必要な装備品リスト(DdRT)

10/07/02現在。ツリークライミングに必要な装備品リストです。DdRTをする為に必要な器材を列挙します。何か忘れているような気がして仕方ないです(汗)。

ヘルメット
高所作業用のヘルメットが必要。飛来物からの保護と高所落下時の衝撃緩和の試験に合格している必要があります。日本の規格でいうと「飛来物」「落下」の二項目に適合しているもの。EN規格ではEN12792(登山用ヘルメットの規格)に適合していればとりあえず大丈夫。仕事で使用される場合は更にEN397(産業用ヘルメット)の横荷重試験にも適合している方が望ましいです。ワークで使用されるならイヤマフ装着用のスロットがある方がいいです。よく使用されているのはペツルの「バーテックス ベント」。

・ハーネス
最低限、EN813に適合したセンターD環かブリッジが必要です。ワークならEN358に適合したランヤード用のサイドD環も必須。レクリエーションではたぶんNewTribeが一番使われていると思います。吊られっぱなしでも楽チンです。なので樹冠学者の方が使っておられる写真を見たことがあります。ただ、リムウォークなど動きのある事をする機会の多いワーク志向の方はNewTriveは避けた方がいいかも。不満を聞くことが多いです。
個人的なおすすめはサイドD環、ブリッジ、更にブリッジリングがあるタイプ。私が使用しているのはペツル「セコイアSRT」。チェストアッセンダーを使用するSRTをあきらめるなら、選択肢は豊富です。

クライミングロープ
ツリークライミング器材を取り扱っているお店で選ぶほうが無難です。アーボリストロープなどと呼ばれるタイプ。ポリエステル素材でできています。11㎜から12.5㎜(ハーフインチ)が目安。ダブルブレイドか16ストランドが基本です。SRTに挑戦する可能性があるなら11㎜のラインを買うべきです。個人的なおすすめはサムソン「ベロシティー」。タキオンも非常に人気があります。セミスタティックロープは使いにくいです。

カラビナ
登山用品店で売っているものを買いましょう。形が何種類かありますが、使用用途に合わせて購入してください。オーバル型かHMS型がメインになってきます。トライロックタイプのカラビナを購入します。個人的にペツルとDMMとロックエキゾチカのカラビナを一番信用しています。ブラックダイヤモンドは値段が安くて買いやすいので、これはこれで重宝しています(が、トライロックタイプは発売していません)。

スロウラインとウェイト、ストレージ
命にかかわらないので何でもいいです。しかしながら専用品を買うと時間短縮に一役かってくれます。特にストレージ。ウェススパーの24ドルのやつがすごく使いやすいです。私が使用しているラインはサムソン「Zing-IT 1.44mm」+10ozと12ozのウェイト。ウェイトはシェリルのやつを贔屓にしています。ハリソンロケット(TCJで売っている奴と同型)が一番使いやすいかもしれません。

下降器
エイト環でいいんですが、個人的には普通のエイト環はどうかと思います。レスキューエイトやジェットマン等、大型の突起のあるエイト環の方がいいと思っています。もっというとラック系の方が。コングの「ハイドロボット」はハードロックが容易で便利です。

・ポジショニングランヤード
いわゆる「胴綱」みたいに使ったりします。ワイヤーコアタイプとノンワイヤータイプがあります。ワーク志向なら両方が必須です。レク志向ならワイヤーはいらんでしょう。私はトップカット時などチェーンソーをメインで使う時はワイヤーコア、リムウォークなどフレキシブルに動く時はノンワイヤ―を使用しています。ロープの長さは3mが基準となるでしょう。長い方が汎用性ありますが邪魔でもあります。忘れずにアジャスターも買いましょう。もしくはヒッププルージックで。

・プルージック用コード
対摩擦熱を考えて専用品を買いましょう。耐荷重もクライミングラインと同等の強度が必要です。決してアクセサリーコードで代用してはいけません。色々使い道はあります。緊急用にいつも腰に一本はぶら下げます。

・フリクションセーバー
フリクションセーバーを使わないと樹木の形成層をロープの摩擦で痛めてしまいます。絶対使うようにしてください。アウトドアショップKで売っているような「ハウススリーブ」、もしくはリングセーバーが基本です。

・ナイフ
緊急時に使用する小型ナイフ。用途はロープ切断です。折りたためて小型のナイフがいいです。私が使用しているのはペツル「スパサ」。

・プーリー
これも腰に一つはぶらさげておいた方がいいです。サイドプレートプーリーがひとつあれば、スラックテンダーが作れます。他にもリダイレクトに使ったり、、倍力システムを作りたい時に必要になってきます。ダブルプーリーを二つ持っておくと4倍力システムが簡単に作れます。

・スプリットテイル
初めはブレイクスヒッチ用に1アイのスプリットテイル。クライミング用ロープで自作してもいいですがノットが邪魔です。決してアクセサリーコードで作らないように!。もしスプリットテイルが切れたら墜落です。絶対必要というものではありませんが、スプリットテイルシステムの方が汎用性があります。

ロープバック
ロープを地面に置くと細かい粒子が内部に侵入してロープを痛めます。せめてブルーシートでもいいので、ロープが直接地面に接触しないようにします。

フットアッセンダー
ペツルのパンタンが有名です右足用で。フットロックから解放されるので登攀がかなり楽になります。便利すぎるのが難点。うっかり樹皮を傷つける事があるので気をつけてください。

・スリング
60cmと120cm程度のソウンスリングを2本ずつくらい持っていると何かと便利です。デイジーチェーンもあると便利です。

・ハンドアッセンダーとフットループとランヤード、下降器
DdRTだけなら特に必要ありません。あると登攀が楽になる時もあります。SRTをするなら必要になってきます。ハンドアッセンダーとハーネスを連結するランヤード(セーフティコード)はダイナミックロープで作成します。スタティックロープやスリングは厳禁。