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2012年9月の2件の記事

2012年9月29日 (土)

トイフェルベルガー「CEランヤード」は面白い

ランヤードと一言で言っても様々なタイプや製品がありますが、現在愛用しているのがTeufelbergerトイフェルベルガーの「CEランヤード」です。
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【あなたは緑色のピントプーリーに価値を見出せるか!】
まあ「CEランヤード」っていう名称ですが、それぞれの部分は既製品でして、それらを組み合わせて構成されています。

ロープ:Teufelberger「シリウス」両アイ(←あまり自信なし。11mmあるような気がする)
カラビナ(フック側):DMM「シャドウ」
プーリー:DMM「ピントプーリー」
カラビナ(プーリー側):DMM「ウルトラO」
ヒッチコード:Teufelberger「オーシャンポリエステル」
プルージック部分:Teufelberger「シンブルループ」(オーシャンベクトランループ+DMM「シンブル」)

これらを別個に購入して組んだら”CEランヤードもどき”が作れます。キモになる部分はピントプーリーとシンブルループなので、これだけを導入する手もあります。(ただしCEではない)

【CEなんですよ】
このCEランヤードのすごいところは「CE」(!)だという点。この製品はEN 358(ランヤードの規格)  EN 795B(仮設アンカーの規格) の2種に適合しています。プルージックのオーシャンベクトランループもEN 795B に適合しています。

これすごいですよね。ヒッチでもEN規格に適合できるんだ!とびっくりです。EN358の要求基準がわからないので何ともいえませんが。

まあそんな訳で、このCEランヤードという製品は(既製品の組み合わせとはいえ)このセットで”CE(EN規格に適合)”なんですね。Teufelbergerがわざわざこんな製品を出しているのは”CEをとってやる”という大きな目標があったからかもしれません。CEとったら大きな顔でこんな風にセット物を売れますしね。

さて、CEランヤードのヒッチは”ディステルDistel6-1”です。6-1ってのは全6巻きの上5巻き下1巻き(って言い方で合ってますよね?自信なし)。巻き数が多いのは単にフリクションコードが長いからだと思います。30inch以上ある気がするんだ。ヨーロッパのお店って基本長いの売ってますよね。 

さてさてヒッチ、これを例えば5-1にしたりとか、ディステルじゃなくてミチョーカンに変更した場合、果たしてCEランヤードはCEたるのか? という問題があります。私の意見は「CEじゃなくなる。けどユーザーが使用する上でCEってそんなに重要かなー」。購入時点でCEだという品質保証がされているだけで充分な気がしています。

【そんな事より使い方だ!】
そんなつまらない話はさて置いて、CEランヤードの使い方をみていきましょうよ!3種類の使い方があります。

1.普通のランヤードとして
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ふつーにランヤードとして使えます。ピントプーリーを上下どちらに向けるかでフェアリードの感じが変わります。ロープを上に引き上げたいか、下に押し下げたいか、どっちかっす。

フック用カラビナはDMM「シャドウ」。今までロープスナップばっか使っていたので、カラビナはめんどくさそうだなあと思っていたんですが、違和感なく使えています。シャドウは小型カラビナだから手の小さい私でも片手でゲート開閉がしやすいです。

フリクションコードのアイがピントプーリー内部にあることに注目してください。これのおかげで見た目がすっきりし、更にピントプーリーのスペーサー代わりになっています。

2.DdRTっぽく使う
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ピントプーリーのベケットにフック用のカラビナを突っ込むことでDdRTっぽく使うことができます。

この時、サイドD環に接続したらNGっす(サイドD環は一点吊りしちゃ駄目なんで)。ランヤードをセンターD環やブリッジにつけなおす必要があります。写真だとヒッチクライマーの空いたホールにつけています。

カラビナの向きは写真のようにすべき(スパインがヒッチ側)。逆向きだとゲートとヒッチが干渉します。そしてこのことから、DdRT風に使いたいならカラビナは変D型じゃないとダメな気がします。

私はこの使い方をよくします。メインのクライミングラインとこれでダブルクロッチっぽく使う。小規模な樹木だとサイコーです。いっそCEランヤードだけでいいんじゃね?と思うんですが、そうすると鋸を使うときに”ああっ!ランヤードがない!”となる。

3.SRTっぽく使う
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オーシャンベクトラン(OV)ループにカラビナをセットしてSRTっぽく使えます。

この時もサイドD環はだめっす。センターD環とかの一点吊り用のアタッチメントポイントにつけかえる必要があります。写真だとリングにセットしてます。(余談ですが写真のペツル純正リングは小さいので、カラビナ2つ突っ込むのは結構大変です。現在私はDMMの一番でかいリングを使用しています。)

OVループを枝に近づけすぎないように注意してください。枝に近すぎると接続するカラビナと枝が当たってテコ荷重がかかっちゃいます。写真でギリギリっすね。

SRT風なのでロープ長を最大限有効活用できますが、1.解除するには元の位置まで戻る必要がある。2.これに荷重をかけすぎるとヒッチが堅く締まって動かなくなる。3.普段使いの時にOVループが非常に邪魔。……といった欠点があります。私はほとんどやらないので、OVループを外しています。


【ま・と・め】
CEランヤードいいですよ。DdRT風に使えるってのが一番気に入ってます。ピントプーリーを導入すればこれを買わなくてもできますので、機会があれば一度試していただきたいものです。

長さは4種類から選べるんですが、私は5mタイプを使っています。これを買った時に”ランヤードは長いほうがいい”考えだったもんで。確かに便利なんですけど、邪魔に感じることも多いので最近は3mものが欲しいです。こんな感じでSilverBullのヒップポーチ(honeyとfreeworkerで売ってる)に収納しています。
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ちなみに本日トランゴ「シンチ」を久しぶりに使ったらすごく使いやすくて便利でした。うんうん、どっちもいいランヤードだわ。何でも使い分けって大事ですよね、えへへ。

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2012年9月12日 (水)

Singing Tree 「Rope Wrench ZK-2」 もう発売したんか…

Rope Wrenchの新型がなんか知らない間に発売されていました。ISCが製造してるそうです。

ぱらぱらっと簡単に調べたところ、Sherrill、WesSpur、HoneyBrothersでその雄姿を確認しました。他にも扱っているお店はたくさんあるでしょう。写真に一番気合が入っているWesSpurのリンクを張っておきます。
http://www.wesspur.com/items/asc179.html

値段はアメリカだと$125、イギリスだと£90。まあまあってとこですね。

【写真をちょっろと見ただけのクセにわかったつもりで語る、ここが変わったZK-2!】
・リリースピンが最初から付属。

ミッドラインアタッチ用のリリースピンが最初から付属してます(ちっさいほうのピン)。これは「そりゃそうだよな…」って感じです。エンドラインアタッチでロープレンチを使いこなす自信ないです。

・プーリーがついた
プーリーがつきましたぜ。ありだと思います。初代のやつは11mmロープで使っていてもフリクションが効きすぎてる気がしていました。ダブルクロッチ時の片側にロープレンチを使うと、変なフリクションが効いてスムーズな動きができなかったんです。これが改善されているといいなあ(願望)。

・短くなった
WesSpurに長さの比較ができる写真がありますね。5/6くらいになりましたかね?(目測)。ZK-1は無駄に長かったですからねー。…もっと短くできるんじゃない?

・アルミになった
軽量化ばんざい!あとプレート部分のエッジが丸くなったのもGJ!アルミにする関係でISCと手を組んだのかな?ISCもツリーワークに本気なんだなあ。

・かっこよくなった!
いや、初代の無骨な感じも”これぞデトロイト!”って感じがして好きだったんですけどね。一気にヨーロピアンな雰囲気になりましたね。

【感想】
今からロープレンチを買うなら間違いなくこれじゃないでしょうか。なんせ長さが短くなったのが凄く嬉しい。本体が短くなればなるほど、Tether(テザー)の長さを短くできますので。

つうかテザーをエクスプレススリング(参考)でやるのがもうメジャーなんですね。確かにあれは便利だ。(買うならダイニーマ製がいいかな。ナイロンだと幅がロープレンチ以上になる可能性があります。登攀時の引っ掛けが欲しいなら、高性能スローライン(zing-itとか)で作った小さい輪っかをスリングのアイにガースヒッチすればOK。)

初代のあの雰囲気が好きだから!っていうならそれも全然OKでしょう。その気持ちもすごーくよくわかります。

私はと言えば…これ、結構欲しいです。プーリーがどれだけ頑張ってくれるのかを試したい。でもね、これもっと短くできると思うんだ。うーんZK-3を待つか。ちょっと前に散財したとこだし。悩ましいところです。

というかアレ買っちゃったんです。ひとによってはあっちのほうが便利だと思うんだけど、私としてはこっちのほうがいいんですわ…。あれはテンションかかっているラインにセットできないんですよ。(以上、私信でした)

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