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2010年12月27日 (月)

TEUFELBERGER社について

非アメリカ圏の通販ショップを見ていると、よく目にするのが「TEUFELBERGER(トイフェルベルガー)」社。オーストリアのメーカーです。

一体なんのメーカーなんだ?と少し思いつつもあまり気にしていなかったんですが、とある事を調べているうちに、とんでもなく巨大なメーカーだという事に気付きました。

【トイフェルベルガーのここがすごい!】
その1

私たちもよく知っている「ニューイングランドロープ」社ってありますよね。巷で大評判の木登り用ロープ、タキオンTechyonを作ったりしているメーカーです。実はここ、TEUFELBERGERが買収しています。ソースはこちら

その2
登山用ロープで有名な「EDELWEISS」社ってありますよね。ここも元々はTEUFELBERGER社の一部門だったんですって!(1991年に独立したようです) KEMのカタログにもうっすらと記載があります。

その3
ちなみにTreemagineer のハーネスやロープを製造しているのも、TEUFELBERGER です。ツリーモーションやシリウスは TEUFELBERGER の製品という事になります。これらの設計・製造には勿論ニューイングランドロープ社も緊密に絡んでいます。(Treemagineersは製品コンセプトを考え、TEUFELBERGER が実際に製造している。こんな感じだと思います。これと同様に金属製品だとDMMが製造している、みたいな感じでしょう。)

ね、すごくないですか?これを知っておくとイギリス系のお店で色々納得できると思います。トイフェルベルガー名義のタキオンが存在するのも、こういった経緯からでしょう。
(ちなみにタキオンは色違いがたくさんある事で有名(?)ですが、トイフェルベルガー製のカラーが一番かっこいいと思います!これ

【林業用繊維ロープもなんだか面白そう】
そしてそして、TEUFELBERGER のこちらのページをご覧ください。林業用繊維ロープの紹介なんですが、いろいろと面白そうな製品があります(左カラムから選択できます)。Choker Ropes とか何がどうなっているんだ??と興味津々ですねー。


(余談)
で、そもそも何を調べていたかって?いやー実はですね、手持ちのARMOR-PRUS 8mmをスプライスしようと思っているんですが、Class1でやったほうがいいのか、Class2でやった方がいいのか調べていたんです。どこ見てもClass1スプライスしていまして、どうしたものかと。

そもそもClass1とClass2の違いは何なんだ??と疑問で頭がいっぱいです。サムソンのスプライス・ガイドによると、ナイロンやポリエステル素材のはClass1、ダイニーマやスペクトラといった高性能素材はClass2。(ダブルブレイドロープの話)

ってなっているんですが、何故このようにスプライス方法を変えなくてはいけないのかがよくわかりません。摩擦係数の違い?高性能素材のロープをClass1でやっちゃ駄目なの??さっぱりわからないです。

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道具あれこれ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。私もタキオンを常用しているので、トイフェルベルガーって何者?って思っていました。オーストリアのメーカーだったんですね。重いし読めねーし気にしていませんでしたが、どうもしっくりくるロープはニューイングランドが多いので、びっくりです。タキオンの色違い欲しいんですけどねぇ。
Armour Prus!これもこの怪しい色合いにググっとそそられていましたが、もう手に入れているんですね。覚えたスプライスしかできないのでClass1も2も違いはよくわからないですが、以前にTreeWorldでClass2がいいという記事を見たきがします。根拠はありませんが...

投稿: satoc | 2010年12月29日 (水) 10時46分

えーと、私はダイニーマなどのコアを使ったロープを持ってないんでクラス1オンリーでやってきてますが、1と2の違いってのはコアとカバー(クラス1)コアだけ(クラス2)だと理解してましたよ。

 んだからクラス2では托し込むコアの長さが2倍とられてますよね。

 ブライアントスさんのワンドの説明書にちょっこし書かれている事ですけれど、HMロープではクラス1は使わずコアtoコアにしなければならないとなってます。
 このコアtoコアがクラス2という事なのだと思います。
 HMロープ何者?についてはフリップさんの探査にお任せしますが、クラス1でも仕様諸次元をちゃんと遵守しないスプライシングでは強度が50%以下に落ちることもあると警告されてますね。
 時にネットに流されている怪しげなスプライス動画に安易に惑わされず、ロープメーカーの指定仕様を守りたいものですね。

投稿: 月光仮免 | 2010年12月29日 (水) 11時14分

こんにちわ。お久しぶりです! 私は最近Armor-Plus10mmを使い始めました。早速スプライスしました。Double Braid Class 2 でやってみました。まだ要領がよくありませんが、使えますよ。で、素人の私が思うに、Armor-Plusは 「A unique cover blend of Technora and polyester 」 らしいので、Samson のマニュアルにあるように(http://www.samsonrope.com/site_files/Class_2_Double_Braid_Eye_Splice.pdf)これでいいのかな?と思いつつ、Class 2 でやってます。Core-Dependent ってありますが、これもキーワードなんでしょうか? 私はまだわかりません・・・。誰かご存知の方がいらっしゃいますでしょうか? 教えていただけると幸いです!

投稿: isao | 2010年12月29日 (水) 14時53分

すみません、リンクが正しくありませんでした。これです。
http://www.samsonrope.com/site_files/Class_2_Double_Braid_Eye_Splice.pdf

投稿: isao | 2010年12月29日 (水) 14時55分

なんか変に思わせぶりなコメントしちゃいましたね(汗)。 おそらくフリップさんが推察されているとおり、HMってのは高分子って略号ですけど、そもそもナイロンだって何だって化繊はみんな高分子だろう・・・ってのは時代の感覚ですね。
 ナイロンよっか桁の違う高分子素材って風に解釈してます。

 奇妙にねじれたハナシになりますけど、本来はカーンマントル構造ってのが内部コア張力依存+外部コア磨耗対策という性格の筈だったですね。
 んでも、タキロンのような同じ(aka)製品を指して販売店によってカーンマントルと分類したり、ダブル・ブレードと分類したりして分類は案外に乱れているようです。
 ダブル・ブレードってのは本来ですと、コア部もカバー部も共に張力強度を分担しているはずなんで、これはカバーをスプライスする意味がある(つまりクラス1)ってことはわかりますよね。
 んで、外部カバーが磨耗対策を重点においているだけという製品つまりコアー部が非常に大きな強度メリットを提供しているロープでは、カバーをスプライスしても余り強度向上利益が期待できない(つまりコア重点製品)ではクラス2がお奨めってことになるんだろうと思います。
 特に高張力の素材でコアを托し込まないスプライシング(クラス2)では、その素材の特徴を十分に発揮させるために、托し込むリーダーの長さを2fid取るよう指示しているんだろうと思います。
 ブライアン・トスさんもこれ以上のことは言っていないので、あとはメーカーの技術に直接問い合わせるのが良いと思いますが、製品に付属した資料にクラス指定があるはずなので、それに従うのが多分唯一の正しい方法だろうと思います。

 今年も押し詰まりました。

 私んところではグラウンドワーカーのポータラップ訓練のための仕掛けを組んで年末練習会をはじめます。
 暫らくはアクセスしない/できない日が続くと思います。

 皆様 どうぞ良い歳をお迎えください。

投稿: 月光仮免 | 2010年12月29日 (水) 18時39分

>satocさん

こんちはー!タキオンは色違いが多いうえにショップによって品ぞろえが違うので、なんとも道具フェチ泣かせです(泣)
私はシェリルでlavaの青/緑を買っちゃいました。150ftものなので実際に使うのはいつになる事やらって感じです。
Armor-Plus、実践ではまだ使用してませんが、結構柔らかい感じです。色調がどぎつくてサイコーですよ(笑)。でも通販ショップの参考イメージにあるような光沢感は全くないですね。アイロンの電源コードみたいな感じです。これとVerocityのアイスを組み合わせたら、素敵な色合いになりそうでワクワクしています。

投稿: フリップ | 2010年12月30日 (木) 13時27分

月光仮免さん。なるほど! なんかすごく納得できました。ありがとうございます。フリップさん、確かに色がどぎついですよね・・・。アイロンコード・・・まさしく。です。

投稿: isao | 2010年12月30日 (木) 14時06分

>月光仮免さん

こんちは!詳細な説明をいただき、更に補足説明までいただきありがとうございます!
おかげさまでほとんど理解できました。ダブルブレイドってよりカーンマントルっぽい挙動をするっていう発想がなかったです。言われてハッとしました。
HM(high modulus? High Molecular?)ロープはコアで高強度を出している。つまりcore-dependentコア依存って事なんですねー。
んで強度の大半をコアが受け持つんだからクラス2のようにコアメインのスプライスがいいと。

目から鱗の納得です。両者の違いがすごく納得できて、とっても清々しい気持ちです。ほんといつもありがとうございます!

投稿: フリップ | 2010年12月30日 (木) 14時18分

フリップさん、お久しぶりです。
いつもコメントしたいと思いつつも、なかなか時間がとれず、時間ができたときには既に話題が変わっていることがほとんど。ずっとリアルタイムに対応できないでいました。
今回はうまいこと休みに入りましたので、ちょっとだけ、スプライスについての私見を述べたいと思います。
DB(ダブルブレイド)のクラス1とクラス2の大きな違いは月光仮免さんが述べられているように、コアとシースを組み合わせたものと、コアとコアの組み合わせであることです。
ではこの違いはどこにあるかと言えば、素材の強度とシースの編み込みの堅さというか強さの違いにあるようです。HMPEと言われるダイニーマやテクノーラといった素材は、High Strengthであり、MBSも高くなっています。つまり、荷重量の大きいものに対応させることが前提になって製造されているため、スプライスは簡単に抜けず、また強度が低減しないような仕組みであることが要求されます。HMPE素材を使用したDBロープの多くは、コアの部分にこの素材が使用されている場合が多く、シースはカバーとしての役割しかありませんので、強度はさほど高いものが使われていません。素材の強度を最大限生かすためには、シースとコアを組み合わせてスプライスしていたのでは強度低減してしまい意味がありませんので、クラス2のコア&コアの組み合わせにしている訳です。
また、このタイプのロープはシースが堅く編み込みしてあるために、クラス1ではスプライスしにくいことも理由の一つになっていると考えられます。
ニューイングランドロープのFLY(カーマントル)はクラス2でスプライスしますが、以上のことからも理由が分かると思います。一部のプルージックコードで、コアのみのブランメルスプライスになっているのもこれが理由のひとつになっているのではないかと思われます。
わたしはこういったことを承知しながらも、DBプルージックコードをアイスプライスする際はクラス2よりもクラス1の方がカラビナとの相性が良いので、コアのエンドをやや多めにとるようにして無理矢理クラス1でスプライスしています。私の体重が70キロほどですから、それに対応できるStrengthなら問題ないだろうと勝手に決め込んでおりますが、人にはあまりお勧めできることではないと思っております。あしからず。
長くなりましたが、私見を述べてみました。

投稿: ヨシミ | 2010年12月30日 (木) 14時34分

>isaoさん

ちはー!おおっ10mmをスプライスされたんですね。
あれから調べたんですが、どうやらArmor-Plusはクラス2が指定されているみたいです。
http://gypoclimber.com/showthread.php?11305-Anyone-using-Donaghys-quot-Armor-prus-quot-for-eye-to-eyes/page2
(コメント#19 jamieさん)

でも…treetoolsさんやHoneyBrothersで売っているE2Eコードは私の見る限りクラス1スプライスなんですよね。(クラス2ではシースが内部に入らないですよね?)
http://treetools.co.nz/_product_85150/Armor-Prus_8mm_e2e
http://www.honeybros.com/index.php?app=gbu0&ns=prodshow&ref=Armor_Prus_8mm_e2e

これは何故なんだ?と考えてみたんですが、おそらくこういう事を想定しているのかなーと思っています。
Armor-Prusの場合、内芯はスペクトラとケブラーの混繊(ほとんどがスペクトラ)です。スペクトラって要はダイニーマな訳で融点の低さが問題になってきます。(それでもスペクトラを使うのは曲げ強度の高さを鑑みているらしいです。コメント#19)
そこで、外皮にテクノーラを混ぜることで耐熱性を確保しています。

クラス2スプライスをした場合、スペクトラの高強度を活かせますが同時に耐熱性の点では非常に脆く、外皮に含まれるテクノーラの恩恵を受ける事ができません。
で、フリクションコードにそこまで高強度が必要なのか?という問題もあります。DdRTシステムなら、E2Eコードの足にかかる荷重は(理論上)体重の1/4です。衝撃荷重も1/4です。
ここまで考えた上で、Armor-Prusの特徴でもある「外皮の耐熱性」をアイに加味する為にクラス1スプライスなのかなーと。基本的にjamieさんの受け売りですが(笑)。

でも最初に言ったとおり、メーカーとしてはクラス2を推奨している訳ですしどうなんでしょうね?
(正確にはDohneyのSuperbraid/Spectraspeed™ Eye Splice。やってる事はサムソンのクラス2と全く同じ。http://www.donaghys.com/splicing-instructions.html)

とここまで書いて気付いたんですが、外皮の耐熱性を加味したいっても別にクラス2でいいですよね。外皮を剥いてしまう訳じゃないんだから。
クラス1とクラス2の違いは「コードの荷重割合がダブルブレイド的な挙動をとるか、コア依存なのか」っていう点なんでしょうし、耐熱性を加味したいからクラス1ってのは違うような気がしてきました。
摩擦熱によって内芯スペクトラが破壊された場合の保険としてクラス1で行うっていうほうが、正解に近いかも。
うーん。TreeToolsさんに何故なのか聞くのがいいんですかね。

Bee-LineとかOceanなら自信を持ってクラス1でやるのになあ。ってかよくよく考えたら、フリクションコード用途のロープにスペクトラ(ダイニーマ)使うって相当ぶっとんだ製品ですよね(笑)。

投稿: フリップ | 2010年12月30日 (木) 15時18分

>ヨシミさん

こんちはー!コメントありがとうございます!
ちょっくら忘年会に出掛ける時間が迫ってきておりまして、きちんとした返信は明日したいと思います。すんません(汗)。
私が思うに、フリクションヒッチ用コードにそこまで高い強度がいるのか??ってのが疑問なんですよねー。どちらかといえば高性能コードの耐熱性etcの方がよっぽど重要な気がしています。そしてツリーワークでの高性能コードの使い方を鑑みるに、クラス2の利点よりクラス1の利点の方が勝っているような……
や、これはこんな公共の場で軽々しく言っていい事じゃないですね(汗)。


すみません、また明日書き込みたいと思いまっす!

投稿: フリップ | 2010年12月30日 (木) 15時34分

>ヨシミさん

昨日はどうも失礼いたしました。さて、クラス2スプライスの意義について、HMPE等の高性能ロープの存在意義である「高強度」を維持する為にコア同士でスプライスする。月光仮免さんの述べられた内容と合わせて非常に納得できました。

高性能ロープをクラス1スプライスした場合の欠点って何なんでしょうね。
クラス2のようにコアをしっかり繋がない事による強度低下については私はそこまで気にしていません。フリクションコード用途としてはクラス1でも充分な強度を獲得できると考えています。
気になるのは、Core-dependentなコードが持つカーンマントル型の荷重分散の仕方がクラス1スプライスに悪影響を及ぼさないのかなー?という点です。何ともはっきり言えないんですが、そんな予感がします。全然見当違いな気もしています(笑)。

月光仮免さんがおっしゃられた「製品に付属した資料にクラス指定があるはずなので、それに従うのが多分唯一の正しい方法だろうと思います」ってお言葉、私もそうなんだろうなあと思います。

しかしながら私もE2Eコードでの使用に何の問題もなければクラス1スプライスでやりたいと考えています。もうちょっと調べてみようと思いまっす。

投稿: フリップ | 2010年12月31日 (金) 21時11分

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