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2011年11月 8日 (火)

Pfannerのチェンソーブーツ「Zarmatt GTX」の使用感について

それでは前回に引き続いて、Zarmatt GTX(ツェルマットGTX)について書いてみようと思います。今回は使用感について。

とりあえずですね、八戸森林組合ブログのこちらの記事をご覧ください。このレビューが非常に秀逸です!私もこのレビュアーさんとほぼ同意見でして、言いたいことがすべて書いてある感じ。しかも文章がとてもわかりやすい。ほんと素晴らしいと思います。

そんなわけで特に書くことがないんです(笑)。これで終わってもいいんですが、折角気に入ったギアを買えたんですからねー。ちょっとくらい何か書きたい。さて何を書こうか。

この靴のユーザーなら同意してもらえると思うんですが、Zarmatt GTXは足に馴染むと非常に快適ですが、馴染むまでは苦しいです。この期間をどうやって乗り越えるかがポイントになりそう。なので、その軌跡を日記風に書いてみようと思います。

私は靴紐の調整をちょこちょこ変えて乗り越えました。写真の番号を参考にしてください。例えば1.3.4なら、その番号のところだけ結んでいるというわけです。
P1010828_sp

【到着、試し履き】
無事に荷物が届く。梱包を開けて靴を取り出した瞬間、思わず「で、でかっ!」と大きい声でつぶやいてしまう。しかも重い。ネットの写真を見る限りでは軽登山靴くらいのものを想像していたが、重登山靴クラスかもしれない。
とりあえず試し履き。家の土間を歩いてみる。堅い、すごく堅い。足首が全然動かない。足裏感なんて全くなし。まるでスキー靴のようだ。「これは…やっちまったか…」との思いが渦巻く。ロー○レンチを買った時に匹敵するやっちゃった感。
歩くと、靴の中でかかとが浮く。足の甲で靴を押し上げて歩いているような気分。フィットするように靴紐を縛り上げても、皮が堅いせいで足を包みこむような感覚は全くない。

【1日目】
せっかく買ったんだから、間伐作業に履いていく。靴紐を全部締めると足首が前に動かない。そしてすねが痛い。午前中はなんとか我慢する。
午後から靴紐の結び方を少し工夫する。1.3.4だけで結んでみる。かかとの浮き上がりが激しく、快適とは言えないものの、何とか使えるレベル。
靴の重さは気にならない。山だと地面が柔らかいせいだろうか。靴のエッジを立てやすいので急斜面でも案外大丈夫。
靴を履いたまま軽バンを運転する。これはヤバイ。金輪際この靴で運転しないことを誓う。

【2日目】
靴紐の結び方を変える。2.3.4でどうだ。おお、かかとの浮き上がりがマシになったぞ。すねの痛みもなくなった。その代わり、足の甲が痛み出す。靴紐をきつく締め上げているせいだろう。皮は依然堅いまま。
ソールのグリップ力にふと気付く。丸太に乗っても大丈夫。パターンを見たときは安物っぽくて不安だったが、全然大丈夫。ビムラムソールやるなー。
沢を渡るときがあったので、あえて流れに足を突っ込む。全然濡れない。素晴らしい!

【3日目】
今日の仕事はなぜか剪定仕事。いつもの登山靴(GK-68)で行う。な、なんて軽いんだ!しかもフィット感サイコー!さすがに1年間履き続けた靴はいいもんである。明日からまた苦行が始まるのか…。

【4日目】
間伐作業。靴紐は2.3.4。あれ、皮が馴染んできてる?フィット感が向上してる気がする。舗装路を長く歩く気にはなれないが、山なら別に気にせず仕事できそう。ただ靴を脱いだときの解放感はすごい。
足首が固定される感じが気にならなくなる。むしろちょうどいいホールド感。
登山靴よりもこっちのほうがソールのエッジを立てて歩きやすい。靴が重くて堅いから土を踏みやすいのかな?

【5日目】
靴紐を全締めにする。締め方の順番をちょっと変更して、2.1.3.4.5。あ、すごくイイ!足首のホールド感が心地よい。すねも痛くないし。かかとの浮き上がりは多少あるもののこれくらいなら問題なし。GK-68と遜色ないくらいの機動性。
地面に落ちたスギの枯れ枝を踏んでずっこける。濡れた枯れ枝とか根っこを踏むと流石に滑る(これはGK-68も同様)。
この日は軍足を履いていたのだが、靴を脱ぐと甲部分がすこし赤く染まっていた。こりゃ色移りしたな。

【6日目】
靴紐の結び方は前日と同じ。今日は厚手の靴下を履いてみる。あーこれだ。だんさんの言ってたのはこういうことか。ナイスなフィット感。皮が馴染んできていることを実感する。靴紐を締めると靴全体が足を包み込んでくれる。よっしゃ、この靴はもう俺のもんだ!

……

こんな感じです。その後もフィット感は向上しているように思います。若干の重量は感じるものの、快適に使っています。特に不満はないです。樹上作業でまだ使ってないので早く試したいですね。(個人的にはちょっと無理かもな…という気持ちがありますが(汗)。まあこれも慣れの問題でしょうね。)

注意してほしいのは、これはあくまで「チェンソーブーツとして」快適に使っているだけです。スパイク地下足袋の使用感とは全く異なりますよ。私はもともと登山靴で仕事をしていたので、皮が馴染みだした一週間くらいで問題なく使えるようになりましたが、スパイク地下足袋からの移行だともうちょっと苦労するかも。チェンソーブーツの必要性を切実に感じていて、そしてかっこいい靴が欲しい!という熱いハートがあれば何とかなると思います。

そして、Zarmatt以外にもチェンソーブーツはたくさんあります。色々と探してみるのも楽しいと思います。私はツリーワーク用にAquafellが欲しくて欲しくて仕方ない。Haixのブーツもかっこいいですしねー。

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コメント

コメント有難うございます。
 柔らかくするコツとか何かありますかね。

投稿: 8-mori | 2011年11月 9日 (水) 15時54分

8-moriさん>

こんちはー!柔らかくするコツ…どうなんでしょねー。レビューの方も言及されているように、やっぱミンクオイルでしょうか?
Zarmattって皮製の重登山靴みたいなもんだと思いますので、そのノウハウがそのまま使える気もしますね。

投稿: フリップ | 2011年11月 9日 (水) 19時54分

バックスキンはオイルを塗ってしまうとだいぶ風合いが変わってしまいますよね。
どこかの説明書きに「コート」すれば完全防水みたいなことが書かれていたと思うんですが、縫い目に塗り込んだりする防水オイルのことなんでしょうかね?
確かにそのままだと皮が水を吸って濡れてしまいます。

僕のは自然にこなれて形も変わってきて、当初よりだいぶ歩きやすくなったと思います。

ここ1週間ほどアクアフェルエキスパートで仕事してますけど、ツェルマットを履いた後だと軽量ブーツに変身した感じです。
こちらも履き込むとごわつき感がなくなって良い感じです。

投稿: だん | 2011年11月 9日 (水) 20時25分

だんさん>

ああーそうですね。確かに色合いが変わってしまいそう。私の靴はチェンソーオイルの洗礼を受けて(蓋があいちゃった)、それどころじゃなくなってますが。
やっぱ足に馴染むまでふつうに履き続けるのがベストなんでしょうかね。4日ほどで馴染んでくれるので、それがわかってたら我慢できそうですし。
私の靴も足に馴染んでどんどん自分専用機になってくれるような感覚です。愛着が湧きます。

ありゃ、濡れちゃいます?結構弾いていたんですけど…あ、そういや靴用の防水スプレーかけましたわ。あれのおかげだったのかな?

アクアフェルのことは言わないでください、欲しくて仕方なくなってしまうではないですか(笑)。アクアフェルの柔らかさだと樹上作業でも使える気がするんですよねー。

投稿: フリップ | 2011年11月 9日 (水) 20時39分

使えますよー(笑)

投稿: だん | 2011年11月 9日 (水) 21時43分

やっぱり使えますか…来年度までこの物欲を我慢できるかなあ(泣)

投稿: フリップ | 2011年11月11日 (金) 16時54分

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