« ヒッチクライマーのセット手順 | トップページ | ARTの新製品 Snakeanchor »

2011年1月25日 (火)

ARTの新製品 Lightanchor

【ARTのサイトがリニューアル!】
去年の年末くらいにARTのホームページがリニューアルしました。赤と黒を基調にした配色イメージになりまして、ART製品の変態性がよく表わされているなーと勝手に感じています。

同時に新製品もお披露目されています。「Lightanchorライトアンカー」「Ropeguide2010」「Snakeanchorスネークアンカーの三点です。他の製品も配色が変わりましたね。でもヨーロッパで購入したら2010年の早い段階からこんな配色でした。私はポジショナー2を所有していましたが、塗装が結構簡単に剥げるので哀しかったです。むしろ塗装されていない方がガシガシ使えていいような。

【ライトアンカーを調べてみよう】
今回はライトアンカーに焦点を絞ってみて調べてみようと思います。詳しくはARTのサイトをみてもらえればいいんですが、要はフリクションセーバーです。そのまんまです。ARTといえば一風変わった製品ばかり出してくる会社の癖に、これはわかりやすすぎて面白くないです(や、分かりやすいから今回選んだんですけどね)。

それでは以下から特徴を見ていきます。

【リングが不思議】
ぱっと見て分かるようにリング部が特徴的ですね。リングっていうよりシンブル(Thimble)っぽいです。この「溝リング」、今年のARTの基調ですね。他の新製品にも採用されている重要なファクターです。

この溝リングがどんな効果をもたらしてくれるかっていうと、まずは軽量化です。リングが約50%軽量化したそうです。うれしい事です。

強度的にどうかっていうと、ライトアンカーとしては25kN以上の強度があるそうです。リング部に着目すると、アイスプライス強度 & リング自体の強度 によるダブルセーフティ。またリングがシンブルとして働く為、アイにかかる荷重は均一分散されますし曲げ半径を大きくとれます。ナイスアイデアです。

しかもチョーク掛けができるらしいです。ガースヒッチみたいに掛けられるって事です。「やり方がわかるかい?やってみたら吃驚するぜ!」って書いてあるんですが、いまいち翻訳できず、方法はわからずじまいです(笑)。見た感じ、リング同士の大きさはあまり変わらないですし、どうやってやるんでしょうね?こういう訳のわからなさはARTっぽいですね。

【本体はロープ3本重ね】
セーバーの本体(ウェビング)はロープでできています。8mmポリアミドロープを三本並列に並べて縫いこんであるみたいです。だから本体の幅は24mmになります。耐摩耗性と広い接地面を獲得しています。本体があまりに細すぎた場合、解除時にリングとの幅差で引っ掛かったりするんで、これくらいの幅は歓迎です。

素材のポリアミドですが、特に記載はありませんが、要はナイロン素材って事でしょう。

【まとめ】
では特徴をもう一度おさらいします。サイト下段に記載されている特徴点を翻訳しました。間違っていたら御指摘お願いします(汗)。

・溝リングと組み合わせた場合、8mmポリアミドロープの引張り強度は充分である。軽量であるにも関わらず、ライトアンカーは25kN以上の破断強度を備える。

・アイスプライスは、ぴったりなポジションと大きい曲げ半径によって永久に保護される。

・溝リングとロープの組み合わせにより、安全性はトップレベルである。

・クライミングロープはリング&アイスプライスを同時に貫く。安全率は倍増!

・損傷や摩耗したフリクションセーバーのロープやリングは簡単に交換が可能。

・ライトアンカーは、チョーク掛けが可能な唯一のリング付フリクションセーバー。

・8mmポリアミドロープを三本並列縫込み処理したウェビングは、24mmと幅広く、優れた耐摩耗性を持つフリクションセーバーになる。

以上です。いやー翻訳は難しい!

【最後に】
便利そうですよね。軽いっていうのは正義です。全長はどれだけあるんだろ?気になるのはチョーク掛けの方法ですね(笑)。ほんとよくわからないです。

あとチョーク掛け可能なリング付フリクションセーバーですが、アスピリン社のセーバーもできたはずです。確かオーストリアかニュージーの会社なんですよねー。TCJさんのお店で売っていた気がします。

|

« ヒッチクライマーのセット手順 | トップページ | ARTの新製品 Snakeanchor »

道具あれこれ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
僕としては下から回収できる大小リングの方がありがたいですけど、
これもなかなか面白いです。強度的にも安心感がありますね。
チョークは簡単ですよ。リングが外れるんですから。
でも樹上でバラすと落としそうで、そういうのは避けたいですね。

投稿: だん | 2011年1月26日 (水) 18時50分

だんさん、こんばんわ!

え、これ下から解除できないんですかね。チョークしたら絶対無理ですが、写真を見ていたらリングの大きさが微妙に違うように見えるので、普通のセッティングなら何とかなるのかなーと考えているんですが。まだまだ情報が少なくてイマイチよくわかっていないんですよね。

※皆様へ 大きい写真はこちら(リンク先の写真をクリック!)
http://www.freeworker.de/?tag=lightanchor
(あとよく見たら、ロープ三本重ねじゃなくて一本を折り返しているんですね。そりゃそうか。)

チョークの件、確かにそうでした(笑)。
記事を書いている時は、「リングを外したら強度が落ちるし、どうすりゃいいんだ?」と思い悩んでいたんですが、よく考えたら、セットしてからもう一度リングをはめてあげればいいんですね。
でもだんさんのおっしゃる通り、一度バラすってのは気持ちのいいもんではないですねー。私は外したリングをうっかり落下させる自信があります。もしこれを買っても、余程の事がない限りチョーク掛けしないと思います。

投稿: フリップ | 2011年1月26日 (水) 19時48分

フリップさん、確かによーく見ると内径が違うように見えます。
というか、違わないとあんまり意味ないですよね。

あまり径を小さくすると、リングを外すことができて勝手に外れない、絶妙なアイとのクリアランスを確保するのが難しいのかもしれません。

投稿: だん | 2011年1月29日 (土) 23時57分

>だんさん

でも、よく見ないとわからんくらいの内径差ですと実際の現場では解除に失敗しそうですよね(汗)。まだこれは試作段階なのかなーという気もしてきました。写真見てもフリクションセーバーにしては短すぎる気がしますし。

ARTの製品は簡単に使いこなせないモノばかりというイメージがありますが、これもそうなんでしょうかね。
たとえどんな利点があるにせよ、地上からの解除に不安があるようでは…。全然欲しい気分にならないですよねー。

投稿: フリップ | 2011年2月 1日 (火) 21時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1257204/38608670

この記事へのトラックバック一覧です: ARTの新製品 Lightanchor:

« ヒッチクライマーのセット手順 | トップページ | ARTの新製品 Snakeanchor »