手で往生したことも思い出しました。

 シェリルの"Tenex"プルーシックコード、確かに滑らせるときには使いやすいかも知れないですが・・・スカスカのホローブレードをグリズリーで?? 似ているけれど違うものぢゃないの?なんてずっと見過ごしてました。
いやぁ 勉強ってするもんですね sweat01

投稿: 月光仮免 | 2011年2月18日 (金) 14時19分

>月光仮免さん

こんちはー!
私もTenex-TEC万能派です。でもわざわざTenexを発売しているんだから何らかの意味があるには違いない、と思いつつもその理由が販売価格くらいしか思いつかなくて困っています。
もし宜しければ、メールの返信が来たらその内容をちょろっと教えていただけるとすっごい嬉しいです!

IceTailがへばりつくんですかー!私のはツルッツルすぎて困るくらいです。同じコードでも制動性が真逆ですねー。私のIceはグリズリースプライスなんで、その違いが関係しているんですかね。

>スカスカのホローブレードをグリズリーで??
あああっ!……そう言えばそうですね。感覚的な話ですが、確かにあんなスカスカなロープを縫製処理するってイマイチ不気味なような。同じくホローブレイドのIceTailグリズリーを使うのがちょっと怖くなってきました(汗)。 

投稿: フリップ | 2011年2月18日 (金) 20時45分

こんばんは。Tenex-TECではなくTenexをプルージックに使うのは、耐摩耗性を考慮していると想像します。
Tenexの方が単ストランドの直径が大きいので、
磨耗度合いに対して強度低下の割合が比較的少ないのでは?と思います。

投稿: だん | 2011年2月18日 (金) 23時17分

あはっ だんさん相変わらず鋭いっすね。
 返答はそのとおりでした。

 ここはフリップさんのブログだけれど、お邪魔ついでに返事をUpしちゃうね。

----
Yoshiaki -

Tenex TEC and plain Tenex are two different ropes with different breaking strengths and weights. While both have 12 strands, the TEC version has two bundles of fibers per strand, whereas the plain version has only 1 bundle per strand. This makes the TEC version stronger, heavier, and much easier to splice because it is more tightly woven on the surface. If you look closely at these pictures, you will see the difference:
Tenex: http://www.samsonrope.com/index.cfm?rope=174
Tenex TEC: http://www.samsonrope.com/index.cfm?rope=173

Feel free to call or write me if you have any more questions.

Sean Tait
Wesspur Tree Equipment

なんか編み上げもきつく絞めてあるんですね。
 いやぁ知らんかったです。

投稿: 月光仮免 | 2011年2月19日 (土) 05時06分

>だんさん

おおおー耐摩耗性!なるほど納得です!サムソンHPのTenexの説明文に「•Perfect material for arborist eye and eye tails 」ってあるのはそういう事かー。E2Eコードとして使用するならTenexでも充分な強度を誇りますし、できるだけ耐摩耗性がある方がいいですし。
Tenexの使い道はE2Eコード、Tenex-TECの使い道は高強度を必要とするリギング用スリングっていう風に考えていけば色々と納得できそうです。そうなると、シェリルは良く考えてるなー。

これで両者の違いがすごく見えてきました。ありがとうございます!

投稿: フリップ | 2011年2月19日 (土) 19時40分

>月光仮免さん

ぬはー!返信内容を教えていただきありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!

>Tenex TEC and plain Tenex are two different ropes with different breaking strengths and weights.

しょっぱなから頭を強く打たれた気分です。two different ropes ってのにビクッとしました。
私は心のどこかで「しょせん同じようなロープだろー」と思っていたみたいで、これを読んでやっと頭のモヤがすっきりしました。
編み上げがきついってのも初耳でした。一概には言えない色々な違いがあるもんですね。

いやー、ロープひとつにしても深いもんですね。木登り知識、知れば知るほど謎が広がる印象です。


投稿: フリップ | 2011年2月19日 (土) 20時04分

皆さん、こんにちは

>サムソンHPのTenexの説明文に「Perfect material for arborist eye and eye tails 」ってある

なんだかスッキリしないのは、Samsonのカタログ(Arborist_Catalog.pdf)のp17「TENEX ROPE TOOLS」には、
professional arborists have found Tenex-TEC to be the perfect product for producing these rope tools.
とあり、Eye and Eye Tail(E2Eコード)も紹介されているんですよね。ん~think


月光仮免さん、メール問い合わせ、ありがとうございます。happy01
あの構造により、Tenex-TECの方が、強くて、重くて、スプライスし易い(表面がよりタイトに編まれている為)・・・・なるほど。
タイトに編まれているのは、ストランドを2本に分けている影響で、限られた空間内に納める為にそうしてるのかなぁ、と勝手に推測してみたり。

あの構造違いから生まれる特性差については気になる所です。
ストランドが細くなるので、より柔らかくなるのかな。表面が滑らかになり、よりグリップ力が良くなるのかな。と考えてみたり。耐磨耗性については、ん~think

だんさんのおっしゃった「Tenexの方が単ストランドの直径が大きいので、磨耗度合いに対して強度低下の割合が比較的少ないのでは?」には、おーなるほど、と思いました。happy01


Tenex-TECの方が耐荷重が大きいですよね。あれは、重いから、つまり、材料を多く使っているからだと推測してます。もちろん、他の要因もあるんでしょうけど。
Tenex-TECとTenexの、重量比と耐荷重比の間には相関が有る様に感じます。(対数的な?)
他条件が同じなら、Tenex-TECの方が材料が多く使われている分、耐久性は出るのでは?
また、Tenex-TECの方が構造上、表面がより平滑になるため、面圧が小さくなり、耐摩耗性も優れるのでは?
とも思ってみたり。ん~、小さい頭では良く分からないです。typhoonshock
この辺の疑問は、実際に試験し、結果が出ないと収まらないのかも。


IceTailなどの様なホローブレードロープを使ったEye and Eye Tail(E2Eコード)製品は、空中のままですか?
例えば、Samsonのスプライシング情報(Eye_and_Eye_Tail_Splice.pdf)では、ストランドの半分量を潜り込ませ、ダブルブレード的にしてますよね。ま、その影響でTenex-TEC(3/8in)の場合は出来上がりの太さが12mmぐらいになってしまいますが。


>いやー、ロープひとつにしても深いもんですね。

私も知れば知る程、つくづくそう思います。「ロープは生もの、生き物」と思うぐらいに。
一般的なロープまで範囲を広げての話しですが、素材とその品質、縒り度合、編み方とその具合によって特性は千差万別ですし、見た目がよく似てても別物だったり。それに、使った状況により状態がどんどん変化していくし。
特にシビアな状況下でロープを使うなら「製品選択と使用管理はしっかりと」と今まで以上に感じてます。

投稿: S | 2011年2月20日 (日) 18時52分

>Sさん

こんちはー。返信が遅くなってすみません(汗)。あれから色々と考えたんですが、個人的な結論としてはこんな感じで考えています。

リギング用途…TEC一択
フリクションコード用途…Tenex(Plain)は緩く、TECは堅く締まる。どちらが好みかはクライマー次第

私はTenex-TECしか使った事ないですし、フリクションコードとして使った事もないので、推測の域を出ませんが、たぶんこんな感じじゃないでしょうか。

TECの方がキャリア単位の径が小さい分、高密度になるはずです。そして変形もしやすいはずです。このおかげで高強度になりますし接地面積も増大する。
フリクションコードとして使用した場合、接地面積の多さから摩擦力が増え、「しぶい」ヒッチになるような気がします。(TECの方が柔らかいのでは?ってご意見、私も賛成です。これも摩擦力の増大に寄与すると思います。) 
耐摩耗性に関しては「比較しても仕方ないし、あまり気にする事ではない」という考えになりました。それよりも摩擦力の増大っていう点が重要ではないかと思います。

まあ、実験してみないとわかんないですね(汗)。以上の意見はあくまで推測です。あれやこれやと考え出すときりがなくて、私も頭が沸騰しそうになります(笑)。

ホローブレイドをスプライスすると通常中空にはならないはずです。ただ、私のIcetailさんはシェリルのグリズリースプライス製(縫製スプライス)なので、ロープ同士を全く編み込んでいないんです。だから内部は中空のままですし、ロープ径が太くなる事もありません。私はグリズリースプライスの3/8inchコードを見ると、「ほっそー!!大丈夫かいなー!!」っていつも思います(笑)。

投稿: フリップ | 2011年2月27日 (日) 19時17分

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