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2011年5月12日 (木)

ロープの規格その1 ANSI Z133 アーボリスト用クライミングロープについて(0512追記あり)

アーボリスト用クライミングロープとスタティックロープ、そしてセミスタティックロープはそれぞれ定義が違います。

と言うと誤解がありそうなので、それぞれのロープと規格を結び付けておきます。
アーボリスト用クライミングロープ……ANSI Z133
スタティックロープ……NFPA1983
セミスタティックロープ……EN1891
ダイナミックロープ……EN892 (←ついで)

こんな感じです。例えばこの記事でいうアーボリスト用クライミングロープってのはANSI Z133によって定義されたロープって事です。

【ANSIを知ろう】
そもそもANSIって何?って感じじゃないですか。それを説明したいと思います。

簡単に言うと、ANSIAmerican National Standards Institute)ってのは日本のJIS規格に相当するもので、工業系の規格を制定しています。ウィキペディアの当該記事でも参考にしてください(http://ja.wikipedia.org/wiki/ANSI)。

ANSIがアーボリカルチャーの規格を制定する事になった経緯については、こちらのページに詳しいです。本当かどうか知りませんが。(http://www.fs.fed.us/treeclimbing/resources/ansi-z133/

【ANSI Z133について】
数あるANSI規格の中で、「ANSI Z133」がアーボリカルチャーの作業や器材全般について定義しています。たぶん世界的に見てもアーボリカルチャーに一番影響力のある規格なのではないでしょうか?(他にも他国ではこんな規格があるよーってご存知の方がいましたら教えてください。是非知りたいっす!)

その内容は結構頻繁に更新されており、例えば「ANSI Z133.1-2006」と書かれた場合、2006年版であるとわかります。(Z133のすぐ後ろにくっついている .1の意味はよくわかりません(泣)マイナーチェンジ用の数値なのか、これを含んだZ133.1ってのが正式なのか…。どなたかご存じないでしょうか。)

規格の内容を考えるのはZ133委員会ですが、ISAの影響が非常に強いと思います。現在、ISAのサイトにて、パブリックコメントを受け付ける為に2011年版の改訂案がダウンロードできます(コメントは既に受付終了)。これを見ると、結構マメな更新がされているんだなーと感動できます。http://www.isa-arbor.com/newsroom/industryNews/index.aspx

【アーボリスト用クライミングロープの定義をみよう】
さてさて、ここからが本題です。ANSI Z133ではアーボリスト用クライミングロープについてどう規格されているのでしょうか。ANSI Z133.1-2006(8.1.8)を訳してみます。

「アーボリスト用クライミングラインは最小直径1/2インチ(12.7mm)の合成繊維ロープを使用する。最低破断強度は新品状態で5400ポンド(24.02kN)が必要。最大伸び率は7%(@540ポンド負荷時)。アーボリスト用クライミングラインは、メーカーによってツリークライミングに適していると認定されたものを使用する事とする。」

こんな感じです。そして例外として「直径11mm以上のロープも使ってもいいかなー。破断強度と伸び率が上記ロープと同等か、それ以上の性能があれば、だけどね。」と続きます。

例外文の英訳がうまくできません(泣)。Z133の原文が読みたい方は……今なら上記の……ごにょごにょ。

【この規格の見どころ】
ポイントは伸び率でしょうか。540ポンド負荷時に7%以内の伸び率。こだわり派の方はこの「540ポンド」っていう点に注目してください。諸元表にこの負荷時のロープ伸び率を書いているメーカーなんてないような気がします。シェリルが独自に測定してカタログに記載しているくらいじゃないでしょうか。

あと、11mmロープは例外的に認められているという点でしょうか。この例外が書かれ始めたのはいつ頃なのか知りませんが、まあ一度原文をお読みください。簡単に許可されている訳じゃないんで。

ロープ構造について何も言及がないっていうのも覚えておくといいかもしれません。天然繊維じゃなくて合成繊維さえ使っていれば、3ストランドでもカーンマントルでも(規格上は)OKという事です。

最大のポイントは「メーカーによってツリークライミング用と認定されたロープを使ってね」という文章でしょうか。それを決めるのがあんたらちゃうんかい!という気持ちと、まだまだ発展途上なんだなあという気持ちと、これくらい緩い方がロープ開発を促しやすいんかなーという気持ちでごっちゃになります。個人的にはこの文章は大好きです。

以前から気になっていたんですが、私は未だに「Z133に適合してるよ!」と高らかに謳ったロープを見た事がありません。メーカーとしては「ツリークライミング用にこのロープ作ってるんだから、そんなの当たり前じゃねーか」って事なんでしょうか。ちなみに、WesSpurではカテゴリー内で「うちで取り扱っているクライミングロープはすべてZ133に適合してるから安心してね!」と記載があったりします。

【果たして木登りにセミスタティックロープを使用していいものか?】
ここで注意したいのは、例えばセミスタティックロープは使用していいのかどうか?という点。もっと具体的にいきましょうか。アルテリアで買えるエーデルリッドのセミスタティックロープを木登りに使用していいのかどうかって事です。

色々な独学派の人に聞いたところ「ツリークライミングを始めた初期はアルテリアで買って使ってたなあ」という声が案外多かったです。「その後ツリークライミング用ロープを買ったらめちゃ使いやすかった!」という声もよく聞きました。

現在でもセミスタティックロープでツリークライミングをしている人は日本のどこかにいるんじゃなかろうか?と考えています。個人的には「まあいいんじゃないの」という考えではありますが、ANSI Z133から見た場合は規格外になるかもしれないって事は知っておいて損はないと思います。

しかし適合しているかどうかを調べるのも一苦労です。伸び率がですね、非常にややこしいんですよ。エーデルリッドのロープはEN規格に対応した製品が多いんですが、EN規格の伸び率とANSI Z33の伸び率は全然違うシロモノなんですね。そもそも測定方法がまるっきり違うんです。そんな訳で、エーデルリッドのセミスタティックロープに540ポンド負荷をかけた場合の伸び率を知る事は相当難しいです。もしかしから最小破断強度の算定方法なども違うかもしれません。

まあ、そのロープはツリークライミング用と謳っているかどうか。その辺は一度確認しておいてもいいかと思います。

でもセミスタティックロープは普通に使いにくいと思いますよ。規格云々ではなく。アーボリスト用クライミングロープの素晴らしさ(柔らかい!スプライスできる!)をぜひ体感してほしいです。

注:そんな人いないと思いますが、ツリークライミング用ラインにダイナミックロープを使っている人なんていないですよね? もし使っているならば即刻止めた方がいいですよ。ダイナミックロープは墜落時に伸びすぎるので、枝や地面に激突する可能性を捨てきれません。そもそもDdRT技術はダイナミックロープを用いる事を想定していないはずです。

(追記0512)更にもう一点。ダイナミックロープは良く伸びる訳ですが、その時ロープ径は細くなります。ゴムを伸ばしたらどんどん細くなるのと全く同じ事です。その為フリクションヒッチの信頼性がなくなります。しかも派手な墜落をすればするほど、ロープ径は細くなる=信頼性は更に低下する。という悪循環です。そんなリスクをしょってまでダイナミックロープでDdRTを行うメリットは皆無です。もう一度言いますが、ツリークライミング用ラインにダイナミックロープを使用するのは危険ですので、即刻止めた方がいいです。(木挽屋さん、御指摘いただきありがとうございます。)

【最後に】
まあこんな規格の話はどうでもいい事なのかもしれません。でもいつの日か「私の使ってるロープはANSI Z133という規格をパスした、ちゃんとしたロープですよー」と理論武装をして説明しないと納得してくれないクライアントに出会うかもしれません。だれかにロープについてきちんと説明する必要がやってくるかもしれません。現場以外のところでですね、こういった規格の話はよく必要になってくる気がします。

今は必要ないと感じたら、この記事は読み飛ばしていただくのも一案です。いつの日か必要になったらまた読み返してみてください。

購入の参考にしたいけどよくわからんなら、アーボリスト系ショップでクライミング用ロープを買えばそこそこ間違っていないと思います。更に乱暴な言い方をすればSamson、Yale cordage、New Ingland Rope、のどれかのツリークライミング用ロープを買っておけばいいかと思います。

既にクライミング用ロープをお持ちの方は一度スペックを確認されると面白いかもしれませんね。果たして自分のロープはZ133に適合しているかどうか。(伸び率はシェリルのカタログで確認される事をおすすめします。)

さー、次回はスタティックロープについて書こうと思います。ややこしいんだ、これがまた……(泣)

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ロープの話」カテゴリの記事

コメント

何かあってフリップさん、ポイントをわざと外しているんかな? 
 前にもコメントしたかと思うけれど、ロープが伸びるということは径が縮むということに直結しますんで、フリクションノットの信頼性が確保できなくなる ってのが肝でなかったすか?
 だからダイナミックロープではカムとかの器具依存にならざるを得ない プルーシックは荷重でシンチ(締め込み)特性があるんで例外的に利用できてるってことで。

投稿: 木挽屋 | 2011年5月12日 (木) 20時33分

>木挽き屋さん
あーそうでした!せっかく以前も教えていただいていたのにうっかりボケてました(汗)。ご指摘ありがとうございます。早速追記します。

この記事を書いている時に思ったんですが、「何故DdRTでダイナミックロープを使用してはいけないのか」という点について、真っ向勝負でがっつり書かれた文章を今まで読んだ事がない気がします。……や、もしかしたら「そんなの当たり前だろ」って読み飛ばしてきただけのような気もしますが(汗)。

>プルーシックは荷重でシンチ(締め込み)特性があるんで例外的に利用できてるってことで。
この事について、感覚として理解できるんですが、うまく言葉で説明できる自信がありません。もし何らかのソースがあるなら教えていただけないでしょうか。ぜひ読んでみたいっす!

投稿: フリップ | 2011年5月12日 (木) 21時13分

以前、コメントを頂きありがとうございます。木登り君の日記(渡辺)です。ランバ-ジャックさん、私もスタティックロ-プを使用していた時期がありました。(クライミング)という言葉が何となく、格好が良く聞こえてしまい、知識も無くダイナミックロ-プを購入した思い出があります。使用目的も漠然としたもので、何を登ろうとしているのか?(人工構造物なのか?、自然に出来た物なのか?)恥ずかしながら、ア-ボリスト用クライミングロ-プの存在すら知りませんでした。クライミングスパイクしか知らなかったもので....っすいません。そんな私ですが、現在は「確かに、クライミングする為のロ-プでもありますが、自分が落下しない為のロ-プでもある!」という認識が芽生えつつ?あります。無事故、無災害という事を実行するのはとても大変な事ですが、実現出来れば..すばらしいことだと....一人で感動!する事を夢に...。それでは。

投稿: 渡辺竜二 | 2011年5月13日 (金) 21時05分

ん~、質問返しをいただいたのがちょと意外でしたっす。 

 んで、そもそもAS(アメリカンスタンダード)のA300とかz133ってのは昔から実績のある業界団体が知恵と経験を寄せ合ってつくられた規格ですね。 
 特に理屈とか権威とかを背景にした技術内容のものばかりではありませんし、やればすぐわかることは昔のUNIXの取り扱い説明書が存在しなかったように、文献として存在しないものが圧倒的です。
 プルーシックのシンチ特性についてはDVDで言及されていたと記憶してますがベラネックさんだったかトムキンスさんだったかいい加減です。 ま、自転車の荷造りゴムロープでフリクションヒッチをつくり、アセンド&ディセンドが快適にできるかどうかやってみれば良いのかも知れません。
 実際にはダイナソーブの1/2インチでブレークスを組んでも軽い負荷ではなんとかなります。 セーフティが不可欠だと実感するんぢゃないかと思いますが。
 

投稿: 木挽屋 | 2011年5月14日 (土) 18時13分

一発で終わらないコメントってのは迷惑ですね 追加補記ごめん。
 11mmロープはヨーロッパ規格を受け容れるために追加されたという経緯があります。 やはりアセンダーなどが充実しているという魅力にあがらいがたいものがあったんでしょうか。
 正直、かつてはブルームーン11.7mmがグリグリで使えるかどうか不安でWesSpurにメール相談したこともありました。
 しかし、ですね、フリップさんも言っておられるとおり、ロープの径ってのは計測方法と合せて把握しなきゃなんないんでしたね。
 適合する 適合しない の他に 適合する(しない)けれどギリギリだ という表現があることをその時のレスメールで知りました(^^;。

いやぁ やっぱし自分の判断で決めるっきゃないんでしょうね この世界は。

投稿: 木挽屋 | 2011年5月14日 (土) 18時22分

>渡辺竜二さん

こんちはー。その節はどもです!
実は私も一番最初に買ったロープはダイナミックロープでした。とはいえDdRT用に購入したのではなく、その頃は昇柱器+胴綱スタイルだったので、登り切ってからエイト環で下降する為に購入しました。
今思えば、何故わざわざ高いおカネを出してあんなロープを買ってしまったのか…いやーあれは大失敗でした。(でも購入した時は、私も大興奮しました(笑)。)
道具の正しい使い方を知る事は、安全に作業をする基礎になるんだなあと最近よく感じます。無事故・無災害を達成する為にも、私も気を引き締めてますます頑張っていこうと思います。

投稿: フリップ | 2011年5月14日 (土) 19時55分

>木挽屋さん

教えていただきありがとうございます!追加補記の事、どうか気になさらないでください。いつもほんと嬉しいです。

ソースはDVDっぽいんですね。どちらも持っているもののリスニングができないんで、いまだ内容の95%くらい理解できていない状況です(涙)。特にべレネックさんの発音…。情報の宝箱が目の前にありつつも、全然吸収できていないってのはほんと悔しいです。
Z133とA300の補足説明もありがとうございます。記事の参考にしたい部分しか読んだ事がないので、今度じっくり翻訳しながらその全般的な内容や哲学を感じようと思います。

11mmロープの例外的扱いはやはりそういう経緯なんでしょうね。最近SRTを一切使わずDdRTばっかりで作業しているんですが、1/2インチロープが欲しくなってきます。ある程度太いほうが何かと便利ですね。DdRTは1/2インチロープと共に発展してきたんだなあと、今更ながら感じました。
ロープ径って結構いい加減ですよね。メーカーとショップでサイズが違ったりしますし、インチからミリ換算する時に妙な事になったり。
このブログでは、例えば「ブルームーン11.7mmとRIG(10.5~11.5mm)を組み合わせちゃいかん!」という感じで厳密な判断を書くようにしていますが……たぶん……ごにょごにょ。ブログって難しいです。
しっかりした基礎知識が伴っているという前提での話になりますが、「自分の判断で決めるっきゃない」ってのはヒジョーに大賛成です。そういった判断の積み重ねが自分のスタイルを築き上げていくんでしょうね。

投稿: フリップ | 2011年5月14日 (土) 20時00分

木登り君の日記(渡辺)です。ダイナミックロ-プは本当..良く伸びびますよね...。例えばですが..(ツリ-リギングロ-プの代用)に使用したら...「ごっちん!とか?ごつん!!」という音をたてて..地面に落下すると...(笑)。私も、この様な道具は自分の仕事に必要であるのか?疑問を感じながら...知識も無いまま購入!Lets Go!でした。「リギング地獄の底で待っているよ!」...怖いよ。

投稿: 渡辺竜二 | 2011年5月14日 (土) 21時40分

>渡辺竜二さま

ダイナミックロープをリギングに使用したら……ダイナミックだけにアンカーには優しそうですよね(笑)。で、5.6回使ったら即廃棄!
私が購入したのは店員さんお勧めのダブルロープだったんですが、せめてシングルロープを買ってりゃ色々使い道はあったのになあ…と今でも悔しく思います。
リギング地獄はほんと恐ろしいっすよねー。現在「プーリーがたくさん欲しくてたまらない病」と「3ストランドロープが欲しい病」をこじらせていまして、大変困っています。

投稿: フリップ | 2011年5月16日 (月) 19時11分

木登り君の日記(渡辺です)。実際に私も、リギング地獄です!リギングブロック1個でも、やはり...高価なものだと思います。私的な考え方?ですみませんが...。伐採する立木の真下に構造物がある事が多く、僅か数メ-トル下という状況では、リギング技術の限界?でもあり、又その様な状況の立木を伐採するという事は、本当に色々な意味でも危険だと思います。私は、クレ-ン車を使用しても安全に伐採出来ない状況という事は........!かなりの危険性!があるのでは?と感じていますが...。やはり、リスクというものを軽視しては...。実際に作業される方が、どこを?どの様に?危険を感じて作業しているのか?..という事は、その方にしか分かりませんし..。私も新人駆け出しの頃、他人の視線が気になり..緊張!ってことは沢山ありました...。でも、緊張感も大切なものですし..。「なめて~かかると~大怪我するぞ~」...と..先輩に何度...教えられた事か....。

投稿: 渡辺竜二 | 2011年5月16日 (月) 21時34分

ん~ なんか盛り上がってますね~ happy02

 とにかくリギング作業ってのは厳密な計算が適用できない世界での力学ですから、使える知識を総動員して立ち向かう、そういう価値ある世界だろうと思います。
 よく知られていることとは思いますが、プルーシックやクレムハイストなどのフリクションヒッチで使うロープ径をメインロープより細いものにするという了解事項。
 シェリルツリー社の簡単ビデオレクチャーでhttp://www.youtube.com/watch?v=x3VyAAzGdIM&NR=1
 の40秒あたりではバーバルに1/8インチ以上細いものを使うんだとサラリ言及してますね。
 これって文字起しできるほど強い根拠のある内容ではない(実際はもっと多くの要因がからむから)けれど、口伝でちゃんと教えておくべき内容だと判断されることなんですかね。

 やはりテキストとかDVDとか「だけ」で判ったつもりになる・・・ことは避けたいというシビアな知識世界ですが、面授の場に相応しいような適切な教室などなかなか見当たらないって現実もありますね。

 基本的に自分が疑問に思ったことは正直に疑問としてぶつけ合う仲間が必要なんだろうと思います。 技術ってのはそういうぶつかり合いの中ではじめて磨かれ得るってワケですし。
 これからも色々な話題でどんどん大きく盛り上がってください。 用具依存の怖さもお忘れないよう よろしくお願いしときますね lovely

投稿: 木挽屋 | 2011年5月19日 (木) 07時40分

フリップさんはじめまして。
いつもブログ楽しみに見させてもらってます。こちらはリギング地獄に落ちかけたので事務所に泣きついて道具を買ってもらった口です。足りない技術を補うのは修練だけでなく道具でしょって、かなり用具依存になってるかも(;>_やはりテキストとかDVDとか「だけ」で判ったつもりになる・・・ことは避けたいというシビアな知識世界ですが、面授の場に相応しいような適切な教室などなかなか見当たらないって現実もありますね。
 基本的に自分が疑問に思ったことは正直に疑問としてぶつけ合う仲間が必要なんだろうと思います。 技術ってのはそういうぶつかり合いの中ではじめて磨かれ得るってワケですし。
 これからも色々な話題でどんどん大きく盛り上がってください。 用具依存の怖さもお忘れないよう よろしくお願いしときますね 。

はそのとおりだと思います。できるだけシステムをシンプルにして計算しやすくし、想定外のことがおきてもリカバーできる大きさにとどめる、ようにしてます。それでも失敗はしますけど (^^ゞ
小さな失敗ならむしろ良し、と考えてます。次に同じ失敗を繰り返さなければ、ですけど!

投稿: bota | 2011年5月24日 (火) 08時44分

すいません。
引用がうまくいってなかったです。_/\○_  

「かなり用具依存になってるかも」の次に

木挽屋さんwrote
やはりテキストとかDVDとか「だけ」で判ったつもりになる・・・ことは避けたいというシビアな知識世界ですが、面授の場に相応しいような適切な教室などなかなか見当たらないって現実もありますね。

と続きます。

投稿: bota | 2011年5月24日 (火) 08時49分

皆さんこんちは!返信が思いっきり遅くなっちゃいました(汗)。

>渡辺竜二さん

リギングブロックはほんと高価ですよね。私はまだ一個しか持っていないんですが、「ここでもう一個ブロックがあれば…できるのになー」と思う現場がたまにあるんです。やっぱ2~3個くらい必要な気がします。あともっと軽いブロックが欲しいです(笑)。
保全対象物が数メートル直下にある状況ですか…シビアですね。私ならどうやって処理するでしょう。特伐は現場に行って自分の目で確認しないと全然わからないもんでしょうが、うーん、悩ましいです。そんな現場に出くわした時に焦らないで済むよう、今のうちに思考実験をしておこうと思います。
こういう仕事をしていたら、適度な緊張感と集中力の大事さをすごく実感します。間伐をやっていても、疲労などの影響でちょっとふざけた事して、その結果失敗して、そのせいで(たとえ怪我がなくても)余計疲れる。という悪循環を幾度となく経験しています。「悪魔の時間は最初と最後にある」とか「ツリーワーカーは五年目に墜落する」とかいう格言をすごく身近に感じます。
前提として存在する「リスク」をいかにして回避していくか、そして効率良く作業をしていくか。いつも悩んでばっかりいます。でもその苦労が報われるくらい、やりがいのある仕事ですよねー!


>木挽屋さん
よ、用具依存…めっちゃ耳が痛いです(涙)。でもほんとそうですよね。
例えばビッグショット、例えばパンタン。便利だけど、それに頼ってちゃあいけんなあと。あれらは精神安定剤ですね(笑)。現場にビッグショットを持っていって「これがあれば最悪何とかなる」という安心感さえあれば、ゆとりを持ってスローラインに集中できて結局全然使わなかったり。我ながら現金なもんです。
他にもどんどん膨張していっていた道具を厳選して、最小限の道具で作業したり。やっとそういうフェイズに入った感はあります。でもやっぱどんな道具もかわいいっす(笑)。


>botaさん
初めまして!こんちゃーっす!ブログ拝見させていただきました。なかなか渋い現場が多いんですねー。リンク張らせていただいてもいいでしょうか?
私も怪我しない程度で済んだ失敗はかなり貴重な情報をもたらしてくれると思っています。そのミスが何故起きたのかを大反省して初めて自分の糧となるんですけど、そこから得た教訓は自分内で凄まじい説得力を持ちますよねー。

今後ともどうぞ宜しくお願いしまっす!

投稿: フリップ | 2011年5月30日 (月) 15時35分

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