カテゴリー「道具あれこれ」の103件の記事

2014年1月 9日 (木)

Distelのスパー、「Gecko」について調べてみた

今回はDistelのスパー、「Gecko」について書いてみます。

私は今までずっと藤井電工の「FG-2」を使っていまして、そんなに不満もないんですが(下バンドが短くてツェルマットに装着しにくいのは参った)、そろそろちゃんとしたスパーが欲しいなあと考えていました。そして買うならDistelのスパーがいい!だって仕事道具に人一倍こだわりのある友人のハリー君が不満を言わずに使っているから!

そんなこんなでDistelのスパーですが「Gecko」って名称で発売されています。たまーにGeckoとは書いていないお店もあります。ドイツ人のUli Distelさんが開発したそうですよ。ちなみに有名なクライミングヒッチである「ディステル」も考案したのも実はこの人。なんという有能っぷり!

ラインナップが色々ありまして、下記それぞれの組み合わせがあります。でもお店によって取り扱っている種類が限られるので要注意。全種類を揃えてるお店はかなり限られてきます。
素材 : アルミ or カーボンファイバー
ギャフ : アメリカンショート or アメリカンロング or ヨーロピアン
足側のストラップ : ベルクロ or 革バンド

素材
アルミ製とカーボンファイバー(CF)製の2種類。アルミ製だとひとつ1.9kgくらい、CF製だとひとつ1.3kgです。これは片足分の重量なのでペアだと2倍になります。両者で1kgくらいの差がでてきます。アルミ製でも充分軽いですが、CF製のウルトラライトっぷりはすごいですね。

アルミ製はサイズを可変(40㎝~51㎝)できるんですが、CF製はサイズ固定です。Sサイズ(42㎝)から2㎝刻みでM、L、XLまであります。測り方は「靴を履いて、土踏まずから膝までの長さを測ればOK!簡単だね!」って書いてありますが、「ほんまかいな、膝って言うてもどこの部分やねん。アホみたいに高い商品で、しかもこちとら海外通販やから失敗できんのやぞ。」と私なんぞは考えてしまいます。でも軽いですし、CFの何とも言えないカッコよさは超魅力的ですね。

値段はアルミ製がだいたい3~4万円くらい、CF製は4万5千~5万5千円くらいします。アメリカより欧州のほうが安い傾向です。

私もCF製を買おうかと真剣に悩んだんですが、海外BBSにて、「CF製のものはコンクリートや固いものの上を歩いちゃいけないよ」って書いてあるのを発見しました(こちら)。私はスパーをつけたままあちこち歩く癖があるので、今回は泣く泣く見送りました(お金もなかった)。

ギャフ
爪の形にはアメリカンショートとアメリカンロング、そしてヨーロピアンの3種類があります。ロングとヨーロピアンはガード部分がオレンジ色で、ショートは黒色です(アルミ製の場合。CF製はすべて無着色)。基本的にショートを買っておけば間違いないと考えています。爪単体でも売っているので、対応しきれない樹木があればロングを別途購入すればいいかと。

普段からロングを使っている人から「ギャフが刺さりすぎて幹から抜けなくなり、本気で困った」という体験談をよく聞きます。これを個人的に「ギャフ抜けないプロブレム」と呼んでいまして、その状況を思い浮かべるとちょっと笑えますが、レスキューが必要になる可能性もあるかなり危険な状態だとも言えます。

ヨーロピアンは一度試したことあるんですが、個人的に使いにくかったです。爪が横に向いているので、幹と靴の間に隙間ができます。私は爪を刺しつつ、かかとの内側親指の付け根あたりを幹に当ててバランスを取るんですが、靴が幹に当たらないのでふらふらして怖かったです。慣れの問題でしょうけど。

足側(下側)のストラップ
どのモデルでも上側ストラップはベルクロなんですが、下側ストラップはベルクロと革バンドの2種類があります。

ほとんどのお店で革バンドしか取扱いがなく、ベルクロを置いているお店はアメリカ以外で探す必要があります。例えばドイツのFreeWorkerとか、イギリスのClarkForest、オーストラリアのAtraes、などなど。Honeyは品切れ中なのか革バンドしかありません(執筆現在)。

両者でストラップの留め具が違うため、互換性はないそうです。一応Honeyで革バンド用の留め具スペアが売っていますが、交換は結構大変だそうです。

前述の海外BBSによると、「ベルクロはおがくずがつくものの、寒い日でも装着しやすく、ぴったりフィットする。対して革バンドはゆるいかキツイかのどちらかだ」とのこと。おがくずがつくデメリットをどう捉えるか、そして取扱店の少なさが問題ですね。私はベルクロ一択です。

【注文してやったぜ】
そんなこんなで私は「アルミ製、アメリカンショート、ベルクロ」のやつをFreeWorkerで注文中です。手続きが難航しててまだ発送には至ってません。それにしてもCF製が欲しかった……絶対かっこいいですからね、あれ。

そうそう、Geckoの耐荷重は総重量104kgがMAXだそうです(アルミ製もCF製も)。総重量ってのはクライマーの体重+装備一式の重量です。重量級のクライマーの方はお気を付けくださいませ。

余談になりますが、これからスパーを購入予定の方はなるべくスチール製のものは避けたほうがいいかと思います。あれは本気で重いです!アルミ製やカーボンファイバー製、チタン製のものを選ぶと幸せになれます。スチール製選ぶなら藤井電工のFG-2のほうが賢明なような気もします。まあFG-2は「これで樹木に登るなよ!」というありがたい注意書きがありますので、表だってお勧めするのも良くないでしょうけどね。

では今から頑張ってFreeWorkerの担当者とメールしてきまーす。英語ほんとやだ。ドイツ語じゃないだけマシだけど。ではでは。

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2014年1月 8日 (水)

わいのハーネス2013

新年明けましておめでとうございます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。年始の忙しさに慌てふためいておいででしょうか。はたまたコタツのなかでミカンを食べておいででしょうか。私は寒さが身に染みるので早く春になってほしいです。

さて、今回は2013年バージョンのハーネスまわりを紹介したいと思います。ぶっちゃけ自分の思い出を残すためです。参考にならないと思いますが、良ければ読んでみてください。ちなみに最低限の装備しか身に着けていない状態です。

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ハーネスはセコイアSRT。ブリッジの長さは30㎝で、リング用にDMMのスイベル「アクシスS」を装着しています。

センターアタッチメントポイントにはWesSpurで買ったステンレス製の8mmデルタリンクを2つ装着。上側のデルタリンクにはペツルのジェーンをつけています。チェストアッセンダーは使うときだけこっちに装着してます。写真は外した状態です。ジェーンも使う時だけ装着にしたいんですけど、8mmのデルタリンクに通すのがすっごい大変なんですよ!20分くらい格闘しないと通せません。

下側のデルタリンクは下降器セット用です。写真にはありませんが、下降器はペツルのRIGを愛用中。これまた写真にはありませんが、チェストハーネスはマウンテンダックスのものを使っています。

ゴム手袋はTOWAの「パワーグラブZERO」。一番使いやすいです。ラブです。

チェンソーパンツはファナーの「グラディエイター・ベンチレーションモデル タイプA」。そろそろ洗い替えが欲しいです。そういや私は作業ズボン(登山用ズボン)の上にチェンソーパンツを履きます。普通は素足orタイツに直穿きらしいですけど、私は重ね着しても違和感ないです。

靴はスカルパの「Darma」。ドイツのFreeworkerで「treetecⅡ」っていう名前で売っています。その他、登山靴(Tecnicaのフルレザー登山靴)とかチェンソーブーツ(アクアフェル)を使うときもあります。

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手鋸はシルキーの「ズバット300」。何故330を使わないのか、自分でも不思議です。深い理由はありません。状況に応じて同じくシルキーの「スゴイ」を使う時もあります。

セコイアのノコギリ取り付け穴に頑丈なキーリングをつけて、コングのマイクロカラビナでノコギリをクリップしています。このカラビナ便利なんですけど、あまり売っていないのがたまに傷。そうそう、ノコギリを足に装着しなくなりました。夏に換気を阻害するので嫌だったんですよね。あとスパーと干渉してめんどくさい。

写真だと全然見えませんが、ポーチの右端の下にペツルのキャリツールLを忍ばせています。遅まきながらキャリツールの便利さがやっとわかりました。主にチェンソーをぶら下げるのに使っています。

後ろDsc_0475_s_2

ポーチはシルバーブルの「Hip Pack Sサイズ」です。この時はエイト環とファーストエイドキットを突っ込んでいたのかな。他にもカメラとかスリングを忍ばせたりします。8月くらいまでハーネスの後左側にセットしてランヤードの余りを収納していたんですが、なんとなく後ろ右側に移動しました。気軽に収納できるってのは何かと便利なんですけど、パック下に隠れるギアループが使いにくくなります。あと大きすぎて鬱陶しいときもあります。ちなみにインシュロック(結束バンド)2本でハーネスに固定しています(写真で白い何かが見えてるでしょ)。まだ切れたことはありません。インシュロック最強便利説を唱えたい。

ポーチにぶらさがっているオレンジ色の物体はホイッスルです。キツネ型のやつ。登山用品店とかレスキュージャパンで売っています。ひもが伸びるタイプのキーホルダーにつけているのでいつでも吹けます。吹いたことないけど。

ジェーンの末端につけたオレンジ色のカラビナも見えていますね。クライミングテクノロジーの「エアリアルレスキュー」っていうカラビナです。スクリューロックですけどね。超軽いんです(たった42g)。2013年モデルはこの色なんですけど、もう売り切れかな。2月くらいになったら2014モデルがイタリアからやってくるそうです。

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ランヤードのロープはサムソンの「Vortex」3m。今まで使ってきた中で一番扱いやすいです。太いロープは正義ですな。うんうん。

アジャスターはARTの「ポジショナー」。いやー便利です!あれこれ使ってきましたがこれが一番しっくりきました。

ランヤード用のカラビナは、先端がDMMの「シャドウ」、アジャスター側はDMMの「ウルトラO」です。どちらもランヤード用と視認しやすいようにシェリルオリジナルの金色モデルにしています。

ランヤード逆側の末端はコングの安全環なしオーバルカラビナ(青色のやつ)。地面を歩くときにランヤードを引きずらないようにセットしているだけで、樹上では外してしまいます。

オーバルカラビナとかぶってわかりにくいですが、ここにもクライミングテクノロジーの「エアリアルレスキュー」が。青色のこれは2012年モデルです。とある登山用品店で投げ売りされていました。もっと買ってくれば良かった……。

腕に隠れて見えませんがこっち側にもキャリツールをつけています。Sサイズ。チェンソーを一時的に確保したいときとか、何やかんやと使用しています。

メインシステムP1070989_s

クライミングロープはニューイングランドロープの「タキオン」。正確にはシェリルの別注モデル「Lava」です。ロープ自体は扱いやすくて助かっていますが、アイ加工するとフリクションセーバーの小リングが通りにくくなってしまい、えらく困っています。地面からのインストールの成功率が格段に下がりました。最初はホースセーバーを使うことでお茶を濁しています。

フリクションシステムはARTの「ロックジャック」!あくまで個人的な意見ですが、一番便利だと思います。スパイダージャックとかZIGZAGなんて目じゃねえぜ。ロックジャッカーがもっと増えたらいいのに。

カラビナはどちらもDMMの「ウルトラO」です。上下を色違いにしています。ロックジャック使うなら色違いにするのをお勧めします。そしてアンカー側には反転防止用にコーナートラップ(赤色のやつ)を仕掛けています。

写真にはありませんが、フリクションセーバーはART「ロープガイド」、リングセーバー、革製のホースセーバー、これらを状況に応じて使い分けています。ロープガイドの使用率が最近高いです。

これまた写真にはありませんが、フットアッセンダーはペツルの「パンタンR」を使っています。前モデル、金色のでかいほうです。

まとめ

まあこんな感じです。ロックジャックを使いだしてからというものの、「もーDdRTでいいじゃん」という気分になっています。それくらい便利です。リムウォーク中に片手でひょいひょいとロープの弛みをとれるのがもう最高!フリクションヒッチもたまに使うとめっちゃ面白いですけどね。

SRTを使うのはほんとたまーに。使ったとしても登攀だけでした。去年はロープレンチとかヒッチハイカーにぴったりの樹木に出会えなかったというのも大きな理由です。

そんなこんなで、参考になるかどうかわかんない記事ですみません。個人的には構成がだいぶ煮詰まってきたなーと感じます。余分な道具をもっと削っていきたいです。

それでは今年も安全でおもろい木登りを!

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2013年12月18日 (水)

バッキンガム「OX BLOCK」が面白そう!

バッキンガム社が最近発売した「OX BLOCK」がなかなか面白そうです。今のところWesSpurSherrillで取り扱っているのを確認しています。

説明書はこちら(pdf)。動画もありまっせー。基本的に電柱屋さんが使うことを想定した装具みたいですね。さすがバッキンガム。

スペックはどうでしょ。説明書から引用すると……

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強度 スイベル‐滑車 MBS 4.5kN WLL 1.1kN
    スイベル‐バー MBS 2.7kN WLL 0.68kN

最大ロープ径 5/8インチ (16mm)
重量 950g

減衰効率の平均値 (1/2インチ Duraplex←たぶんサムソンのロープを使用した場合)
一巻き 1:4
二巻き 1:10
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プーリーにカラビナをくっつけたような形をしていまして、右上のボタンを押すとサイドプレートが開くようになっています(ロックエキゾチカのオムニブロックと同じ構造)。で、プーリーを通したロープをカラビナのスパインにくるくると巻きつけて、吊り荷の荷重を減衰します。または、カラビナにプーリーをセットすることで倍力システムの片側として使うこともできます。

まあ動画を見たら一目瞭然なので是非ご覧ください。おおざっぱに言うと「ポータラップXSにプーリーがくっついた」ような感じです。残念ながらOXブロックは衝撃荷重をかけるのはNGでしょうけどね。

ちょっとした枝をクライマーだけで吊り下ろすときに使えそうな気がします。ポータラップXSよりは使いやすいと思いたい。もしくはレスキュー時。レスキューとOXブロックの相性は結構いいと思うんですよね。どうでしょ。要救助者を下降途中で介抱しなくていいなら、使用感として悪くないはず。他にもアイデア次第で面白いことができそう。

あとの問題は値段ですね。確か400ドルくらいします。ちょっと面白そうだなあっていう動機だけで買うには高くて手がでないっす。個人的には200ドルくらいなら真剣に検討していいんだけどなあ。

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2013年12月 9日 (月)

Petzlのセコイアがバージョンアップ!

ふと気付けばペツルの2014カタログがダウンロード可能になっていました。こちらからどうぞ!

ざっと見たところ、今年は面白いモノが色々あってワクワクしているんですが、今回の記事は新型セコイアについて(想像力を膨らませながら)勝手にチェックしてみようと思います。

とりあえず新型セコイアの情報はこちらから確認できます。そんでもってペツルの公式動画です。

SEQUOIA [EN] Harnesses for arborists from Petzl professional on Vimeo.

動画を見ると、やっぱフランスだなーって感じがしました。あの国のひとってダブルブリッジで使う習慣が強いイメージがあります。

まあいいや。それでは見ていきましょー。

その1 セコイアスイングがなくなった
無印セコイアとセコイアSRTの二種類のみのラインナップになります。さよならスイング。そのかわりセコイア専用のブランコが新登場します。ブリッジ両端のリングと連結して装着するみたいですね。いいアイデアだと思います。

その2 ブリッジがロープに変更
現行のセコイアのアタッチメントブリッジは細いウェビングスリングを3重くらいに縫製したものだったんですが、新型からロープタイプに変更になりました。現行のものも個人的に悪くなかったんですが、ロープのほうが汎用性が広がるので歓迎です。でもロープ末端の縫製部分が邪魔しそうな気もします。ここはブリッジのスペアを買えば現行のセコイアに換装できるので私もゲットしたいです。

その3 ギアループの形状が変更&背面にファーストエイドキットが装着可
ギアループの形状がちょっと変わりました。新しく縦型のギアループが追加されましたね。更に背面にショックコードでファーストエイドキットが装着できるようになりました!これは嬉しいです。今まで苦労してたんで……。そのかわり、ノコギリ取り付け用穴が無くなったみたいですね。あれ好きだったんだけどなあ。

その4 サイドD環が可動式になった
現行のサイドD環は前を向くだけだったんですが、可動式になりました。ランヤードでポジショニングするときにサイドD環の向きが追従してくれるので楽になると思います。個人的に一番興味のある変更点です。私の初代セコイアSRTはたぶんサイドD環が固定されているせいでぶっこわれましたからね。

その5 ウェストとリングの接続ウェビングがバックル式アジャスタブルになった
現行はデイジーチェーンみたいに連続した3つの接続ポイントがあって、どれかをチョイスするという方式でした。私は真ん中のポイントを使っているんですが、そうするとウェビングの先っぽがリングの内側にきてすごく邪魔だったんです。新型からはそういうことはないですね。でもそしたら今度は余ったウェビングが邪魔そうな気もしています。

その6 ウェスト部分のパッドが進化した
現行のものはパッドはありません。外側の強度で腰のサポートにしている感じです。特に不満はなかったんですが、パッドがついたらもっと楽になるんだろうなあ。どうでもいいですが、パッドの形状がツリーモーションのコンフォータブルパッドによく似ているなあと思いました、はい。

その7 レッグループが左右にずらせるようになった
いまいち利便性がピンとこないんですが、ロープに吊られるときの快適性が増すのかな?

その8 ショルダーストラップが新しく追加(セコイアSRT専用)
ハーネスがずり落ちるのを防止するためのショルダーストラップが新しく発売されます。フルボディーハーネス化するのが目的ではなく、あくまでずり落ち防止用、荷重分散目的でしょう(たぶん)。専用のアタッチメントポイント(後ろ側にふたつ)が必要みたいなので、現行のセコイアSRTには装着できないかもしれません。

その9 ゲート付きリングが遂に購入可能に!
セコイアのブリッジを接続しているゲート付きリングが単体で発売されるようです。いろいろと使えそうな気もしますが、強度がわからないので何とも。これでハーネスの魔改造とかしたらダメですよ!

(まとめ、というか)
今年新発売のAVAOの特徴を受け継ぎつつ、アーボリスト向けに考えられた素敵なハーネスだと思います。個人的には可動式D環とパッドの感触を特に味わってみたいです。発売予定は2014年の2月!まいったなあ。

いやー実は来年早々にツリーモーション買う気まんまんでいたんですよね。でもこれも気になってきたぞ。でもいま使っているセコイアSRTもまだまだ使えるのに、またしてもセコイアSRTを買うのは我ながらちょっといかんぞ。とか言ってるうちにポンドが大暴騰するし、ほんと困ったもんです。

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2013年6月21日 (金)

ツリーチェアって面白そうじゃない??

空梅雨がうってかわって、ここのところ雨が続いていますが、皆さんお元気でしょうか。私は料理作りと資料作りに精を出しております。勝手な願望ですが、できたら週1でコンスタントに雨降ってくれたらいいのになあー。

さてさて、本日調べものをいろいろしていたところ、面白そうなものを発見しました。ツリースタンドっていうのかな?これを見ていただければ一目瞭然だと思います。

http://www.sportsmansguide.com/net/cb/api-crusader-aluminum-deluxe-climber-tree-stand-realtree-ap.aspx?a=992251

ぜひ動画もご覧ください。のぼったろう式やないか!と私は結構笑いました。

私、以前から「木に椅子をくくりつけて、そこで読書とかしたら面白いんじゃね?」と考えていまして、自作しようと思っていたんですよね。まさか既に商品化されているとは!

個人的には上記の椅子はでかすぎるし、クライミングはロープでやるつもりなので、もっと小さいこっちが欲しい。自己確保はDdRTをつけっぱなしにしておいたらいいし。これにサイドテーブルをつけて、珈琲飲みながら樹上を楽しむというのはどうだろう。贅沢なひと時を味わえそう。

http://www.sportsmansguide.com/net/cb/famous-maker-treelax-lounger.aspx?a=969620

これらの椅子はハンティング用らしいですが、この業界もいろいろと流用できて面白そうなモノが転がってそうですね。いやそれはあかんやろ的なモノも転がってそうですけど、それがまた面白い。久々にいい刺激を受けました。道具はやっぱいいですね。

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2013年6月 6日 (木)

新型スローウェイト Darbyshire “Throw Pod”

こんばんわ、フリップです。ご無沙汰しております。どうでもいいですけど最近料理に目覚めました。こんなに面白いものだったとは!初心者の私にはクックパッドはまだ早いので、NHKきょうのお料理のサイトにお世話になっております。

というどうでもいい話は置いといて、スローウェイトのニューカマーが現れました。Darbyshire “Throw Pod”です。いまのところ取扱い店はハニーブラザースだけかも(こちら)。 (追記:メールにて「Tree Stuffでも売っているよー」と教えていただきました。情報ありがとうございます!)

ではその雄姿をYouTubeでどうぞー。

いやー、すごく良さそう!細い枝の股をあれだけちゅるちゅる乗り越えてくれたら感動ものですなあ。

形状的には変態ウェイトとして名高い(かどうかは知らないけど)、Rope Armor に似ていますね!もしくはバッキンガムのウェイト(これ)。たぶん投げやすいと思います。

最大の欠点は、お値段が張りすぎることだと思います。ハニー価格で39ポンド(8oz)。昨今の円高のせいで更に手が遠のいちゃいます。あと、クライミングラインを直接取り付けられないのもちょっとやだ。以前に動画で紹介してる方法をやってて、樹上でカラビナに小枝が入っちゃってどうにもならなくなった痛い過去があります。この方法はもういやだ。

ほんといいウェイトだと思いますよ。実は去年に実物を見たことがあるんですが、一緒に見てた友人のハリー君が「あれめっちゃ良さそう!すっげー欲しい」とずっと言ってたくらいですから。(私と違って)本当にいいものを狙い澄ましてゲットするのが得意な彼が言うんだから間違いない!買っていまいちだったとしてもハリー君に文句言ってくださいね。

という感じで、人のせいにしたところで今回はここまでー。

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2013年5月 1日 (水)

ZIGZAG、リコールですたい

もう既にご存じの方も多いかと思いますが、ペツルのZIGZAGはリコールになりました。

詳しくはこちらをご覧ください。

アルテリア お知らせ http://www.alteria.co.jp/professional/support/info/
リコール情報: 『ジグザグ』 (2013.04.26)

ZIGZAGの使用は中止するように書かれています。あと、発売の再開予定は2014年1月頃を予定しているみたいですね。

PETZLはここ数年リコールが何故か多い気がしますが、こういった情報を迅速に公開しようとする姿勢はすごく有難いと思います。

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2013年4月26日 (金)

TreeMOTIONがマイナーチェンジしたみたい

イギリスの木登り道具ショップ、HoneyBrothersによりますと、TreeMOTIONがちょっとだけアップグレードしたそうです(リンク)。Freeworkerの写真がわかりやすいです(リンク)。

変更点は以下の通り

その1:ブリッジのロープ末端とノットが縫製処理された。
その2:ハーネスの背面にあった赤いアルミリングがPPE化して緑になった。
その3:別売りだったコンフォードパッドが付属品になった。
その4:体重制限が100kgから120kgに変更された!

まあそんな大した変化ではない感じです。ブリッジのロープとコンフォートパッドは買えばいいだけだし、体重制限も今まで100kgでテストしていたのを120kgに拡張したっていうだけで、旧型でも120kgまで使用可能なはずです。

となると、背面のリングがPPE化して緑リングになったっていうのが一番の違いでしょう。でも一体これを何に使うんだ?という問題があります。

ぱっと浮かぶのはチェストハーネスをつけてフルボディ化でしょうか。でも前面に固定センターアタッチメントポイントがないから、どうにもならないんですよね。TreeMOTION専用のショルダーストラップがありますが、あれは胸のD環が赤色ですからPPEじゃないんですよね。つまり、あのD環をアタッチメントポイントとして使うことはできない=フルボディじゃない、ということになります。

(余談:ツリーモーションはPPEポイントに緑リング、PPEじゃないポイントに赤リングを使用しています。赤リングに体重を預けるのは絶対にNGです。)

今後、PPE化した専用チェストハーネスが新規登場するかもしれませんが、今のところ、背面リングがPPEになった恩恵はそれほどないと思います。(これを活用する何かおもしろいアイデアがあれば教えてください!)

個人的な意見としては、最近ツリーモーションが欲しくなっているのでラッキーでした(笑)。でもマイナーチェンジしちゃうと、新型と旧型のどっちが届くのかわからなくて困るんですよねえ。今のところ、欧州は新型に変更してそうですが、アメリカはどうも不透明です。気になる場合は注文する前に確認したほうが良いと思います。

あと、まもなくTreeMOTION SuperLight が登場するそうです。写真を見る限り、ウェストベルトとレッグループがワンタッチ式から折り返し式に変更されていますね。他はどうなんだろ?背面側の写真が見たい方はFreeworkerの商品ページを参考にしてください(こちら)。

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2013年4月25日 (木)

ISC「マイティーマウス」のスパインは太いぞ!

イギリスのギアメーカーISCが出している「マイティーマウス」っていうカラビナがあります。

本当は「Mini HMS」っていう名前でして、マイティーマウスってのはSherrillが勝手(?)につけているネーミングなんですが、ややこしいのでマイティーマウスと呼ぶことにします(シェリルの商品ページ)。

大きさはDMMのセンチネルよりわずかに大きく、DMMのシャドウよりわずかに小さいという微妙なサイズなんですが、まあ小型カラビナの範疇に収まります。

センチネルはスパインがぐにゃっと曲がった変な形をしているHMS型、シャドウは変D型、それに対してマイティーマウスはきれいな二等辺三角形のHMS型です(参考:おまけその1の写真)。なもんで、ランヤード用のカラビナに使いやすいかもしれません。

ひとつ注意しておかないといけないのが、マイティーマウスのスパインは妙に太い!カラビナの他の場所は普通なんですけど、スパインだけ明らかに太いです。シェリルの商品ページを見るのがわかりやすいかな。

このおかげで、カラビナにつけたもの(例えばぎりぎりタイトに作ったフリクションコードのアイ)がスパイン方向に勝手に移動しちゃう可能性が相当減ります。これはいいことですね。

そのかわり、ノッチからスパインまでの間に留まってしまうので、カラビナを開けたときにそれをすっぽり落としちゃう可能性が高くなります。そんな訳で、対象物をコーナートラップなりで留めるか、ノーズ側に丸ゴムをつけて、抜け落ちを防いであげたほうが良いかと思います(参考:おまけその3)。

ちなみにISCのカラビナでスパインが太いのはマイティーマウスだけでなく、オーバル型のLUKEもそうです。というか今確認したところ、ISCのカラビナはすべて太いような気がします。マイティーマウスはスパインが太くてもまあOKですが、LUKEは使いにくい場面も出てくる気がしますし、購入を検討される場合は考慮された方がいいかと思います。


【おまけその1 大きさ比較】
左からペツルam'D、DMMシャドウ、DMMセンチネル、ISCマイティーマウス。am’Dは通常クラスの大きさ。それ以外は小型カラビナに分類されます。写真だとそんなに変わらない気もしますが、実際に持ってみるとam'Dとそれ以外では大きさは全然違います。

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おまけその2 スパインの大きさ比較】
左DMMシャドウ、右ISCマイティーマウス。写真だとわかりにくいですが、マイティーマウスのスパインはまじで太いです。
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【おまけその3 丸ゴムで抜け落ち防止】
こんな感じで丸ゴムをつけます。写真はDMMセンチネルなので、ゴムを2つつけていますが、マイティーマウスならノーズ側のひとつだけ(写真下側のゴム)で済みます。ちなみにカラビナにゴムをつける際は手で押し込むだけではまります。
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【おまけその4 カラビナの各部名称】
スパインは写真でいうと、オレンジテープが張ってある側の真っすぐな部分を言います。ここがカラビナの強度を支えています。屋台骨ですな。
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2013年4月23日 (火)

(記事内容を変更しました0426)ペツルからZIGZAGの使用中止のお願いが出ています(2013.04.23現在)

昨日の記事の続報です。

本日、ペツル側の見解が発表されました。結論から書くと、現時点では「安全措置として、ペツルは 『ジグザグ』 の使用を中止するようお願いいたします。」とのことです。そして、5月22日までに更なる続報を出すとのことです。

詳しくはペツル日本代理店のアルテリアのこちらのページをご覧ください。

事故原因としては、やはりロープアタッチメントホールにあるようです。ここに取り付けたカラビナが変な方向を向いている場合、栓抜きみたいな感じでロープアタッチメントホールにテコ荷重が加わって破断させるみたいです。(このカラビナ位置は文字で表現しにくいから、是非リンク先の写真をご覧ください。)

【ここから先は個人的なつぶやき】
うーん、これは……。残念だけど、ペツルの設計ミスだと思います。薄く、小さくしすぎちゃったんだ。

(追記0423:この記事を書いた当初、事故の原因について何か勘違いをしていたっぽいです。現在、こうじゃないか?と思う原因はあるんですが、実際にZIGZAGを手にとって試してみないとわかりません。ケース2の意味がわからなくなってきました。とりあえず以下の文章はすべてお蔵入りにします。打ち消し線で消しておきます。)

とりあえず、この見解を読んで、私は「あれ、これってもしかしてARTのスパイダージャックとロックジャックでも同様の現象が起きるんじゃね(汗)」と真っ先に考えました。

 

が、それは杞憂でした。スパイダージャックはそもそもロープアタッチメントホールがない(参考リンク)、もしくはダイニーマ。ロックジャックは本体が丸いから、カラビナをてこにするための支点がない。(その代わり、ロックジャックは木製取っ手にカラビナがはまってしまう危険性があります。ロックジャックと大型カラビナの組み合わせはNGです。参考リンク

 

その点、ZIGZAGは小さくて薄いでしょ。しかもあの三角形部分の飛び出した突起。この事故が起きた後で見ると、カラビナひっかかってくれと言っているようにしか見えなくなりました。

 

また、そもそもロープアタッチメントホールにカラビナを取り付けるときにコーナートラップ等を使って、メジャーアクシス方向から動かないように固定するべきじゃね?と感じる方もいるかと思います。もちろんその通りでしょう。でも今回はそういう問題じゃないと思うんですよね。

 

他のギア、例えばヒッチクライマーでも、見解ページにあるテストケース2にあたる現象は起こり得ます。これを起こさないためにコーナートラップを使うんです。ただ今回の問題はケース3なんですよ。この猛烈にいやらしい位置にカラビナが固定されちゃうような設計をした、これこそが今回の事故の一番重要な問題だと思います。

まあ、なんだかんだ言って、現状はコーナートラップでカラビナ方向を固定するしか解決方法がない気もしますがどうなんだろ。とにかく、5月22日までに発表される予定のペツルの続報が出るまで使用を中止したほうが絶対いいと思います。

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