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2010年10月 7日 (木)

スゴイ改

【スゴイは凄過ぎて怖い】
ツリーワークをする時、ノコギリはシルキー「スゴイ360mm」を使用しています。

Dsc00473_s

で、ふと思ったんですが、私はいつも35cmバーのチェーンソーを使って仕事をしているんですが、スゴイってこれより刃渡り長いんですよね。もちろん比較できるようなもんではないんですが。

まあ兎に角「スゴイ」の刃渡りは長いです。持ち運び的には個人的に問題なしなんです。困るのがこれしか樹上に持って上がっていない場合、目の前の邪魔な小枝を切る時にもいちいちスゴイを使わなきゃいけない事。

スゴイを使っておられる方ならわかってもらえるかもと思うのですが、この状況って結構つらいものがあります。もちろん切れない事はないんですが、あまりにスゴイが長すぎるんで刃の取り回しに苦労します。

言うならですね、密集した雑木林で80cmバーの大排気量チェーンソーを使って直径5cmくらいの木を切る感じ??…なんだかよくわからない例えになってしまいました。要はなんでも適材適所ってもんがあるだろって事です。

他にもわんさかと樹に巻いているツルを細々と丁寧に切っていく場合、ロープが近接しているので繊細な注意が必要な場合などなど、スゴイだけしか持っていないとちょっと苦しい場面がよくあります。こういう状況はほんとに多いです。

【サブ鋸は必要でしょう】
そんな訳で、樹上にスゴイを持ってあがるならば、別途サブ鋸も必要になってきます。

以前は一緒に「ズバット300mm」もハーネスにぶら下げていたのですが、ギアラックが煩雑になってイマイチでした。ノコギリ2本がぷらぷらしているのはさすがの私でも鬱陶しかったです。

ちなみに私は「ギアラックにモノをぶらさげすぎだろ!」とよく馬鹿にされるくらい大量のギアをいつもハーネスにぶらさげているような奴です。だって…せっかくギア買ったら手元に置いて愛でたいじゃないですか。あとグラウンドの人にモノを上げてもらうのが基本的に嫌いなんです。

【これがスゴイ改だ!】
閑話休題。で、私の出した答えがこれです↓じゃじゃーん。

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なんて事もなく、シルキーの「ズバット240mm」をスゴイケースにくっつけただけです。

【改造方法…】
改造なんて大それたものではないのが可愛いです。ズバットケースのアタッチメント部分を留めているネジと部品を外してから、適当なスリングとビニテでぐるぐる巻きに固定しているだけの簡単仕様です。どこも削り落としていないので復旧も可能です。

サブ鋸ですが、現場ではかなり大活躍しています!最近そんな大きい樹に登っていないからってのもありますが、割合としては「サブ鋸7:メイン鋸3」くらいの使用率でしょうか。もっとサブに頼っているかもしれません。サブでなるべく枝を落としきってから、メインで主枝をがしがし切っています。

【多少の反省と後悔】
270mmにすれば良かった…、ストレートソーにすれば良かった…等も思いましたが、まあ特に問題ないです。小さくてもさすがズバット。よく切れます。ハンドル同士の干渉は見た目以上にほとんどありません。これに関しては自分で作っておいてなんですがびっくりです。

や、問題ありました。ズバットって300mmより短いシリーズはハンドルがちょっと小さいんです。あとハンドルに穴があいていません。うっかり落としそうになる事が多いように思います。

あと、ややこしい体勢の場合、ノコギリをうまくケースに戻せないことがままあります。手探り状態ではなかなか戻せません。どうしてもズバットの位置が低くなるので手がなかなか届かなくて遠く感じる事も多いです。

【まとめ】
そんな訳であまりお勧めできるものではないです(笑)。よくよく考えたらわざわざこんな事しなくても適当な自在バックルを買ってきて足に装着した方が何かと便利なような気がしますねー。

とにかく「鋸一本ですべてを賄おう」っていうのは無理があると思います。特にスゴイを使うならばサブ鋸は必須ではないでしょうか。私にとってサブ鋸の存在は作業の効率化と安全性の向上に一役買ってくれています。

使えるか使えないかは別にして、ギアの改造は楽しいもんですね!安全に関わらない部分でいかにヘンテコ改造を楽しむか、これこそが人生の醍醐味です。手先の器用な方が羨ましいです。

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コメント

 先日のブログで最後の写真(腰周りのギア)の隅にスゴイの鞘が写っていて2筋の白いテープ巻きが気になってますた。
 なんと、オモテ側はこうなってたんすね。
 サブ鋸 使ってるんすか。
 私は無理な姿勢でもなんとか両手つかって(右手は柄を左手で刃身の背をおさえて)スゴイ1本で片付けてます。 それほどでない状況では手製の脚絆装着式273mm仮枠1本で。
 とにかく自分のばやい、ちゃんと1本以上の鋸を使いこなせるだけのアタマが無い・・・(笑)って感じっす。

投稿: 月光仮免 | 2010年10月 9日 (土) 05時12分

をっと、モウ一つ気になった点が・・・
 スゴイの吊り手に通したカラビナ、下げたときの角度が気になって、私はあの小さな穴を通しているんですけどフリップさんは平気ですか? ハーネスのギアラックとの関係なのかな。

投稿: 月光仮免 | 2010年10月 9日 (土) 05時16分

月光仮免さんこんにちはー!

前回記事での前フリに気づいていただきありがとうございます(笑)。実は「この写真使ったからにはスゴイ改の事かかなきゃなー」と思って書いたのが今回の記事だったりします。

私の場合「あ、スゴイをつかいこなせない…」って感じで、サブ鋸を導入した次第です。スゴイはトップハンドルチェーンソー代わりって考えていまして、最近は10m程度の小さい樹の仕事が多かったのでどっちかというとズバット240mmの方がメインっぽいような。

吊り手のカラビナの件ですが、いやーずっと使いにくかったんです(汗)。ギアラックの内側から外側に向かってカラビナをかける事で何とか誤魔化していたんですが、何ともはや。
本日実際に試してみたら…かなり無理やり突っ込まないといけませんが、あの小さい穴にカラビナ通りますね!これはいい感じです!今後は月光仮免さん方式でいこうと思います。

実はもうひとつ月光仮免さんに感謝したいことがあるのですが、それは次記事にて!

投稿: フリップ | 2010年10月10日 (日) 19時50分

あはっ
 なんかコメント順がごっちゃになってしまって失礼しました bleah
 「実はもうひとつ」って、あ、あのロープアクセスさんの記事のことっすか?

 でも、フリップさんが以前に参照していた「ぼっちさん」の記事を慎重にトレースすればアクセスさんの書いていることと同じことになってますよね。

 ただ、落下係数って意識はビレイシステムでの運用でキー概念になるけれど、アーボの世界ではあまり利用できないものなので深刻に考えないほうがいいように思ってます。 大体からしてDdRTでぶら下がって作業してて墜落係数が簡単に計算できる局面って?? あるんでしょうかね。
 しらないけど wink

 木登りでは基本的にはトップロープで、リードを取るときにはフリップラインでセキュアしている訳ですし、アンカー自体も弾力を持っていることが多いので、岩登りの厳しさとは随分違う方向ですよね。

 ただ、切り落とした枝の挙動やトップカットでのダイナミック・デセレレーションなど、別の厳しい要慎が必要になる局面がありますね。 私なんざ、こっちのほうでアタマがイッパイ(でも中身は空っぽだろって指摘はナシにしといてねcatface
 勉強してると歳とるのを忘れられるよーな気がして楽しいですhappy01

投稿: 月光仮免 | 2010年10月12日 (火) 20時30分

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